column 152. 子育て

子どもの「夏風邪」ただの風邪と軽く見ないで

2016.08.05

子どもの「夏風邪」ただの風邪と軽く見ないで

風邪というと、冬に流行するイメージがありますが、 実は夏もウイルス性の感染症がはやりやすい季節。

子どもがかかりやすい夏の感染症をご存知でしょうか。
「ヘルパンギーナ」「手足口病」「プール熱(咽喉結膜熱)」を合わせて「3大夏風邪」と呼ばれています。
保育園や幼稚園などで流行すると、一気に広がる恐れがありますが、 夏休み中だからと言って油断できません。

「たかが夏風邪」と思っていると、重篤な合併症を起こしてしまうこともあるというから、注意が必要です。

予防接種も、特効薬もない

ヘルパンギーナ、 手足口病、プール熱(咽喉結膜熱)ともに、 0~5歳の乳幼児に多い病気です。
例年7~8月にピークを迎えます。

病気ごとに原因となるウイルスが複数あるので、同じウイルスにかかることはなくても、また別のウイルスに感染することで、同じ子がひと夏に何度もかかることもあります。 (二度目以降は比較的軽くなる傾向にあります)
いずれも予防接種も特効薬もないので、かかってしまえば、対処療法が基本になります。

それぞれの病気の特徴をまとめました。

3大夏風邪の特徴

へルパンギーナ
「コクサッキーウイルス」をはじめとする いくつかのウイルスが原因となります。
主な症状は喉の痛み、喉の奥が赤くはれ、小さな水泡ができる。
破れると潰瘍になり、強い痛みを伴います。
38~39℃の高熱が出ます。
潜伏期間は、3~6日。


咽頭結膜熱(プール熱)
主に「アデノウイルス」というウイルスに感染することで起こります。 そのためこの病気を「アデノ」と呼ぶお医者さんも。
感染経路は、飛沫感染や接触感染のほか、塩素消毒が不十分なプールで目の粘膜からの感染もあるため、プール熱と呼ばれています。
主な症状は喉の痛み、39~40℃の発熱、そして結膜炎や目やにです。
但し、結膜炎に関しては症状が現れない人もいるようです。


手足口病
手足口病もへルパンギーナと同じ「コクサッキーウイルス」や 「エンテロウイルス」が主な原因です。
主な症状は、手のひらや足の裏、口の中、場合によってはひじやひざ、お尻などに水疱ができること。
体の水泡はかゆみを伴い、口内炎はつぶれて痛みを伴います。 小さい子の場合、よだれが増えたことで感染に気付くことも。
発疹は2~3日で褐色の斑点となり、その後消えます。
熱は出るケースと出ないケースがあるが、出ても1~3日で下がり、38度以下であることが多い傾向にあります。


予防の基本は「手洗い」。
病原体が付いたおもちゃや手すりドアノブなどを触り、 その手で目や口、鼻などに触れることで感染することが多いためです。

大人の感染にも注意を

頻度は少ないけれど大人がかかる可能性もあります。 いずれの病気も、大人がかかると体力を消耗し、想像以上に大変なことが多いようです。
子どもがかかってしまったら、家庭内で感染を広げないために、手洗いうがいはもちろん、マスクの使用や、タオルを別にするなどの対策をしっかりとしましょう。

手足口病やヘルパンギーナは症状が治まってからも便から数週間~1か月程度ウイルスが排出されるので、おむつ替え時の手洗いは特に重要です。

 

 

 

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