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好条件で売りやすい不動産の特徴を紹介

2022.07.14

好条件で売りやすい不動産の特徴を紹介

不動産を少しでも早く・高く売りたいなら、どのような不動産が市場で好まれるのかを把握しておくことも大切です。
立地など動かしがたい特徴に関しては対策のしようもありませんが、「こうすれば売れる」という条件を知っていれば、不動産の良いところを見つけてアピールできるようになれます。
不動産によっては、売るための工夫を施した上で売り出しても良いでしょう。

この記事では、売却しやすい一戸建て・マンション・土地それぞれの特徴をご紹介します。

好条件で売りやすい一戸建ての特徴

●ホームインスペクション実施済み

ホームインスペクションとは、第三者機関によって行われる住宅診断のことです。
住宅の劣化や修繕にかかる費用の目安などをプロに調べてもらう手続きで、診断を受けると「何か隠れた問題があったらどうしよう」という中古住宅ならではの不安感を軽減できます。
そのため、ホームインスペクション実施済みの一戸建ては、ホームインスペクションを受けていない物件よりも市場での安心感・信頼性が高いです。

●長期優良住宅などの高性能な住宅である

一戸建ての中でも、省エネ性や耐火性、耐震性といった住宅性能の高い住まいは高額売却しやすいです。
高性能な住宅は、一般的な物件より寿命が長く、住み心地も良いため、価格が高くても買い主が納得の上で購入してくれます。
ただ、住宅の性能は目で見ても良く分からないので、高性能住宅を売り込む場合は住宅性能を証明できる証拠を用意しておきましょう。
家を建てた時点で住宅性能を証明できる書類などがない場合、費用を負担して耐震基準適合証明書などの証明書を取得するのも一つの手です。

●車を2台以上停められる

不動産の広告を出す際に、どのようなペットを飼育していたか伝えることも重要です。
事前に「犬を飼っていた」「猫を飼っていた」といった情報を伝えておけば、ペットが苦手な買い主は問い合わせを避けてくれるでしょう。
事前情報がないままに内覧が決まると、「動物の匂いが苦手だから購入はなし」といった無駄なすれ違いが起こりかねません。
また、ペット情報を広告に掲載することで、ペット可物件を探している方にアピールできるのもポイントです。

●簡単な傷は自分で補修する

駐車スペースの広い一戸建ては、不動産市場で人気があります。
マンションではなく一戸建てを選ぶ層は、広々とした暮らしや庭、複数台の駐車場に魅力を感じていることが多いからです。
そのため、2台以上の車を停められる駐車場がある場合は、積極的に広告しましょう。

また、洗車用の水栓など車の維持・管理にあると役立つ設備を備えている場合も、広告を作る段階でアピールしておくことをおすすめします。
一戸建ては、デザインや間取りの特殊な注文住宅でもない限り、他の物件と差別化するのが難しいです。
駐車場の広さなど、小さな強みを丁寧にアピールすることが好条件での売却を引き寄せるポイントとなります。

好条件で売りやすいマンションの特徴

●立地が良い・設備が便利

駅近物件やオートロックなどの住宅設備が充実しているマンションは、住みたいと考える方が多いため好条件で売却しやすいです。
また、立地の良いマンションは資産価値が高いため、古くなっていてもある程度の価格で売却できます。
郊外のマンションだと、買い手がつかず売れ残ってしまうケースもありますが、立地や設備が良ければ古くても短期間で売れるため、マンションが便利な場所にあるなら利便性をアピールポイントにしましょう。

●緑視率が高い

マンションはほとんどの場合都市部にあるので、自然や緑から離れた生活環境になりやすいです。
そのため、周辺に公園などの緑が多い物件は、暮らしに安らぎを求める層や子育て中で生活環境を重視したい層に好まれます。
緑視率とは、視界に入る緑の割合を数値化したもの。
国による社会実験でも、緑視率が高いほど真夏日でも不快感が軽減され、過ごしやすく感じるようになるという結果が出ています。
マンション単体では緑化されていなくても、周囲に生け垣や大きな公園、街路樹などがあると緑視率が高まるので、マンションを売るときは周辺の地形や窓からの眺めも確認しましょう。

好条件で売りやすい土地の特徴

●境界線が確定している

空き地の売却では、隣地との境界線が確定しているかどうかが非常に重要です。
境界線が不確かだったり、越境していたりすると売却後隣地の所有者とトラブルになるリスクがあるため、なかなか買い主を見つけられません。土地の価格は地価×面積で決まります。境界線が前後することで土地の売買価格も変わってしまうので、境界線があいまいな土地を売るときは、土地家屋調査士等のプロに頼んで境界線を調べてもらいましょう。

●地盤調査・土壌汚染の調査済み

地下に瓦礫等が埋まっていない、地盤が強固で基礎の補強が必要ないなど、何らかの建物を建てるにあたって追加費用のかからない土地は好条件で売却しやすいです。
地盤調査にはそれなりの費用がかかるものの、調査をしておけば売却後のトラブルを未然に防げますし、買い主との交渉でも土地の安全性をアピールできるようになります。

まとめ

好条件での不動産売却を成功させたいなら、売り主自身も気づいていない土地・建物の良さを見つけ出してアピールする能力が必要です。
立地など個人の努力では変えがたい要素はともかく、ホームインスペクションや住宅性能の証明書、境界線の確定などお金や手間をかけることで評価を底上げできます。

ただ、地域によって不動産のニーズは違うので、具体的な不動産の良いところ探しには不動産業者の力を借りましょう。

 

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