収納グッズを買っても片付かない。まず最初にやることは｜永大ハウス工業

部屋が片付かないなぁーと思われたときに、何から始めますか？
ものが溢れるのは収納が足りないんだわ！と収納グッズを買いに行くのはキケンですよ。

よくあるのが、荷物が溢れ出すと収納を買い足し、また溢れると収納を買い足す…と
繰り返すうちに部屋が収納グッズで埋め尽くされて狭くなり、なんだか暮らしにくいな～って状況になること。

本当に収納が足りないのか、持っている荷物を見直して選び取ることから始めましょう。

なぜ、家中を片付ける必要があるのでしょう？
「リビングだけでいいのになぁー」「和室だけでいいのになぁー」とお思いかもしれませんね。

ピンポイントの片付けだと、リビングの荷物が奥の洋間に移動されるだけ…。
和室の荷物が押入れに詰め込まれただけ…。
モノがA地点からB地点に移動するだけで、家中の荷物の総量は変わらず、スッキリしない。ってことになるのです。

ゆえに、和室の荷物を詰め込んだら、次は押入れに収めた荷物の中を見直して、リビングから移動された洋間の荷物を見直して…
同じアイテム同士の仲間を集めていくと、総量が把握しやすくなります。

例えば、リビングでは10本だったボールペンも家中で仲間集めをすると100本になったり…。
何がどれくらいあるのか、書類がどれくらいあるのか、DVDがどれくらいあるのか。

全体のボリュームが分からないうちから収納グッズを購入しても、後から同じアイテムがで出来た時に収めることができず、せっかくの収納グッズが活かせないことになりかねません。
10本のボールペンを収める容れ物を買った後から残り90本が出てきては収める先に困りますから。

このように同じアイテムでの仲間集めを進め、必要な量に厳選していくと、徐々に目に付いてるのが余った収納グッズです。
たくさん収めなきゃ！と、これまで荷物を収めてくれていた、カラーボックスが空になったり。クリアファイルが空いたり、ファイルボックスが空いたり。大きなラックが丸ごと空っぽになることも珍しくありません。

すると、別の場所を片付けていく中で「ここにファイルボックスがあったら収まりがいいな」と思った時も、先に余った収納グッズから希望に近いものを選ぶことで事足り場合があります。
こっちの収納グッズかあっちの部屋で、あっちの衣装ケースがこっちの部屋で、とリサイクルできるのです。

最初は見た目も揃わずイマイチに見えるかもしれませんが、この「仮置き」の期間を設けることが大切なのです。

しばらくは余り物を当て込んだ収納で使いやすさを試してみましょう。

「ここに仕切りがあるといいのかな？使いにくいのかな」
「高さはこれくらい？もっと浅い方がいいのかな」などなど、
使い勝手にオッケーが出でから始めて収納グッズをお迎えする段階だと言えるのです。

もちろん再利用の収納グッズで充分に間に合うこともありますから、新しく購入する必要はありません。
余った収納グッズを目の前にすれば、次から次に入れる場所を増やし、お金を使って収納グッズを増やす必要は無かったと気がつくことでしょう。

収納グッズが家を片付けてくれるワケではありません。
収納が足りないかも？と思ったらまずは今ある持ち物見直すことから初めてみましょう。