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業者探しからから引き渡しまで!不動産売却の流れを解説

2021.12.29

業者探しからから引き渡しまで!不動産売却の流れを解説

今回は、業者探しから物件の引き渡しまで、不動産売却手続きがどのような流れで進んでいくのかを解説します。

ただし、滞りなく不動産売却手続きを進めるためには、土地や建物の売却にどのような手続きや書類が求められるのかを事前に判断できるだけの知識が必要です。
当然のことながら、初めての不動産売却では知識がなくて当たり前。

そこで今回は、業者探しから物件の引き渡しまで、不動産売却手続きがどのような流れで進んでいくのかを解説します。

不動産業者探しと査定

●一括見積り・相見積もりを駆使して不動産業者を探す

不動産売却における最初の作業は、所有している土地や建物の売却を仲介してくれる業者を探すことです。
時間とやる気があれば不動産は個人でも売却可能ですが、トラブルになりやすいので専門知識がない場合は素直にプロを頼りましょう。

この時に重要なのが、最低でも2社以上の不動産業者に無料査定を頼むことです。
比較対象がない状態で査定結果を見てしまうと、見積もり額が妥当な金額なのか、営業マンの対応が良いのかを判断できません。
ネットの一括見積り等を使って大まかな地域の相場を調べ、近隣に店舗のある不動産業者から相見積もりを取って、一番納得できる業者を選びましょう。

●不動産業者と正式契約を結ぶ

契約する不動産業者を決めたら、売却に関する各種手続きを委任し、その対価として仲介手数料を支払う「媒介契約」を結びます。
媒介契約には、同時に他社とも契約できる一般媒介契約、一社とのみ結べる専任媒介契約・専属専任媒介契約の3種類があり、それぞれメリットとデメリットが違うので、売りたい不動産の特徴に合わせて契約内容を決めましょう。
媒介契約の内容次第で業者に支払う仲介手数料の額も決まるため、契約書の隅々にまで目を通した上でサインをすることが大切です。

不動産の売り出し

不動産の売り出しに関しては、売り主として特に何かをする必要はありません。
媒介契約の締結時に不動産のパンフレットなどを提供していれば、物件広告作りに必要な写真撮影や文言の選択なども含めて基本的に不動産業者がすべて手続きをしてくれるからです。

ただし、一戸建てや土地の売却で境界線があいまいだと、別途測量が必要になるケースもあります。
リフォームや修繕作業が必要な場合、ある程度は平行して作業を進めていくことになるので、不動産次第ではある程度の作業が必要です。

内覧対応・買い主候補者との交渉

不動産の売り出しが始まったら、売り主は基本的に内覧対応を行うことになります。
日時を決めて立ち会いをするという手間はあるものの、内覧の印象で購入を決断する買い主は少なくないので、不動産を売り込むチャンスだと捉えて積極的に協力するのがおすすめです。

なお、内覧の立ち会いには仲介業者の営業マンも同席してくれます。
物件に関する説明は営業マンに任せられるため、どのような会話をすれば良いのか不安があるという方も安心です。
内覧に売り主が立ち会うことで、図面上や写真ではわからない周辺環境や周辺施設の充実度等の質問にも答えられるようになります。
買い主の不安感や疑問を解消すること、売り主の対応で好感を持ってもらうことが売却につながるので、事前に「自分が買い主だったら何を知りたいか」をリストアップしてよどみなく答えられるようにしておくと良いでしょう。

売買契約の締結

内覧や売り出しを通じて具体的に不動産を欲しいという買い主が現れたら、売買契約の締結です。
ただし、出てきた買い主との売買が必ずまとまるわけではありません。
不動産の購入時にはローンを利用するのが一般的であり、買い主がローン審査に落ちてしまうケースも日常茶飯事だからです。
そのため、売買契約の時点では、「ローン審査に落ちたら契約を取り消す」といった文言を加えておきます。
ローンの本審査に通ることが不動産売却における一つのゴールなので、「場合によっては売り出しからやり直すこともある」ことを知っておきましょう。

売却代金の決済と不動産の引き渡し

無事に買い主が住宅ローン審査を突破したら、売買契約書で決めた決済日に不動産代金の支払いと引き渡しを行います。
1日の間に不動産の名義変更をしたり、売り主から不動産業者へ仲介手数料等を支払ったりするため、時間の取れる日程を押さえておきましょう。
なお、売買契約の締結から不動産の引き渡しまでにかかる時間は、およそ2週間から1ヵ月程度となっています。
居住中の不動産を売る場合、短期間で引っ越しをすることになるため、あらかじめ荷物の整理や新居の準備を進めておくと良いでしょう。

まとめ

不動産業者探しから引き渡しまでの流れを知っていれば、事前に必要書類を準備しておいたり、内覧に向けて室内の清掃をしたり、新居の契約をしたりできるので手続きがスムーズです。

ただし、不動産がいつ・いくらで売れるのかは完璧に予測できません。
売却結果は仲介を頼んだ不動産業者の実力次第。不動産を売るときは業者探しに時間と手間をかけましょう。

 

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