戸建ては町内会・自治会の加入が必須?入らない場合の良し悪しを解説
今回の記事では、戸建ての購入を検討している方に向けて、自治会・町内会の役割や加入義務の有無、入らなかった場合のメリット・デメリットなどをお伝えします。
2024.07.16
一戸建てを購入したら、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
「高い買い物だったし、頑丈だから多少は手入れしなくても良いだろう」とメンテナンスの手を抜くと、気が付いたときには家の中がボロボロになっていたり、資産価値が落ちてしまって売るに売れなくなったりしてしまいます。
マイホームのメンテナンスは、家を過ごしやすい状態に保ち、資産価値を維持するために必要な作業です。
今回は、一戸建ての購入を検討している方に向けて、メンテナンスの重要性や大まかな頻度をご紹介します。
一般的に、木造一戸建ての寿命は、30年程度だとされるケースが多いです。
理由はいくつかあります。
一つは、日本が高温多湿な環境で地震や台風も多く、環境的に建物が劣化しやすいこと。
物理的に家の劣化が進むため、メンテナンスを放棄していると、築30年で快適とはいえない状態になってしまいます。
もう一つは、大半の住宅設備が寿命を迎え、住環境のアップデートにちょうど良いタイミングだからです。
住宅設備は、多くのものが買ってから30年も経つと故障したり、保証を受けられなくなったりします。
古いものを直すのはお金がかかりますし、築30年はちょうど相続や同居といった世代交代のタイミングです。
思い切って家を新しくした方が暮らしやすくなるため、一戸建ては築30年前後でリフォームや建て替えが行われています。
ただし、30年経つと木造住宅に住めなくなるわけではありません。
たとえば、日本には何百年も前に建てられた木造の寺社仏閣がいくつも現存しています。
丁寧にメンテナンスをしていれば、一般的な木造住宅でも60年以上利用可能です。
実際、住宅の新築や建て替えに伴う環境へのダメージに配慮して、近年は政府も「長持ちする高性能な家を建て、メンテナンスしながら長く使う」ことを推奨しています。
毎月管理費や修繕積立金が徴収され、修繕工事も管理組合が手配してくれる分譲マンションと違って、一戸建ては家主が計画的にお金を貯めてメンテナンスをする必要があるので、戸建てを買うなら住宅メンテナンスの知識が必要です。
一戸建ての耐用年数は、木造の場合22年となっています。
耐用年数は、不動産のような資産を減価償却するために作られた、書類上の不動産寿命。
あくまでも、「何年かけて経費として処理するか」を定めた数字です。
耐用年数が過ぎると建物部分の資産価値はほぼゼロになってしまいますが、建物としての寿命が尽きるわけではありません。
メンテナンスは家を長持ちさせるために必須の作業
住宅メンテナンスは、住まいを長持ちさせるために必須の作業です。
雨が多く湿度の高い日本では、湿気によって住宅の基礎に使われている木材が劣化します。
家を支える柱やはりが腐ってしまうと、耐震性や安全性を確保できません。
一度、大きく劣化したり破損したりした建材は、修理をしても元の強度には戻らないので、家を長持ちさせたいなら、大きな問題が出る前に対処することが重要なのです。
小さな問題を見過ごすと大きなトラブルに発展し、どこか一箇所が破損すれば別の場所も連鎖的に壊れていくため、一戸建てを買う以上メンテナンスは欠かせません。
問題を早期発見できれば、修繕費も安く抑えられます。
住宅のメンテナンスは、建物の状態が健全かどうかをチェックする作業であると同時に、生活の中で感じている「住みづらさ」を解消するチャンスです。
たとえば、調子の良くないガスコンロをIHに変えると、火事のリスクを減らしつつ日々の料理がしやすくなります。
どれだけ購入前慎重に検討しても、住んでいる内に不満点は出てくるものです。
リフォームを機に使いづらい設備を入れ替えたり、バリアフリーなど将来に備えたリフォームをしたりすれば、マイホームをさらに過ごしやすい空間へと改善できます。
中古不動産市場は、欠点や問題点の数が多ければ多いほど物件の評価が下がる世界です。
丁寧にメンテナンスしている物件は、住宅の基本性能が維持されており、購入後に壊れた設備の修理等をする必要もないため高く売れます。
資産性の高い物件は、住居として使えるだけでなく売却もしやすいので、相続財産としての価値も高いです。
一戸建ては、「外装→内装」の順にメンテナンスの必要性が出てきます。
これは、屋内の設備や床材・壁紙よりも、直射日光や風雨にさらされる外壁や屋根の方が早く劣化するからです。
そのため、家を買うとおよそ10年で外壁・屋根の塗り直しやシーリングの打ち替えが必要になります。
一般的な壁紙の耐久年数も10年程度なので、色あせたり壁紙が浮いたりしていたら、同じタイミングでクロスも張り替えると良いでしょう。
なお、二階建て以上の物件だと足場を組む必要があり、工事費が高くなるので、外装のメンテナンスは、まとめて行うのがおすすめです。
また、築15年を経過すると、水回りの設備やエアコン等の故障率が上がるので、適宜交換することになります。
築20年を越えたら、フローリングやトイレの便器、屋根や外壁の貼り直しも必要です。
防水塗料やシロアリ対策用の塗料等は、築5年から10年で効果がなくなります。
家全体が新しくても、基礎の木材が腐食したりシロアリにかじられたりすると、耐久性が下がって危険なので、築浅時代は特に湿気と防蟻処理に力を入れましょう。
内装に関しては、築10年程度で壊れるものは少ないです。
室内のクロスも普段から掃除をしていれば、きれいに保てます。
築10年を越えてきたら、外壁の塗装が寿命を迎えるため、外部の手直しが必要です。
外壁や屋根、バルコニーに使う塗料は、紫外線や水によって建材そのものが傷まないように保護する役割を持っています。
壁に触れると白い粉が指につくような状態だと、塗料の保護がなくなってひび割れや雨漏りの原因になるので、外壁塗装は欠かせません。
築15年以降は、給湯器や排水管等の水回りと、空調設備の故障が増えてきます。
中々お湯が出ない、水が詰まる、エアコンを使っても涼しく・暖かくならない場合、修理や設備の交換が必要です。
ただ、普段からこまめにメンテナンスをしておけば、ある日突然、水道やエアコンが使えなくなるといったトラブルをある程度回避できます。
できるだけ設備が寿命を迎える時期を遅らせて、問題が出てしまったら順番に直していくと良いでしょう。
家を買ってから20年を越えると、フローリングがダメになってきたり、老化によって階段の上り下りや入浴がつらくなってきたりします。
キッチンや浴室、便器が壊れて使えなくなったりしてくる時期でもあるので、築20年以降のメンテナンスは基本的に高額です。
一部を直して古い設備を使い続けるより、設備を新しくしたほうが安くすむことも少なくありません。
メンテナンスだけでなく、バリアフリー化や水回りの移設・増設といった、老後の生活に備えるリフォームも検討を始めると良いでしょう。
住宅を長持ちさせる一番良い方法は、こまめに掃除して換気することです。
ゴミを処理し、埃を落とし、水気を拭き取っていれば、サビ・カビ・腐食・頑固な汚れの発生を防げます。
普段から掃除をしていると、何かトラブルが起きたときすぐに気付けるので、「こんなに大きなトラブルになるまで気づかなかった」という事態も防げるでしょう。
一戸建ての外観は、多くの方が思っている以上に見る機会が少ないです。
朝、家から出るときに自宅の前で壁や屋根の様子をチェックする、夜、帰宅したら一度、庭や勝手口へ回り、塗料の劣化を確認するという方はほとんどいないでしょう。
だからこそ、外壁や屋根の様子は意識的にチェックする時間を設けるべきです。
「台風や大雨の後は家の周りをチェックする」といったルールを作っておけば、屋根の破損や壁のひび割れにも一早く気づけます。
シロアリ対策用の塗料は、5年程度で効力を失うものが多いです。
対策を怠ってシロアリの侵入を許してしまうと、瞬く間に住宅の基礎をボロボロにされてしまうので、家を長持ちさせたいなら5年ごとにシロアリ対策を行いましょう。
定期的に業者を呼び、床下の点検を兼ねて防蟻処理をしてもらえば、シロアリの繁殖を防げます。
家を長持ちさせたいなら、頑丈な家を建てることが重要です。
施工業者の腕が悪かったり、質の良くない建材を使っていたりすると、どれだけ丁寧にメンテナンスしても一戸建ては長持ちしません。
基礎の質が高いとリフォームもしやすいので、施工業者を選ぶときは価格だけを重視するのではなく、住宅性能が高い家、保証が充実している会社を選びましょう。
一戸建ての購入後は、おおよそ10年単位でメンテナンスや修繕工事を行います。
大掛かりな工事だと、メンテナンスといっても100万円以上かかるので、何か問題が起きる前、または問題が起きたときすぐに対処できるように、普段から修繕費用を積み立てておきましょう。
月々1万円でもメンテナンス費用を積み立てていれば、10年ごとに120万円の予算を確保できるので、「お金がなくてメンテナンスできない」という事態を避けられます。
一戸建てを買ったら、おおよそ10年周期でメンテナンスが必要です。
お金も手間もかかりますが、適切なメンテナンスをしておけば、修繕費用も最低限に抑えられますし、快適な住空間を維持できます。
ただ、お金がないと大規模なメンテナンスはできません。
日頃から修繕費用を積み立てて、欠かさずメンテナンスできるように準備しておきましょう。
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