column 275. 暮らす

中古住宅購入の際は日光をチェック

2017.05.18

中古住宅購入の際は日光をチェック

「なぜか不安でたまらなくなる」「ストレスがありすぎて、気分が晴れない」。
このように、憂うつ気分が高まっている人はもしかすると、太陽が原因のひとつかもしれません。
実は、日光は人間の精神状態にとても大きく関係しているのです。
これから家を買おうとする人は、ぜひ日光の差し込み方を考慮してみてはいかがでしょうか。

精神状態に大きく影響する「セロトニン」

影響を与える一番大きな要素が、脳内神経伝達物質の「セロトニン」という物質です。
セロトニンは精神の安定に寄与する働きがあり、分泌が減ると不安感や抑うつ気分が高まってしまいます。
自然光のような強い光を浴びると、人間の脳内のセロトニンが増えるため、不安や憂うつが解消しやすくなるのです。
実際、冬に日照の少なくなる北欧などの緯度の高い地域、日の光の少ない雪国などの地域では、冬の期間にうつ病患者が増加すると言われています。
冬にだけ発症する季節性のうつ病を「冬季うつ病」と呼びますが、日照不足によるセロトニン分泌の減少が大きな原因の一つと考えられています。

目覚めには自然光を浴びるのが大事

朝の目覚めが悪く、夜はなかなか寝付けない、という人にも日光の浴び方に注目する必要があります。
眠気や目覚めは、脳の松果体から分泌される「メラトニン」というホルモンの作用によってもたらされます。
メラトニンは眠気を起こすホルモンであり、暗くなると分泌が始まり、明るくなると分泌が止まって覚醒するとされています。
したがって、部屋には自然光が入りやすい明るめのカーテンか、織り目の荒いカーテンを利用しベッドもなるべく窓辺に寄せておいた方が良いでしょう。
そして、目覚まし時計が鳴ったら眠くてもいったん体を起こして、カーテンを開け放ってしまいます。
体が自然光に照らされればメラトニンの分泌が治まってくるので、徐々に目が覚めてきます。

自然光の恵み

このように、日の光は私たちの精神状態にも、睡眠のリズムにも大きな影響を与えてくれることが分かります。
太陽の動きと共に活動する生活が、人間の生理には一番適合していることは明白です。
不安や憂うつを晴らし、気持ちを安定させたいならなるべく朝型の生活パターンにし、自然光の恩恵を受けて生活するのがいちばんです。
続けていくと、憂うつ気分や不安が解消しやすくなり、抑うつのエスカレートを防ぐことができるでしょう。
このように、日光と人の関係はとても親密です。
物件を探す時は、決まった時間だけでなく、朝昼晩と一日にどんな陽のあたり方なのか見れるように見学することが良いでしょう。

 

 

 

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