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賃貸・売却どちらがお得?それぞれのメリットやデメリットをご紹介

2021.09.22

賃貸・売却どちらがお得?それぞれのメリットやデメリットをご紹介

不動産を賃貸に出すか売却するか迷ったときは、両者のメリットとデメリットを比較して、より手続き的・金銭的にお得な選択肢を取りましょう。

ただし、どちらを選んだ方がお得なのかを判断するためには、不動産賃貸と不動産売却両方の知識が必要不可欠です。

この記事では、不動産の賃貸と売却それぞれのメリットやデメリットをご紹介していきます。

不動産を賃貸するメリット

●継続的に家賃収入を得られる

持ち家や空き地を第三者に賃貸する最初のメリットは、家賃収入を手に入れられることです。不動産賃貸は毎月必ず一定額の収入を期待できますし、不動産に問題が起きなければ最小限の手間で管理できます。もちろん、管理を業者に委託したり古い物件故に機器・設備の故障が続いたりすると出費がかさんでしまうものの、不労所得は非常に大きな魅力といって良いでしょう。また、入居者さえ確保できれば、固定資産税や都市計画税といった不動産の維持費も家賃収入から支払えるようになります。

●持ち家を手放さなくて良い

続いてのメリットは、不動産を賃貸に出せば持ち家を売却せずにすむ点です。不動産は一期一会の財産なので、基本的に一度手放すと二度と全く同じ広さや間取りの物件が手に入りません。思い入れがあったり、現在は住む予定がなくても将来的に利用する予定があったりする場合は、無理に売却せずに活用しましょう。大切な持ち家をできるだけ負担の少ない状態で所有し続けられるのも、賃貸のメリットです。

●持ち家の劣化を防げる

3点目のメリットは、持ち家の劣化を防げること。特に、日本で一般的な木造住宅は、空き家のまま長期間放置すると湿気によってカビが生えたり腐食したりしてしまいます。
しかし、持ち家を賃貸すれば住人が生活の中で換気をしてくれますし、問題のある箇所が出てきたら教えてもらえるため、小さなトラブルを深刻なトラブルに発展させてしまう前に対処可能です。問題が小さい内に対応すれば修繕費用も抑えられますし、住宅の寿命も長持ちさせられるため、長期間家を空けるが売りたくないという場合は賃貸がおすすめです。

不動産を賃貸するデメリット

●入居者探しが大変

不動産賃貸を成功させるためには、入居者を確保する必要があります。ただ、中古住宅の入居者探しをするのは決して簡単な作業ではありません。お金をもらう以上、中途半端な契約は結べませんし、遠方に住んでいれば家賃の回収等も考える必要があるため、基本的には不動産業者に入居者探しを仲介してもらいましょう。賃貸物件の管理委託ができる業者を選ぶと、日々の管理も任せられるのでおすすめです。

●固定資産税や住宅設備のメンテナンス費用がかかる

賃貸不動産の固定資産税や、住宅設備のメンテナンス・修理費用は不動産の持ち主が負担します。明らかに入居者が原因の故障などを除いて、住宅の基礎性能に関わる部分は不動産オーナーが責任を持って対応する必要があるため、家賃収入の一部を貯蓄しておきましょう。
また、不動産は10年から15年単位で大規模修繕工事が必要です。大規模修繕工事は工事費用も高いので、長期的な修繕費用の積立も必要です。

不動産を売却するメリット

不動産を賃貸せずに売却するメリットは、まとまった額のお金が手に入ること、そして不動産を維持する税金や各種費用の負担がゼロになること。不動産を所有している限り、賃貸に出しても賃貸していなくても固定資産税や都市計画税はかかります。しかし、売却してしまえば納税額は0円ですし、設備を修理したり定期的に換気をしにいったりする必要もありません。また、不動産の売却代金で新居の準備を整えられるのもポイントです。一般的な住宅の多くは賃貸用に建てられているわけではないため、立地が良く賃貸需要を期待できる物件でなければ売った方が良いでしょう。

不動産を売却するデメリット

利用する不動産業者や不動産売却への関わり方によっては、なかなか持ち家が売れない、または希望額で売却できないといった問題が出てきます。不動産売却は、どの業者に仲介を任せるかで売却価格が変わるので、複数の業者から見積を取って信頼できる業者を見極めましょう。

また、不動産を売却するためには仲介手数料や印紙税といった負担が必要です。負担を軽減するためには、確定申告をしたり控除を調べて適用したりする必要もあるため、ある程度は売り主も不動産売却について勉強することになります。

まとめ

不動産をどうしても手放したくない、または賃貸需要の高い物件を持っている場合は持ち家を賃貸に出すのがおすすめです。

ただし、一般的な住まいはそもそも賃貸に出すことを考えたつくりになっておらず、一世帯分の物件では得られる家賃にも限度があります。賃貸物件の管理を面倒だと感じるなら、思い切って不動産を売却し、新居の入居資金を確保した方が良いでしょう。

どちらの選択肢を選ぶにしろ、不動産業者を頼った方が楽なので、まずは相見積を取って信頼できる業者を探すことをおすすめします。

 

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