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不要な土地はどうやって売れば良い?土地売却の流れを解説

2021.04.08

不要な土地はどうやって売れば良い?土地売却の流れを解説

相続などで手に入れた土地を手放すなら、買い主を見つける前に、どのような流れで土地売却を進めたら良いのか知っておきましょう。
不動産売却では、適切を持つことで、相場より安い査定をされたり法外な値下げを求められたりしたときに自信を持って拒否できるようになるからです。
また、手続きの流れを知っていると、売却にかかる期間や資料の準備等も段取り良く進められますし、次に何をすれば良いのかがわからず不安になることもありません。

ここでは、不要な土地を初めて売却する際に知っていると役立つ、土地売却の流れを押さえていきましょう。

土地売却に必要な資料の準備

土地売却を始める場合、まず行って欲しいのが資料の準備です。
建物がある場合と違って、空き地はどこからどこまでが正確な土地の境界なのかがわからなくなっている場合が少なくありません。
住宅街などであればともかく、郊外の土地で隣地も空き地となれば、越境していることに気づかないケースもあります。
土地に関する詳細が分からないと、査定をする不動産業者も土地の価値を判定できません。
あらかじめ以下のような資料を準備しておきましょう。

  • 登記済権利証
  • 固定資産税農政通知書
  • ローン残高証明書
  • 土地の測量図や境界線がわかる書類
  • 土地購入時に受け取った重要事項説明書や売買契約書など

実際の手続きでは、上記書類の他にも本人確認書類や印鑑証明書も必要です。
ただ、書類によっては必要になってから用意すれば良いものもありますし、「取得してから3ヵ月以内」といった制限もあるので、まずは査定と買い主探しに使えるものを用意することをおすすめします。

業者への査定依頼と媒介契約

土地売却を進めるうえで、必要不可欠なのが不動産業者との契約です。
可能か不可能かをいえば、不動産関係の資格を持たない一般人でも土地を売却できますが、諸々の手続きやかかる労力を考えると現実的とはいえません。
そのため、土地の査定や売却は、プロに任せましょう。
ただし、大手業者だから高く売ってくれるというわけではないので、自分の考えに合わせてくれる不動産業者を見つけることが重要です。

なお、不動産売却において、売り主が仲介業者と交わす契約のことを「媒介契約」と呼びます。
媒介契約には、

  • 一般媒介契約
  • 専任媒介契約
  • 専属専任媒介契約

の3種類があり、上から下へ進むごとに両者の責任が重くなっていく(定期報告の義務化など)のが特徴です。
ただ、媒介契約にもメリットとデメリットがあるので、気になる不動産業者と出会ったら媒介契約について質問し、土地売却にかけられる期間やプランに合ったものを選びましょう。

業者と相談しながら境界線や埋没物を調べる

必要書類を準備して業者の査定を受け、媒介契約を交わしたら、土地売却の本格的な準備の始まりです。
土地売却において、売り主は「境界線の確定」や「地下埋没物の有無」を事前に調べておく必要があります。
間違って隣地の一部を勝手に売却したり、取り合った土地同士でお互いの土地を越境していたりすると、売却後高確率でトラブルになってしまうので、一見何もない空き地でもできれば調査を入れましょう。
幸い、境界線や埋没物の有無の調べ方などは、仲介業者から案内してもらえます。
疑問点を質問しつつ、売却に必要な手続きを進めるのがおすすめです。

買い主探しと売買契約

土地売却の準備が完了次第、売り値を決めて買い主探しを始めます。
土地の立地や広さによっては、1週間程度で問い合わせが入ることもありますが、基本的に土地は短期間で売れるものではありません。
おおよその目安として、土地の売却期間は3ヶ月から半年、長ければ1年ほど見ておくと良いでしょう。

この段階になると、売り主にできることはわずかです。
不動産業者に土地の宣伝を任せ、条件の合いそうな買い主が出てきたら本格的な交渉に進みましょう。
ローン利用や値下げの有無など、どの買い主候補者と契約するかを見極めて、売買契約を交わします。

代金の決済と土地の引き渡し

土地の引き渡しと決済は、原則として同日です。
ローンの利用者に売る場合はローンの融資実行日に、現金決済の場合は相手側が支払いできる日に引渡し日を設定し、決済だけでなく名義の変更まで一気に終わらせます。
なお、不動産業者に支払う費用(仲介手数料)は、売却が決まった場合の成功報酬なので、受け取った土地の代金から仲介手数料や各種費用を支払いましょう。

まとめ

使う予定のない土地を売る際の手順は、

  • 査定や売却に必要な書類を揃える
  • 信頼できる業者と媒介契約を結ぶ
  • 境界線や地下埋没物の調査
  • 買い主探しと交渉・売買契約
  • 土地の引き渡しと代金の決済

です。

事前に流れを知っていれば、スムーズに売却の準備ができますし、不動産業者の担当者とも連携を取りやすくなります。
不動産売却では、知識の有無で売却結果が変わることも珍しくはありません。
事前に十分な準備をすることが、回り回って自分の利益につながるため、土地売却ではインターネットを賢く使って売却の基本知識を身につけましょう。

 

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