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急な転勤で不動産売却が必要に!持ち家はどうやって売れば良いの?

2021.02.01

急な転勤で不動産売却が必要に!持ち家はどうやって売れば良いの?

持ち家に住む人が転勤をすることになったとき、頭を悩ませるのが自宅の扱いです。
短期的な出張や単身赴任なら「売らない」という選択もできますが、海外への異動など、数年では戻ってこれない状況なら持ち家を手放すしかありません。

ただ、不動産の売却は、通常3ヵ月から半年ほどの時間がかかる作業なので、急いでいるときは間に合わないケースも出てくるでしょう。

そこで今回は、短時間で自宅を売りたいとき、どうすれば良いのかを解説します。

短期間で持ち家を売るなら買取業者の利用がおすすめ

●買取業者を利用すると短期間で家を売却できる

「転勤等の事情で、早く持ち家を売りたい」と考えているなら、不動産売却の準備期間が短い買取業者を利用しましょう。
不動産の買取とは、名前の通り不動産のプロに家や土地を売るサービスのことです。
市場での売却と違って、買取では不動産を直接業者に引き取ってもらえるので、「買い主を探す」「不動産の宣伝広告をする」といった手続きを省略できます。

●持ち家を賃貸に出すのはおすすめしない

なお、将来、自宅へ戻ってくることを見越して、他人に貸すという選択肢はおすすめできません。
なぜなら、多くの場合自宅を賃貸に出してもなかなか借り主を見つけられないからです。

基本的に、賃貸市場では利便性の高い場所にあるマンションやアパートが好まれます。
賃貸市場全体を見たとき、「一戸建てを借りたい」「多少交通の便が悪くても構わない」と考える人は少数派なので、そもそも借りてもらえません。

また、家を第三者に貸すと、大家として住宅の整備や壊れた設備の補修等を行う必要が出てきます。
転勤等で自宅から遠い場所で過ごしていると、個人で大家業をするのは困難ですし、管理会社に自宅の管理を委託するとお金がかかるので、持ち家を賃貸に出すメリットはそもそも少ないのです。

ただし、一口に売却するといっても、売却価格自体は、買取業者を利用するよりも業者に仲介を頼んだ方が高くなります。

不動産の所有者として買取と仲介のどちらがお得かを納得した上で選ぶためにも、仲介による売却をおすすめしない理由も知っておきましょう。

仲介による売却をおすすめしない理由

●家が売れるまで時間がかかる

仲介による不動産売却は、一般的に売買契約の成立まで3ヵ月から半年ほどの時間がかかります。
どれだけ早く売りたいと思っても、たまたま予算や好みの会う買い主が出てくるかどうかはあくまでも運次第。

また、転勤の期限までに売れなかった場合、不動産業者の営業マンを通じて価格交渉や内覧対応を行ったり、郵送で契約書類をやり取りしたりすることになるのも問題です。
もし、信頼できない不動産業者と仲介の契約を結んでしまうと、良くない条件で不動産を手放す羽目になってしまいます。
転勤の前後は、ただでさえ新しい職場環境に戸惑ったり新居探しで忙しくなったりしがちです。
持ち家を買取で売却し、面倒な手続きを終わらせたほうが、安心して転勤の準備に集中できるでしょう。

●買取で不動産を売ったほうが金銭的な負担も軽い

買取サービスを使って持ち家を売却すると、早ければ1週間ほどで手元にまとまった現金が入ってきます。
仲介による不動産売却では、買い主を見つけて売買契約を交わし、不動産を引き渡す日にお金が振り込まれるので、転勤の準備にお金を使えないことも少なくありません。
しかし、入金の早い買取サービスを利用すれば、問題なく不動産の売却代金から転勤関連の支出を支払えます。

不動産売却の良くある疑問とその答え

●買取と仲介それぞれにかかる時間は?

業者や不動産の状態にもよりますが、買取サービスの場合、早ければ思い立ってから1週間以内に不動産を売却可能です。
一方、仲介手続きの場合は、不動産の査定に加えて宣伝・広告期間が必要なので、早くても1ヵ月は待つことになります。
また、買い主が住宅ローンを利用する場合、ローン審査の待ち時間も必要です。
仲介での売却は、最低でも転勤まで半年以上猶予がある場合に考えると良いでしょう。

●買取サービスの注意点は?

買取の注意点は、多くの場合仲介よりも売却価格が安くなってしまうことです。
市場での価格競争が起こらず、買取後に業者がお金をかけてクリーニングやリフォームをする必要がある関係上、不動産の買取価格は市場価格の7割程度になってしまいます。
とはいえ、仲介だと不動産が売れ残るリスクもあるので、損をしないのであれば買取を利用した方がお得です。

まとめ

急な転勤で不動産を売る必要が出たときは、仲介による売却ではなく、不動産業者の買取サービスを利用しましょう。

市場価格に比べて3割程度売却価格は下がりますが、買取なら1ヵ月以内に不動産を処分できます。
仲介サービスを利用しても、売却に時間がかかると手続きが面倒になりますし、そもそも売れ残るリスクもあるので、急いでいるときの仲介利用はおすすめできません。

とはいえ、人それぞれ事情や不動産の条件は違うので、困ったときは不動産業者と相談して、最も良い売却方法を検討しましょう。

 

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