4ヵ月以内の売却を目指そう!不動産売却プランの立て方を解説
2022.07.14不動産は、4ヵ月を目処に売却するのがおすすめです。
ただ、どうしてプランを立てた方が良いのか、なぜ4ヵ月以内の売却が良いのかがわからないと、売却の準備に時間と手間をかけるのが面倒だと思ってしまうもの。
そこで今回は、不動産売却プランを立てる重要性と、プラン作成時の注意点等を解説します。
不動産売却を成功させるコツは事前に計画を立てること
どうして不動産を売却するときにプランを立てた方が良いのかというと、ほとんどの不動産は計画的に売り出さないとなかなか買い主を見つけられないからです。
不動産は、条件の似ている複数の不動産と比較された結果、買い主に気に入ってもらえたものから売れていきます。
しかし、大半の不動産には立地も価格も同程度のライバル物件が多数あるため、「他の物件よりこの物件が良い」と判断されル可能性が低いです。
そのため、一般的な不動産を売り切るためには、「自分の物件を選んでもらう工夫」が必要になってきます。
そこで役立つのが、不動産売却プランの作成です。
不動産自体の魅力は変えられなくても、不動産の見せ方は工夫次第で改善できます。
どういった層にどのような魅力をアピールするか、内覧から売買交渉までどうつなげるかを綿密にシミュレーションした計画を立てれば、無計画に売り出される物件よりも選ばれる確率が高くなるのです。
理想的な不動産の売却期間は4ヵ月
●焦りは禁物!不動産業者探しに1ヵ月使おう
不動産を売却するときは、業者探しに1ヵ月かけましょう。
とはいえ、必ずしも1ヵ月かける必要はありません。
重要なのは、「良い業者が見つかるまで妥協せずに探す」という方針を立てることです。
意外かもしれませんが、不動産売却を手伝ってくれる業者にも実力や相性の差があります。
有名でも実力のない不動産業者や、実力があっても担当者との相性が悪く、気軽に売却の相談などができない業者と契約してしまうと、売却結果は良いものになりません。
不動産売却の結果は、業者選びで決まります。
だからこそ、不動産を売るときは業者選びに時間をかけた方が良いのです。
●契約から売却まで3ヵ月間、見ておこう
今回、理想的な不動産の売却期間を4ヵ月と設定しているのは、不動産業者と交わす「媒介契約」の契約期間が最長3ヵ月と決まっているため。
業者探しに1ヵ月かけ、1契約期間である3ヵ月以内の売却を目指すのが、最もスムーズな不動産売却の流れです。
もし、媒介契約の契約期間中に不動産が売れなかった場合、再度契約を結び直すか別の不動産業者を探すことになります。
しかし、不動産業者が一番売却活動に力を入れてくれるのは最初の3ヵ月間です。
不動産業者側に時間をかけても売れない、売れづらいと判断されてしまうと、ほかの不動産の売却を優先されてしまうため、できるだけ3ヵ月以内に売却できるようにプランを考える必要があります。
不動産の売却プランを立てるときの注意点
●不動産業者のプランを確認する
不動産売却プランを立てるといっても、一から十まですべて売り主が考えるわけではありません。
基本的には、不動産市場に詳しいプロの業者が用意した案を調整していきます。
そして、不動産業者によってどのような売却プランを用意できるかは様々です。
そのため、不動産の査定を受けて業者の話を聞くときに、どのような販売方針を考えているのか質問してみましょう。
不動産の素人である売り主を納得させられるような提案・説明ができる業者は、営業力が高いためプランも良いものである可能性が高いです。
●定期的に報告の内容をチェックする
不動産の売却プランは、あくまでも計画に過ぎません。
売却活動の手応えによっては内容を修正することもありますし、不動産業者が真面目に計画通り動いていない場合もあります。
計画を立てたら後はすべてお任せというわけにはいかないので、不動産業者から届く定期報告の中身を必ずチェックしましょう。
売り主が目を光らせておけば、不動産業者側も販売活動の手抜きをしづらくなります。
4ヵ月で売れなかった場合はどうすれば良いの?
不動産が売れるかどうかは、条件の合う買い主がそのときたまたま不動産を探しているかどうかにもよるので、理想的な売却プランを立てて実行力のある不動産業者に任せても、売れないときは売れません。
ただ、不動産の売却プランや不動産業者の活動に問題がなく、待っていれば売れるとわかっていれば、買い主が現れるまで落ち着いて対応できます。
そのため、4ヵ月で売れなかった場合は媒介契約を更新し、再び3ヵ月間同じ業者に販売活動をしてもらいましょう。
まとめ
不動産の売却は、不動産業者探しに1ヵ月、販売期間に3ヵ月の計4ヵ月で終わらせるのが理想的です。
ほとんどの不動産は、無計画に売り出しても買い主を見つけられません。
十分にプランを練った上で実力のある不動産業者と契約すれば、売却の成功率を高められますし、売れ残った場合の対応もしやすくなります。
準備に手間をかけることが売却の成功につながるため、まずは不動産業者選びに時間を使いましょう。