学生向けマンションがなぜ今増えているのか

昭和の時代は地方から都心に出て大学に通う学生は個人宅などにいわゆる「下宿生活」をする人が多くいました。
近年ではそういった下宿を受け入れている家庭などは殆ど見られなくなりましたが、現代の下宿先とも言える「学生向けマンション」が増加しています。
なぜ今学生向けマンションが増えているのか。
世の中の親の中にはお子さんが一人暮らしをする時にわざわざワンルームマンションを購入してあげる、という人もいますが、マンションを買うよりもこういった学生向けマンションに住ませてあげるほうが、実はお子さんにとっても良いことがあるかもしれません。

少子化は進行しても大学進学率は上がっている

日本は少子化の影響で若年層の人口が大きく減少しています。
そのため敢えて学生をターゲットにすることは勝算が低いのではないか、と考える人もいるでしょう。
一方で大学進学率は年々上昇しており、現在は55%を突破しています。つまり子供の数は減っても19歳以上の学生の数は大きくは減少していないのです。
それでも地方の私立大学では募集数に学生が達しない大学が増えていますが、各地方の中心エリアにある大学、就職に強い大学等勝ち組と負け組の差が広がっている結果と言えるでしょう。

大学の都心回帰傾向が進み、ターゲティングがしやすくなった

子供の数が減っている事自体は間違いありません。
一組の夫婦から生まれる子供の数も徐々に減少しており、一人っ子家庭が増加しています。
親としてはどうしても一人っ子は心配になり手を掛けてしまうもの。
一人暮らしをして生活が乱れないか、食生活は大丈夫か、きちんと大学に通うのかなど色々気になるはずです。
そこで管理人が寮母さんのような役割を果たしてくれ、食事や通学をきちんとしているのかという生活面のチェックまで行ってくれる学生向けマンションに子供を住ませたい、 という親が増えているのでしょう。

現地再建への思い

また先程あげたように私立大学も勝ち組が分かりやすくなってきています。
郊外に広大なキャンパスを展開していた時代は終わり、今は都心にタワー型のキャンパスを建てる大学の人気が上がっています。
学生向けマンションを展開する側も『この場所ならばこの大学の学生が狙える』と入居者のターゲティングがしやすくなっていますし、都心の物件ならば撤退戦略も立てやすいです。
こういった不動産需要の変化もあって、学生向けマンションの展開に乗り出す会社が増えているのです。

 

 

 

 

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