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自宅を売るときは先に引っ越しが必要なの?居住物件売却のメリットと注意点

2020.11.05

自宅を売るときは先に引っ越しが必要なの?居住物件売却のメリットと注意点

マイホームを売却するときは、買い主が見つかり、売買契約を結んでから引っ越しの準備をしても十分間に合います。

先に引っ越しをすることで売却に支障をきたす場合もあるため、居住中の物件を売る際のポイントや注意点を知っておきましょう。

この記事では、持ち家の売却における引っ越しのタイミングや、引っ越しよりも自宅の売却を優先するメリット等をご紹介します。

住みながらでも家は売れる

●住人がいても不動産売却手続き自体に支障はない

持ち家の売却を検討するに当たって、多くの人が考える悩みの一つが「住みながらでも家は売れるの?」という疑問です。

結論からお伝えすると、まだ家に住んでいる状態でも不動産は売却できます。
不動産業者による査定はもちろんのこと、不動産情報サイトへの登録や購入希望者による内覧、売買契約の締結まで、売却物件に人が住んでいるからできないといったことはありません。

●あらかじめ引っ越しておくメリットもある

ただし、不動産売却では、前もって売却予定の持ち家を引き払い、空き家にしてから売却準備を進めた方が良い部分もあります。
住人がいなければ、営業マンの好きなタイミングで内覧の案内が可能です。
不動産は家具や家電といった荷物が少なければ少ないほど、見ている側に開放感を与えるため、物件写真や内覧の印象も良くなります。
生活感のある状態で部屋の写真を撮るよりも、荷物を運び出して掃除をしたうえで撮影をした方が、集客もしやすいでしょう。

とはいえ、マイホームがいつ売れるかもわからないのに、現在の住まいを引き払って引っ越しをするわけにはいきません。
だからこそ、引っ越しよりも自宅の売却を優先するメリットを押さえておきましょう。

引っ越しより先に自宅の売却を優先するメリット

●引っ越し費用を最小限に抑えられる

不動産売却時に引っ越しをギリギリまで待つメリットは、引っ越し費用を節約できることです。
早目に持ち家から離れる場合、仮住まいを用意する必要があります。
しかし、売却準備を始めた不動産が、いつ売れるのかは誰にも予想できません。
条件の合う買い主が見つかり、1ヵ月で売却できることもあれば、なかなか買い主を見つけられずに1年以上売れ残ってしまうこともあるからです。

「いつ売れるのか」「いつ売却代金が手元に入ってくるのか」がわからない以上、費用の割高なホテル暮らしやウィークリー・マンスリーマンションの契約は気軽に選べないでしょう。
また、「家を売ったお金で新居の頭金を出そう」と考えている場合、安易に賃貸物件を契約するわけにもいきません。

しかし、買い主が決まってから引っ越し作業を始めれば、仮住まいの費用はゼロ円です。

●良い条件の買い主が見つからなかったらそのまま住み続けられる

持ち家に住んだまま不動産売却手続きを始めると、条件の合う買い主が見つからなかったとき、売却そのものを中止できます。
業者に支払う仲介手数料は、買い主が見つかって売買契約を結んだ後に発生する成功報酬なので、売却を取りやめても特にお金はかかりません。
査定を受けたり広告の効果を見たりした経験は、次回以降の不動産売却で役立つでしょう。

住んでいる住居を売る際の注意点

●内覧対応が必須

自宅に住みながら不動産売却をする場合、問題になるのが内覧対応です。
スケジュールのすり合わせはもちろんのこと、場合によっては家族に席を外してもらう必要も出てきます。
突発的な内覧希望に対応するのが難しいことから、内覧のチャンスを逃しやすい点にも注意が必要です。

●内覧時の心象が好ましくない

中古不動産の内覧では、「生活感」がマイナス評価につながります。
住んでいる本人たちは気にならない汚れや匂いも、内覧者が気にすると成約できません。

住みながら家を売るときのポイント

●部屋の掃除と片付けをする

居住中に家を売るときは、できる限り家の中を片付け、キレイにしましょう。
余計な荷物が少なく、汚れがなければ物件の紹介写真も撮りやすくなりますし、内覧でも好印象を持ってもらいやすいです。
必要なものが多く処分できない場合は、レンタル倉庫などを借りて荷物を預けるという手もあります。

●内覧対応に力を入れる

空き室に比べて内覧対応が難しい居住中の物件売却では、内覧対応そのものに力を入れることも重要です。
住んでいて良かった点や近隣のおすすめ飲食店、スーパーの安売り情報や品揃えなど、内覧希望者が気になる情報を伝えられるようにしておくだけでも、印象は大きく変わってきます。

まとめ

自宅を売るとき、必ずしも先に引っ越しをして家を空ける必要はありません。

ただ、住人がいて荷物がある以上、内覧への協力が必須ですし、部屋の片付けも大変です。
一方で、仮住まいの費用がかからないといったメリットもあるため、住んだまま家を売る場合は、掃除や内覧対応に力を入れましょう。

不動産売却に関する不安や悩み、物件を上手に売り込むコツについて知りたい人は、ぜひ当店へご相談ください。

 

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