折り上げ天井って何?メリット・デメリットや導入時のポイントを紹介
ここでは、折り上げ天井の概要から、折り上げ天井のメリット・デメリット、導入時に押さえておきたいポイント等を共有していきます。
2024.11.21
共働き世帯が増えている今、2人で住宅ローンを組むケースも増えてきています。
夫婦2人で住宅ローンを組むメリットとして、当然ながら、1人で組むより2人で組む方が借入額を増やすことができます。
また、住宅ローンの組み方によっては住宅ローン減税を2人で受けることができ、大きな節税効果も期待できます。
夫婦で住宅ローンも組む方法として、大きく「連帯保証」「連帯債務」「ペアローン」の3種類があります。
連帯保証のメリットは、妻の年収を合算することができるので、借入額を増やせることが最大のメリットです。
ただ、それ以外は、夫だけが住宅ローンを組む場合と変わりません。
デメリットは、もし万が一、妻に何かあった場合も、団体信用生命保険は適用されないため、夫は住宅ローンを1人で返済し続けなければなりません。
ということは、妻の収入で払っていた返済分も夫1人で払い続ける必要があります。
また、住宅ローン控除も夫のみ適用し、妻は受けることができません。
夫の収入が今後増える見込みがあり、夫のみでの収入でも住宅ローン返済が可能であれば問題ありませんが、夫婦の年収を合算して連帯保証で借り入れる場合は、備えがないとリスクが高いといえます。
連帯債務は、夫が主債務者、妻が連帯債務者となって1つの住宅ローンを契約するというものです。 夫婦それぞれに借りたお金すべての支払い義務を発生します。
連帯債務のメリットは、住宅ローン控除を夫婦2人で受けられることです。そして、契約するローンは1つなので、必要な書類や手数料も1人分になります。
一方、団体信用生命保険は、民間金融機関が扱う住宅ローンと、住宅金融支援機構の「フラット35」を利用する場合で異なります。
民間金融機関は団体信用生命保険が主債務者しか加入できません。
フラット35は2人とも団体信用生命保険に加入することができます。
フラット35を連帯債務で借りて、夫婦とも団体信用生命保険に入る場合は、「デュエット」を利用することもできます。 連帯債務のデメリットは、民間金融機関の場合は取り扱っている数が極めて少ないということです。
そして、フラット35は固定金利しか扱っていないため、変動金利の選択肢がありません。またデュエットを利用しても特約料はそれなりにかかります。
ペアローンは、夫婦別々に住宅ローンを組み、夫婦それぞれが住宅ローンを支払っていく方法です。
連帯保証や連帯債務と異なるのは、1つの物件に対して2本のローン契約を結びます。
ペアローンのメリットは、夫婦それぞれ自らの借入額に対して住宅ローン控除が受けられ、団体信用生命保険も適用されることです。
つまり、夫に万が一あった場合、妻自身が組んでいる住宅ローンは払う必要はありますが、夫の分住宅ローンを支払う必要がなくなります。逆の場合も同じです。
デメリットとしてはローンを2本組むので、事務手数料などの諸費用が2人分必要となります。
夫婦で住宅ローンを組むにしてもこれだけ様々な方法があります。メリットデメリットを見極め、ご夫婦に合った住宅ローンを見つけてください。
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