column 531.

不動産売却に役立つハウスクリーニングの利用法と注意点

2021.12.29

不動産売却に役立つハウスクリーニングの利用法と注意点

不動産の売却期間を短縮したい、内覧を受けてもなかなか申し込みにつながらないといったときに役立つのが、ハウスクリーニングです。
一般的に、中古住宅市場では目立つ汚れが残っている物件よりも内装のきれいな物件の方が好まれます。

ただし、ハウスクリーニングをすればきれいになるとはいっても、業者を利用する以上は、お金が必要になります。
家全体のクリーニングともなると高額になるため、気軽に頼めないという方もいるでしょう。

そこで今回は、不動産売却におけるハウスクリーニング利用のメリットや、コストを抑えるコツ、注意点などをご紹介します。

ハウスクリーニングを頼むメリット

●内覧の印象が良くなる

不動産の売却時にハウスクリーニングを頼むメリットは、内覧の印象を大幅に向上できることです。
住宅の資産価値や売り出し価格は内装のきれいさとはほぼ無関係ですが、多くの場合、住宅の買い主は一般人なので、汚れている物件よりきれいな物件の方が好まれます。
価格や立地が同程度の物件がいくつかある場合、ハウスクリーニングで良い印象を残しておけばその後の申し込みにもつながりやすくなるので、おすすめです。

また、著しく汚れていたり破損していたりする住宅は、そのままの状態では住めないからと値引きの理由にされてしまうケースが少なくありません。
ハウスクリーニングを行うことで値引きの根拠を減らせば、無理な値下げ交渉も拒否できるようになるでしょう。

●掃除の時間や手間を節約できる

ハウスクリーニングを頼むメリットの2点目は、掃除の時間や手間を節約できることです。
家全体をきれいにするには、それなりに時間がかかります。プロの業者に依頼して時間の余裕を作れば、売却準備や新居探し等に時間を費やせるので、不動産売却に伴う引っ越し等もスムーズに進められるでしょう。

また、掃除が苦手な方にとっても、ハウスクリーニングは効果的な手段です。不動産の売却前は、仲介業者探しや引っ越し準備など、なすべきことがたくさんあるため、使えるサービスを頼って時間を有効活用すると良いでしょう。

クリーニングのお得な使い方

ハウスクリーニングサービスを使うときは、素人ではなかなか落とせない頑固な汚れをピンポイントで落としてもらうのがおすすめです。
具体的には、油汚れのこびりつきやすいキッチンやレンジフード、水垢・カビなどの対処が必要な浴室、悪臭などの対処も必要なトイレといった水回りの清掃を依頼すると良いでしょう。

場所を絞ってハウスクリーニングを頼むことで、クリーニング費用も抑えられます。
掃除する箇所が少なければ当日中に作業が終わるため、内覧前などで急いでいるときでも気軽にクリーニングを依頼できます。

ハウスクリーニングのコストを下げるコツ

●相見積もり

ハウスクリーニングの利用料金を抑えたい場合、複数のハウスクリーニング業者から見積もりを取りましょう。

とはいえ、無理に値引きを持ちかける必要はありません。
複数社の見積もりを取ってそれぞれの料金を比較するだけで、金額の安い業者を見つけられます。

ただし、安かろう悪かろうのサービスに当たってしまう可能性もあるため、相見積もりを取った上で業者の評判や仕事ぶりを調べることも重要です。
清掃業者は多くの場合、場所ごとの依頼料をウェブサイトなどで明記しています。隙間時間を使って、近隣にあるハウスクリーニング業者の費用相場を調べましょう。

●できる範囲で掃除をする

ハウスクリーニングの料金は、掃除を頼む箇所が少なければ少ないほど安くなります。
そこでおすすめしたいのが、できる範囲で自ら掃除をしてしまうことです。
一通り住宅の中をきれいにして、どうしても落としきれなかった汚れをプロに頼んできれいにしてもらえば、料金を最小限に抑えられるでしょう。
自分で掃除をすれば、ハウスクリーニング業者を呼ぶ場合と違って、朝でも夜でも気が向いたときに作業できるというメリットもあります。
住宅内のきれいさは内覧時の印象を大きく左右するので、時間や手間をかける価値のある作業です。

ハウスクリーニングの注意点

不動産売却に備えてハウスクリーニングを利用するときは、なるべく物件写真を撮影する前に依頼することをおすすめします。

多くの場合、買い主候補者が最初に目にするのは物件サイトに掲載される不動産広告写真です。
クリーニング前の状態を撮るより、ハウスクリーニング後のきれいな状態を撮影した方が第一印象は良くなります。
物件写真の質を上げることで問い合わせや内覧申し込みの増加も期待できるので、ハウスクリーニングは早目に頼みましょう。

まとめ

不動産売却をできるだけスムーズに進めたい場合、または掃除等をする余裕がない場合はハウスクリーニングの利用をおすすめします。

特に、頑固な汚れが付着しやすい水回りは内覧の際に買い主から厳しくチェックされる場所です。
汚れの有無でその後の購入申し込みや物件に対する印象が左右されることも少なくありません。
自分で掃除をしてもきれいにならない場所は、プロの力で磨き上げましょう。

 

一覧に戻る

売る

スタッフ紹介

サポート 相続 任意売却 住み替え