不動産をこっそり売りたいときの頼れる味方!買取サービスを紹介
2022.09.09
周囲に黙ってこっそりと不動産を売りたい場合は、不動産業者による仲介ではなく買取サービスを利用するのがおすすめです。
通常の手段で不動産を売ると、査定や広告、内覧等を行うため、どうしても「これから家を売る」「この家を売りに出している」ことが誰かに知られてしまいます。
ただ、不動産の買取にもメリットとデメリットがあり、万人におすすめできるわけではありません。
ただ、不動産の買取にもメリットとデメリットがあり、万人におすすめできるわけではありません。
不動産を通常の手順で売るとプライバシーを守れない
●不動産広告は全国に公開される
不動産を通常の手段で売却する場合、基本的にどこの家をいくらで売ろうとしているのかを隠せません。
なぜなら、仲介による売却だと、買い主を見つけるために物件写真や売却価格をインターネット等で公開するからです。
世の中には、家を買う予定がなくても物件情報を探すのが好きな方も存在します。
ネット上の不動産広告は誰でも無料で閲覧できるので、知り合いが物件広告を見れば、家を手放そうとしていることがバレてしまうでしょう。
●不動産業者や内覧者がやってくるので売却準備を隠すのが難しい
一般的な不動産売却手続きでは、不動産業者による査定や内覧希望者の案内が行われます。
仲介による不動産売却だと、地域住民ではない第三者の出入りが増えたことがきっかけとなり、周囲に売却を知られてしまうケースも少なくありません。
ご近所トラブルがあったり、プライバシーに踏み込んでくるタイプのご近所さんがいたりすると、第三者の出入りが増えたことで根も葉もないことを噂されるリスクがあります。
ご近所に黙って家を売りたい場合、仲介はおすすめできません。
●不動産の一括査定がきっかけで営業の連絡がくることも
仲介による不動産売却をこっそりと進められない理由には、「一括査定を頼むと業者の営業が激しくなる」というものもあります。
複数の業者にまとめて査定をお願いできる、一括査定サービスに登録している業者の中には、登録された個人情報を元に個別で営業をかけてくるものも少なくありません。
場合によっては、日時をわきまえずに迷惑な勧誘をしてきたり、家に不動産業者の広告チラシを入れてきたりする場合もあるので、不動産の一括査定がきっかけで家の売却を考えていることがバレてしまう場合もあります。
不動産をこっそり売る方法
不動産を知り合いや近隣住民に知られずこっそりと売りたいなら、不動産買取サービスを利用するのがおすすめです。
不動産の買取は、物件情報を市場に出すことなく査定を行うため、査定や内覧で見ず知らずの人間が何度も家を訪問することもありませんし、物件広告がインターネット経由で全国に公表される心配もありません。
短期間で不動産の査定・売却・引き渡しを終えられるので、売却を急いでいる方にも向いています。
不動産買取サービスを選ぶメリット
●プライバシーを守れる
不動産買取サービスを選ぶメリットは、「不動産を売ろうとしている」というプライバシーを守れることです。
不動産の買取サービスは、専門の業者に査定を頼み、査定結果に満足できれば直接業者に物件を買い取ってもらうという流れで手続きを進めます。
仲介による売却と違って、物件広告を作ってインターネット経由で全国から買い主を募る必要がないので、売却価格や物件の見た目を誰にも知られずに不動産を売却可能です。
●不動産を最短で売却できる
仲介による不動産売却は、買い主が見つかるまで平均3ヵ月程度の時間がかかります。
しかし、不動産業者による買取は、業者側が査定結果に満足すればすぐに買取を承諾してくれるので、早ければ査定を頼んでから数日で不動産を現金化できるのです。
非常に人気があって高値で売れる不動産でも、数日から1週間で買い主が決まることはありません。
何らかの事情があって売却を急いでいる場合は、仲介よりも買取の方が便利です。
不動産買取サービス利用時の注意点
不動産買取サービスの注意点は、買取価格が相場の7割前後になってしまうことです。
物件を市場で売り出し、価格競争を煽って売却価格を高めるという行為ができない分、買取サービスは売却価格が安くなります。
また、業者によってはそもそも買取に対応していないケースも多いので注意が必要です。
不動産買取サービスを利用するときは、メリットとデメリットを比較した上でメリットが上回るかどうかを考える必要があります。
まとめ
不動産を周囲の人に知られることなく売却したい場合は、仲介による通常の売却手段ではなく、特定の業者が対応している買取サービスを利用するのがおすすめです。
買取価格は市場価格の7割程度になりますし、対応しているのは一部の業者に限られますが、買取ならプライバシーを守りつつ最短で不動産を現金化できます。
人によって買取と仲介どちらが合うかは違うので、困ったときは不動産業者に相談して、自分に合った売却方法を考えましょう。