より良い条件で不動産を売ろう!不動産の印象を高めるひと工夫を紹介
2022.09.09より良い条件で不動産を売りたいと思ったら、不動産を探している方や内覧しに来る方に「この物件は良い家だ」と思ってもらう必要があります。
ただ、不動産の印象を良くするためには、住まいの売り方や見せ方に関する知識が必要不可欠です。
そこで今回は、不動産を良く見せたいときに知っていると役立つ知識を共有します。
不動産を良い条件で売るには「どう見せるか」が重要
不動産を良い条件で売りたいと思ったときに大切なのは、広告や内覧で物件の魅力を誰にどう見せるかを考えることです。
日本国内には大量の中古不動産が流通しています。
インターネットを使っていつでも簡単に価格帯・間取り・立地の似た物件をリストアップできる以上、特徴のない物件広告を出しても検索画面で埋もれてしまうだけ。
広告を見られない不動産は内覧の申し込みが増えませんし、広告が良くても内覧の印象が悪いと成約にはつながりません。
だからこそ、広告や内覧という限定された場面をうまく使って、物件の魅力を分かりやすく目立たせる一工夫が必要になってくるのです。
不動産を良く見せる一工夫
●物件広告の写真にこだわる
同じ不動産でも、写真撮影に使う機材や写真を撮る角度・時間等によって見え方は大きく変わります。
たとえば、リビングの写真。広さを伝えるために空き部屋を撮るのも良いですが、センスの良い家具やインテリアを配置し、照明を点けて明るい室内を撮影すると、おしゃれな空間をアピールできます。
こういった写真を物件情報サイトのサムネイルに登録しておけば、新生活におしゃれさやきれいさを求める層に物件詳細を見てもらいやすくなるでしょう。
また、物件の外観をサムネイルにする場合、家のデザインに特徴がないのであれば、あえて引きの画角で建物の後ろに青空を入れ、爽やかさを演出するという手も使えます。
ただ、物件広告用の写真は、不動産業者の担当者が撮影するケースが多いです。
希望を出さずに不動産売却を任せると他の物件と同じような写真になってしまうので、物件のどこをどう見せれば問い合わせを増やせるのかを担当者と相談し、撮影をプロのカメラマンにお願いすると良いでしょう。
●草刈りで見栄えを良くする
一戸建てや空き地を売却する場合、広告用の写真を撮ったり内覧者を案内したりする前に草刈りをするのがおすすめです。
庭や敷地と住宅の間にある空間は、内覧をする際必ず目に入ります。
内覧で最初に見る場所に雑草が生い茂っていると、「管理されていない」というイメージが付いたまま室内を見せることになるので、住宅全体の印象が悪くなりやすいです。
また、雑草があると土地の境界線が一目で分かりません。
土地や一戸建てを購入する方にとって、「どこまでが自分の敷地なのか」は非常に重要な問題なので、境界線を見せるためにも草刈りをしておきましょう。
●徹底的な掃除と不用品の処分
不用品が散乱していたり、掃除が行き届いていなかったりすると、不動産は汚く見えます。
基本的には荷物が少なければ少ないほどすっきりとした空間に見えるので、不動産を売るときは事前に掃除と不用品の整理もしておきましょう。
一時的な手段ではありますが、マンションの売却だと、内覧前にエントランス・老化・エレベーターを掃除しておくのもおすすめです。
●ホームステージング
荷物を運び出して空き部屋にすると、部屋が広く見えます。
ただ、不動産に限らず、物を売るときは「その家を買ったらどういう生活が手に入るのか」をイメージさせることが重要です。
普段物に囲まれて生活している現代人は、何もない部屋を見せても新生活をうまくイメージできないため、空き部屋に家具や小物を置いて素敵な空間を演出する「ホームステージング」で物件を良く見せましょう。
ホテルやモデルハウスのようなお洒落な空間を演出すれば、物件写真のグレードも内覧時の印象も大幅に底上げできます。
インテリアのセンスに自信がなくても、ホームステージングの専門業者を頼れば空間演出は可能なので、必要に応じてホームステージングを使いこなしましょう。
●室内のにおい対策
室内に気になるにおいが残っていると、内覧者は内覧に集中できなくなります。
部屋に染み付いた生活臭やほこりっぽさは内覧時の印象を大きく下げるため、内覧当日は事前に換気をし、無臭タイプの消臭剤を置いておきましょう。
また、自分たちにとっては良い香りでも、内覧にくる相手が気に入るとは限りません。
内覧に同席する場合、香りの強い香水やボディクリーム、ルームフレグランスの利用も避けた方が無難です。
まとめ
不動産をより高額で、より早く売るためには、多くの人に不動産情報サイトの物件広告を見てもらい、内覧で気に入ってもらう必要があります。
そのために役立つのが、サムネイルに使う写真へのこだわりや草刈り、ホームステージングといった少しの工夫です。
ただ、物件によって狙うべきターゲットは違います。
とにかく何か工夫をすれば良い条件で売れるというわけではないので、不動産の魅力を誰に向けてどう見せるかを考えるためにも、不動産業者の力を借りましょう。