戸建ては町内会・自治会の加入が必須?入らない場合の良し悪しを解説
今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
2024.07.16
新居をオール電化にするかどうか迷ったら、オール電化とガス併用方式のコストやメリット・デメリットを比較するのがおすすめです。
光熱費を一本化できるオール電化と、給湯器やガスコンロと電気を使い分けるガス併用は、それぞれ強みが違います。後日入れ替えるのは大変なので、あらかじめどちらの設備が新居に必要なのか調べておきましょう。
今回は、オール電化とガス併用、どちらがお得なのかをチェックできるように、それぞれのメリット・デメリットや料金、災害発生時の安全性等をご紹介します。
オール電化のメリットは、ガス料金がかからないこと、そしてガスに比べて安全性が高いことです。電気式の給湯器とIHを利用するオール電化では、自宅の光熱費を電気代だけでまかなえるので、そもそもガス会社と契約する必要がありません。
また、オール電化の電気料金プランは、電気の使用量が少ない夜間の料金が通常よりも安くなっているケースが多いです。家電を使う時間を工夫したり、日中の電気使用を節約したりすれば、日々の光熱費を節約できます。物理的に火を使うわけではないため、ガス設備よりも火災のリスクが低いのもポイント。
もちろん、揚げ物等をしていて自然発火するリスクはありますが、IHには電源を入れたまま放置していても自然と動作をストップしてくれる安全装置が搭載されていますし、ヒーター部分に触れてもやけどしない構造になっています。ペットや小さなお子さんがいるご家庭でも安心して料理や火事に取り組めるため、特に、注意していてもキッチンに入ってきてしまうわんぱく盛りのお子さんがいるご家庭におすすめです。
一方で、オール電化には昼間の電気料金が割高になってしまう、シャワーや蛇口から出てくるお湯の水圧が低い、初期費用が高いといったデメリットがあります。オール電化の料金プランは、利用者の少ない夜間は安く、利用者の多い日中は高くなっているものが多いので、生活する時間帯によっては電気代が割高です。
また、電気式の給湯器は温めに時間がかかることから、タンクにお湯を溜めて保温し、必要に応じてタンクから湯を放出するという方式を取っています。ガス給湯器に比べると、設備を保護するために水圧を低く設定しているものが多いことから、オール電化だとシャワーの水圧が弱いと感じてしまうケースも少なくありません。タンクや給湯器の設置に場所を取るため、狭小地だと設置場所に困りますし、タンク内のお湯を使い切ってしまうとお湯を使えるようになるまで時間もかかるのもデメリットといって良いでしょう。
また、オール電化の設備であるIHは、使える鍋やフライパンの材質が限られます。多くの製品はガスコンロのような火力を出せず、ヒーター部分から鍋を離すと電源が切れてしまうため、中華料理などの激しく鍋を振る料理も不向きです。専用の給湯器を導入する必要がある関係上、初期費用もガス併用方式より高くなりがちですし、タンクで保温しているお湯は飲用に向きません。
ガス併用方式とは、キッチンのコンロや給湯器にはガスを使い、照明や家電は電気で動かす一般的なライフラインのタイプです。そんなガス電気併用方式のメリットは、オール電化に比べて初期費用が安く、火力が強いこと。ガス併用タイプの設備は、オール電化が出てくる前から利用されているものなので、商品の選択肢も多く設置マニュアル・業者の設置経験等も充実しています。選択肢の多さや利用期間の長さは商品の価格に直結してくるため、初期費用はガス併用の方が安価です。
また、ガスならではの火力の強さも大きな魅力。お湯や火を使いたいと思ったときすぐにお湯を沸かせるので、短時間で高水圧のシャワーを浴びられますし、火力の必要な料理も楽しめます。火力の強さが見て分かるため、コンロの調節も楽です。お子さんに料理を教えたり、自身がこれから料理の勉強をしたりする場合は、ガス併用の方が便利な場合もあるでしょう。
ガス併用方式のデメリットは、ガスの種類によってランニングコストが高くなってしまうこと、そして火事など災害時のリスクを抱えていることです。住宅のガスには、プロパンガスと都市ガスの2種類があり、プロパンガスに関しては料金設定が自由なので、都市ガスやオール電化よりも光熱費が高くなってしまうケースが少なくありません。
また、ガス自体は可燃性の気体なので、経年劣化や地震等の災害による配管の損傷や、不完全燃焼などによる火災のリスクが存在します。キッチンのガスコンロは火を扱うため、誤って触れるとやけどをしてしまいますし、燃焼によって酸素を消費するので、一酸化炭素中毒を防ぐためには換気も必須です。
オール電化の契約方式は、利用している設備の最大電流によって金額を決める「主開閉器契約」と、過去1年間の実電力使用量に基づいて料金を変動させる「実量契約」の2種類に分かれます。そして、東北電力で契約できるオール電化のプラン、「よりそう+シーズン&タイム」の基本料金は以下の通りです。
○主開閉器契約
10kVAまで | 1契約あたり | 1,980円 |
10kVA以降 | 1kVAあたり | 440円 |
○実量契約
電力使用量10kWまで | 1契約あたり | 2,711.5円 |
10kVA以降 | 1kWあたり | 605円 |
同じく、東北電力で契約できるガス併用時の電力料金を見てみましょう。ガス併用における一般家庭向けの契約タイプは、住宅全体の電気容量に合わせてアンペアを選び、実際に利用した電気量に応じた金額を支払う「従量電灯B」です。従量電灯Bの基本料金は、以下のようになっています。
○従量電灯B
30アンペア | 1契約あたり | 990円 |
40アンペア | 1契約あたり | 1,320円 |
一般的な住宅に必要とされる電気の容量は30アンペアから40アンペア程度。アンペア量を上げると基本料金が高くなる代わりに、ブレーカーが落ちづらくなります。実際にどの程度の電気を使っているかは常用する家電の数や世帯の人数によって変わるので、現在の住宅で何アンペアの契約をしているのかを確認してから決めると良いでしょう。
東北電力で契約できる「よりそう+シーズン&タイム」は、日中と夜間、そして日中に関して夏季・冬季・その他ピーク・オフピークで電気使用料が変動するプランとなっています。時間の分類は以下の通りです。
そして、各時間帯・時期の電気料金は以下のようになっています。
○日中
夏季ピーク | 1kWhあたり | 43.14円 |
冬季ピーク | 1kWhあたり | 43.14円 |
その他 | 1kWhあたり | 39.22円 |
オフピーク | 1kWhあたり | 26.73円 |
○夜間
ピークとオフピーク以外の時間 | 1kWhあたり | 11.43円 |
時間帯によって金額が変動するため、日中は割高ですが、夜間であればガス併用よりも光熱費を安く抑えられるのがオール電化の特徴です。
東北電力における従量電灯Bプランの利用料金は、以下のようになっています。
○全時間帯
~120kWh | 1kWhあたり | 18.58円 |
120kWh~300kWh | 1kWhあたり | 25.33円 |
300kWh~ | 1kWhあたり | 29.28円 |
ガス併用方式だと、純粋に1ヵ月で使った電気量が料金の根拠です。家庭内で使う電気量が少ないと金額は安くなりますが、日常的に多くの家電を使う場合は電気料金が高くなってしまいます。
また、実際には上記の金額に加えてガス料金も必要不可欠。ただし、電化製品が増えてブレーカーが落ちる機会が増えたらアンペア数を増やせるなど、後から調整しやすい点は大きなメリットです。
オール電化とガス併用方式、災害時におけるメンテナンス性や安全性に関しては、オール電化の方が秀でています。なぜなら、電気・水道・ガスといったライフラインの中で、最も復旧が早いのは電気だからです。送電用のケーブルや電柱は、地中に埋まっている水道管・ガス管と違ってその多くが地上に建てられているため、ケーブルをつなぎ直せば短期間で復旧させられます。
また、オール電化でガス管がなければ、ガス漏れによる火災や爆発等のリスクも低いです。エコタイプの給湯器はタンク内に温水を溜めているため、断水してもタンクが尽きるまではお湯や水を利用できるというメリットもあります。
オール電化が向いているのは、
ご家庭です。オール電化は日中の電気料金と初期費用が高いため、夜間に家事をするご家庭のほうが金銭的にもメリットを受けられるでしょう。安全性も高いため、高齢者や小さなお子さんのいるご家庭にもおすすめです。
ガス併用タイプが向いているのは、以下の条件に当てはまる世帯です。
オール電化のメリットを活かしきれない場合、または新居の初期費用を抑えたい場合に利用すると良いでしょう。
夜間の電気料金がお得で災害に強いオール電化と、日中の電気料金が安定していて火力の強い設備を使えるガス併用、どちらにもそれぞれのメリットがあります。
住宅設備に何を求めるのか、どういったライフスタイルを送るのかはご家庭によって違うため、自宅のライフラインは暮らし方に合うかどうかを考えた上で選びましょう。
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