不動産業者は信頼性で選ぼう!不動産売却を成功させるコツとは
2021.02.01不動産売却を成功させるコツは、条件の良い買い主を見つけてくれる不動産業者と契約することです。
ただし、能力があって信頼できる不動産業者と契約すれば良いといわれても、どんな業者が良い業者なのかわからないという方が大半でしょう。
そこで今回は、「信頼性」に重きを置いて不動産業者を選ぶメリットや、業者の信頼性をチェックする方法をご紹介します。
不動産売却では信頼できる不動産業者を選ぼう
●信頼性を軽視すると悪徳業者と契約するリスクが高くなる
不動産業者を信頼性で選ぶべき理由の一つ目は、悪徳業者との契約リスクを下げられることです。
不動産業者の中には、売り主の無知につけ込んで不動産を不当に安く買い叩いたり、売り主だけでなく買い主からも仲介手数料を取るために宣伝を差し止めたりする悪徳業者が存在します。
残念なことに、業者と利用者である売り主との間で知識量に大きな差があるため、一般人が業者側のグレーな営業手法を100%見抜いて対処するのは困難です。
そこで役に立つのが、不動産業者の評判をチェックすること。
どれだけあくどい手口を隠していても、何らかの形で利用者が損をする取引を続けている以上、悪評は避けられません。
他社からの評価は、ごまかしづらい評価基準の一つなので、地域や利用者から信頼されている業者と契約すれば、明らかな悪徳業者と契約してしまう事態を避けられます。
●信頼性の高い業者の元には優良な買い主が集まりやすい
信頼性の高い不動産業者を利用すべきふたつ目の理由は、優良な買い主が多いことです。
実は、不動産流通経営協会の調査から分かる通り、売り主だけでなく不動産の買い主側も、「信頼性の高さ」で不動産業者選びをしています。(※1)
不動産売却手続きでは、どれだけ良い物件を売りに出しても、条件の合う買い主が出てこないと成約できません。
評判の良くない業者や、信頼性が低いと評価されている不動産業者の元には、そもそも質の良い買い主が集まらないので、売れ残りのリスクを避けつつ好条件で売却したいなら、信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。
(※1)一般社団法人不動産流通経営協会:不動産流通業に関する消費者動向調査
https://www.frk.or.jp/suggestion/2020shouhisha_doukou.pdf
不動産業者の信頼性をチェックする方法
●ネットやリアルでの評判を調べる
不動産業者の信頼性をチェックする際に、最も手軽な方法はネットや身の回りで業者の評判を調べることです。
ただ、遠方に店舗のある不動産業者だと、友人や知人経由で評判を探せないので、不動産業者を選ぶときは、評判を集めやすい地元の店舗を優先しましょう。
また、ネットで業者のレビューをチェックするときは、複数のサイトを見て回ることも重要です。
●相談時に相見積もりを取っていると伝える
不動産業者の信頼性を見るという意味では、「営業マンと話をしたときの対応を見る」という方法もおすすめします。
特に有効なのが、相談時に「相見積もりを取っている」と伝えてみることです。
不動産業界で相見積もりを取ること自体は一般的なので、通常の業者なら対応が悪くなることはありません。
言い換えると、相見積もりについて伝えた後に営業マンの印象が悪くなったら、営業マン自体の質や業者としての方針に問題がある可能性が高いというわけです。
●契約や決断を急かしてこない
不動産売却の面談時に契約や決断を急かしてくる相手がいたら、一旦、答えを保留しましょう。
基本的に、十分な売上を出せている不動産業者なら、売り主に不信感を持たれるような強引な営業手法を取る必要がありません。
契約を急かしてくるということは、営業力に不安があったり、営業マンの質が良くなかったり、仕事が少なくて焦っていたりする可能性があるので、強引な営業にはうなずかないようにしましょう。
逆に、契約や決断を急かしてこない営業マンがいる業者は、信頼できるケースが多いです。
●営業年数の長さと実績を調べる
不動産業者は、一般消費者を相手にする商売なので、近隣住民に嫌われるような営業をすると長く活動できません。
つまり、
・同じ地域で
・長い期間
・ある程度の評判を維持しつつ
・業績を伸ばしている
業者は、信頼できる可能性が高いです。
また、一口に不動産売却といっても、戸建てとマンションでは価格相場や売却のコツ、想定するターゲットや抱える顧客数が変わってきます。
一戸建ての売却が得意な業者にマンションを任せるよりも、マンション売却に長けた業者に仲介してもらった方が良い条件で売れるので、「売りたい不動産と同じ種類の建物や土地をどれだけたくさん売った実績があるか」にも注目しましょう。
まとめ
不動産業者を選ぶときは、何よりも信頼性を重視するのがおすすめです。
信頼性の低い業者と契約すると、悪徳業者と出会うリスクが増えたり、条件の合う買い主と出会いづらくなったりしてしまうリスクがあります。
ただ、「信頼性」は目に見えません。
一つの方法で業者の信頼性を100%チェックするのは難しいので、対面したときの印象やネット・身の回りの評価など、さまざまな方法で業者の評判を確かめましょう。