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角地の物件は売りやすい?角地の扱い方や売却のポイントを解説

2022.02.18

角地の物件は売りやすい?角地の扱い方や売却のポイントを解説

数ある不動産の中でも、人気で売りやすいのが角地です。
角地は日当たりに恵まれて開放感のある住まいを建てられるほか、隣に建物がない分、目立つので、マイホームだけでなく店舗用地としても高く売れます。

ただし、好条件の不動産も、実際に高く売れるかどうかは売り方次第。

この記事では、角地が不動産市場で高い人気を誇る理由を始めとして、角地をより良い条件で売るためのポイントや角地を売る際の注意点をご紹介します。

角地の物件は人気があって売りやすい

●二方が道路に面しているため日当たりが良く冬暖かい

角地が人気を集める最大の理由は、日当たりの良さです。
角地は土地の二方が道路に面しており、隣家がないため1階も2階も窓さえあれば十分な日光を取り込めます。
日差しが入る部屋は快適ですし、日照量の減る冬場の日中も暖かく過ごせるのが強みです。
土地によっては一日中日当たりが悪い、南向きだが隣家等の関係で日差しがうまく入ってこないといった問題も考えられますが、二面が開けている角地なら日当たりに悩むことはありません。

●好きな方向に家の正面を向けられる

住まいの正面玄関を好きな向きに設置できるのも、角地ならではのメリットです。
好みと予算に問題がなければ、玄関をふたつ設置する、好きな方角に玄関を作るなど自由度の高い住宅設計を実現できるでしょう。
角地は「道路に面している側が玄関」という基本的な家づくりのルールが緩和される分、注文住宅との相性が抜群です。

●周囲が開けており開放感がある

角地は四方の内二面が道路に接しているため、一般的な土地よりも景色が開けています。
そのため、窓の目の前に建物がなければ、いつでも自宅の外に広がる景色を楽しめるでしょう。
また、立地の特性上日当たりだけでなく風通しも良いので、自宅の中でも開放的な気分で過ごしたい、自然の風を感じたいという方にとっても魅力的な不動産です。

●住宅建築時の要件が緩和される

日本の法律では、土地の広さに対して建てられる住宅の広さや高さが制限されています。
なぜなら、制限がないと増改築で建物の幅や高さが増してしまい、倒壊・火事などの危険性が高くなってしまうからです。
その点、二面が隣家と接していない角地は、周囲の建物から少し距離があるため、住宅建築時に面積制限の緩和を受けられます。
角地は、土地の広さに対する1階部分の床面積上限を定めた「建ぺい率」が、その他の土地よりも10%広くなるのです。
同じ価格の土地でも10%広い家を建てられるため、角地は人気があります。

●需要が高いため資産価値が下がりづらい

日当たりや風通しの良さ、建ぺい率の緩和といった優遇措置があることから、角地は不動産市場でも人気の高い不動産です。
不動産の価格は需要と供給で決まるため、人気がある土地は時間が経過しても資産価値が落ちません。
角地は同じエリアで販売されている土地の中でも割高な不動産ですが、その分、特徴のない土地よりも高値がつきやすく売却もしやすいため、将来的に住み替えや相続等を考えている方にとってもメリットの多い不動産です。

角地の住まいをより良い条件で売却するためのポイント

角地をより良い条件で売るポイントは、角地の良さを積極的にアピールすること。
不動産市場でマイホーム向けの土地を探す方の多くは、専門知識を持たない一般人です。
地図や測量図を見れば角地だとわかるのだから、何もしなくても高く売れるだろうと宣伝文章や物件写真づくりの手を抜くと、角地であることすら認知してもらえません。

不動産を売る際に重要なのは、「この不動産を買ったらどのような新生活を送れるのか」を具体的にイメージさせることです。
物件広告には角地であることを明記し、角地に住んでいて良かったことをメモなどにまとめ、角地の生活がどれくらい魅力的なのかを伝える広告文章を作りましょう。

角地物件売却時の注意点

角地や角地の物件を売るときの注意点は、

  • 査定は複数の不動産業者に頼む
  • 角地ならではのデメリットを頭に入れておく

ことです。
不動産には定価という概念がないので、同じ土地でも不動産業者によって査定価格が違います。
角地の扱いに慣れていない業者に不動産を預けても良い結果にはつながらないので、複数の査定結果を比較して最も説明や対応に納得できる業者へ仲介を頼みましょう。

また、外から覗かれやすいなど、角地暮らしで感じたデメリットは、物件広告でも内覧でも隠さずに伝えることが重要です。
下手に不動産の欠点を伏せると、買い主の信頼を得られず、商談が進みません。

まとめ

日当たり・風当たりも良好で建築の自由度も高い角地は、不動産市場でも売りやすい物件のひとつです。

ただし、どれだけ良い不動産であっても、不動産の魅力を上手にアピールできる業者に広告してもらわないと、市場の買い主にはその良さが伝わりません。
角地の強みと弱みを理解した上で相見積もりを取り、信頼できる業者に不動産を委ねてより良い売却結果を掴み取りましょう。

 

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