不動産売却を成功させよう！不動産業者選びのポイント｜永大ハウス工業

不動産の売却を納得のいく結果で終わらせるためには、業者選びが重要になってきます。ただし、一口に不動産業者といっても、自宅の近くには大手から地方の業者まで多種多様な窓口があり、どの業者を選べば良いのかわからなくなってしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、結果につながる不動産業者選びのポイントや、問題のある業者を避けるための注意点などをお伝えしていきます。

●複数の見積もりを比較することが大事

不動産業者を選ぶ場合、最初にして欲しいのが相見積もりです。相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ること。不動産は、たとえ同じマンション内の物件であっても微妙に日当たり等が異なるオンリーワンの商品なので、一つひとつ特徴や適した売り方が違います。不動産売却の成功では、物件の価値や適切な売り方を見極めて売却のサポートをしてくれる業者を見つけることが重要なので、最低でも3社以上の見積もりを比較した上で契約する業者を決めましょう。

●データを揃えることで不動産の相場もわかってくる

相見積もりを取るメリットには、「各社の見積もりを見ればおおよその相場が分かる」というものもあります。不動産は定価のない財産ですが、土地ごとに地価がある程度決まっている関係上、築年数や立地によって中古物件の価格もある程度似たような金額に落ち着くのが一般的。立地が良いなど特別な事情がない限り、見積もり結果が1,000万円単位で変わってくることはまずありません。ある程度、相場を把握しておけば、売却代金の使い道や損をしない値引き幅等も事前に決定できますし、集客目的で不自然な査定を出す業者も避けられます。

●周辺住民の口コミが良い

信頼できる不動産業者を選びたい場合、口コミの調査から始めましょう。特に、地域密着型で営業している地元の不動産業者は、一度、悪評が立つと継続的に契約を取れなくなってしまうため、丁寧な対応を心がけているケースが多いです。「長年経営されていて評判の良い地元業者」が近くにあれば、一度見積もりを頼んでみましょう。

逆に、有名な大手でも、周辺住民の口コミが良くない場合は相談を避けた方が無難です。会社が有名でも、担当者の質が悪いと良い結果にはつながりません。

●基本的な質問に対しても丁寧に受け答えしてくれる

不動産業者にとって、売却物件の仲介を預ける売り主は利益をもたらしてくれる顧客です。多くの顧客は不動産の用語や専門知識を知らなくて当然なので、優良な業者や担当者ほど基本的な質問に対しても丁寧に回答してくれます。
逆に、利益をもたらす顧客への対応に問題がある業者は、その他の部分でも問題を抱えている可能性が高いです。対応の誠実な業者を選ぶことが、結果的に満足度の高い売却にもつながってきます。

●業者側の要望や意見を押し付けてくる

「高く売りたい」「○月までに売りたい」といった売り主の要望を聞かずに「いま契約すれば売れる」「他の業者では取り合ってもらえない」といった強引なセールストークをしてくる業者には注意が必要です。
契約さえ取れれば良いと考える営業マンだと、売却中の経過報告が雑だったり、売却価格を下げてでも物件を売り払おうとしたりする可能性があります。誠実な対応を期待できない営業マンに不動産を預けると、売却までのやり取りで気分を害してしまうことも少なくないので、気持ちよく取引するためにも強引すぎない業者を選びましょう。

●査定の根拠を説明できない

査定結果について、「なぜこの価格なのか」を十分に説明できない業者には要注意です。「高く見積もった方が契約を取れるから」「安く買い叩くために低い査定をつける」といった理由で見積もりをする業者に不動産を預けると、多くの場合満足の行く結果になりません。
大切な土地や建物を預ける以上、プロとして詳しく査定結果を解説できる業者を選びましょう。

相見積もりや面談を通して、条件の良い不動産業者が複数見つかった場合は、営業マンの対応が一番良かったところと契約するのがおすすめです。不動産売却では、担当者を通じて価格交渉をしたり、買い主候補とやり取りしたりします。営業マンの対応に不満や不信のある状態で契約すると、後々意見のすれ違いなどが起こりやすくなってしまうため、相談の際に対応してくれた営業マンの言動や態度を比較して、契約するかどうかを決めましょう。

不動産売却を成功させるコツは、不動産業者選びに力を入れることです。問題のある業者と契約しても、不動産売却はうまくいきません。

ただ、不動産業者にも良し悪しがあるため、最終的には相性の合う業者や担当者を見つけることが重要です。相見積もりを取り、口コミや相談時の対応を比較し、営業スタイルに好感を持てる業者と契約を結びましょう。