column 842. 暮らす

注文住宅やマンションにあると便利な宅配ボックスの選び方と注意点

2023.04.25

注文住宅やマンションにあると便利な宅配ボックスの選び方と注意点

注文住宅を建てたりマンションを買ったりするときは、宅配ボックスを設置しましょう。
自宅に宅配ボックスがあれば、不在中でも荷物を受け取れますし、届いた荷物が雨に濡れたり盗まれたりする心配も下げられます。

ただ、一口に宅配ボックスといっても、素材やサイズ、価格は商品によってさまざまです。
今回は、宅配ボックスを導入するメリットや宅配ボックスの選び方、宅配ボックス利用時の注意点などを解説していきます。

戸建て住宅の宅配ボックスは自分で選ぶ必要がある

これから家を買おうと考えている方は、宅配ボックスについて知っておきましょう。
なぜなら、戸建ての場合、新築でも中古でも基本的に宅配ボックスが付いていないからです。
戸建てに宅配ボックスを設置するためには、自分で宅配ボックスを調べて購入したり、注文住宅の設計時に宅配ボックスを置くよう希望を出したりする必要があります。
宅配ボックスの便利さや注意点を分かっていないと、適切な商品選びはできないので、家を買うなら宅配ボックスの知識が必要なのです。

新居に宅配ボックスを置くメリット

●不在時に荷物を受け取れる

新居に宅配ボックスがあると、不在時も荷物を受け取れるようになります。
「荷物が届くから急いで帰ろう」「荷物が届くから外出をやめておこう」といった、スケジュールの調整をする必要がなくなるのです。

また、宅配ボックスがあれば、どれだけ帰宅が遅くなっても当日中に荷物を受け取れます。
「再配達の受け付け時間を過ぎてしまい、翌日以降の配達になる」というわずらわしさがなくなるのは、荷物を受け取る側にとっても配達人側にとっても大きなメリットです。

●配達員と顔を合わせることなく荷物を受け取れる

新居に宅配ボックスを設置すると、配達員と顔を合わせずに荷物を受け取れます。
家事をしているとき、トイレに入っているとき、着替えやメイクが面倒なときもインターホンに反応しなくて良いので、精神的にも楽です。
玄関を開けないので、配達員を装った押し込み強盗などのリスクも減らせますし、インターホンを鳴らさないよう配達員に頼んでおけば、「せっかく寝かしつけた子どもがチャイムで起きてしまう」といった事態も防げます。

利用用途に合った宅配ボックスの選び方

戸建てに宅配ボックスを導入するときは、宅配ボックスの「容量」と「材質」にこだわりましょう。
基本的に、宅配ボックスより大きな荷物は入らないので、普段届く段ボールが入るサイズを選ぶ必要があります。
また、宅配ボックスの材質は、エコバッグのようなポリエステルタイプのもの、プラスチック製のもの、金属製のものがあり、ポリエステルやプラスチック製の宅配ボックスは耐久性が低いため、戸建てにはおすすめできません。
防犯性を考えると、持ち家の宅配ボックスは頑丈な金属製がおすすめです。
ダイヤル式、暗証番号式、鍵式といった施錠のタイプは、好みや管理のしやすさで決めましょう。

宅配ボックスには3種類のタイプがある

●簡易型

簡易型は、商品を買ってきて置くだけで使えるタイプの宅配ボックスです。
ポリエステルや布でできた袋、折りたたみ式のボックスなどをチェーンでドアノブなどに固定しておき、荷物が届いたら中に入れてもらうという仕組みになっています。
価格が安くて重量も軽く、使わないとき折りたたんでおけるので、簡単に宅配ボックスを後付できるのが魅力です。
ただし、安い分、壊れやすいですし、防犯性にも不安が残ります。

●設置型

設置型は、主に金属でできた箱型の宅配ボックスです。
簡易型より場所を取りますが、その分頑丈で重量もあり、デザイン性に優れた商品も多数販売されています。
商品にもよりますが、数万円で購入できて後付も可能なので、ある程度、見た目や機能性の高い宅配ボックスを導入したい場合は、設置型の宅配ボックスを選ぶと良いでしょう。

●埋込み型

住宅の壁や塀に埋め込める宅配ボックスです。
場所を取らないのでデザイン的にすっきりとした印象になりますし、玄関横の壁に埋め込めば、室内にいながら届いた荷物を受け取れます。

ただ、どのメーカーの宅配ボックスをどこに埋め込むのか決めて工事を依頼する必要があるので、賃貸やマンションでは基本的に利用できません。
注文住宅を建てるときか、家をリフォームするときに導入できるアイテムです。

マンションによっては宅配ボックス付きの物件も

自宅に宅配ボックスが欲しいと思ってはいるものの、宅配ボックスを選ぶのが面倒な場合は、「宅配ボックスのあるマンション」を探すという手もあります。
宅配ボックスは、分譲マンションや賃貸マンションでも人気の共有設備です。
エントランスに宅配ボックスがあれば、帰宅時に荷物を受け取れますし、自分で商品選びをする必要もありません。

マンションに設置されている宅配ボックスの種類

マンションに設置されている宅配ボックスは、金属製の設置型か埋込み型が多いです。
ただ、荷物の入ったボックスの鍵を住民のICカード等で解錠する電子式なのか、配達人が決めた暗証番号を使って解錠する機械式なのかは物件によって違います。
基本的な機能は同じですが、電子式は導入コストが高いので、物件価格も高めです。
新居の予算に応じて、電子式か機械式かを決めると良いでしょう。

マンション付属の宅配ボックスを利用するメリット

●宅配ボックスの設置コストを節約できる

マンションに付属している宅配ボックスを利用すれば、宅配ボックスの購入費用や宅配ボックス選びの時間を節約できます。
また、マンション付属の宅配ボックスは、小さいボックスと大きいボックスを組み合わせたものが多いです。
部屋の前に置けるサイズの宅配ボックスには入らない荷物も、共用の宅配ボックスなら受け取れるというメリットがあります。

●防犯性能が高い

マンションの宅配ボックスはエントランスに設置されるため、宅配ボックスに荷物を届けてもらえば、配達人に顔や部屋の中を見られる心配がありません。
「玄関の前に知らない人が来る」というシチュエーション自体が減るので、配達人のふりをした不審者は入って来づらくなります。

宅配ボックスの注意点

●戸建て住宅の場合

注文住宅を始めとした戸建ての場合、表札を出していないと荷物を宅配ボックスに入れてもらえない場合があります。
また、食品や受け取り時に本人確認の必要な郵便物・貴重品などは、基本的に宅配ボックスで受け取れません。
荷物のサイズが大きく宅配ボックスに入らないという失敗談も多いので、戸建て住宅に宅配ボックスを設置するときは、余裕のあるサイズを選びましょう。

●マンションの場合

マンションの宅配ボックスは、住民全員が使える共用設備です。
すでに他人の荷物で宅配ボックスが埋まっていると、配達人がきても荷物を宅配ボックスで受け取れません。
また、自分の荷物が宅配ボックスに届いたことに気づかず、長時間、宅配ボックスを占領してしまってトラブルになるケースもあります。
宅配ボックス付きのマンションに住む場合は、こまめに荷物の到着通知を確認しましょう。

まとめ

宅配ボックスは、家にいなくても頼んだ荷物を受け取れる非常に便利な設備です。
注文住宅なら壁や塀への埋め込みも可能ですし、近年は共用の宅配ボックスを備えたマンションも増えています。

宅配ボックスを使うことが防犯にもつながるので、これから新しい住まいを買おうと考えている方は、用途や予算に合わせて使いやすい宅配ボックスを導入しましょう。

永大ハウス工業では、仙台・宮城エリアに特化した戸建て、マンション、土地など様々な不動産を取り扱っております。こだわりの物件はコチラから。

人気のこだわり物件

来店予約・見学予約・訪問査定キャンペーン実施中!お近くの店舗はこちら

今週のおすすめ物件

一覧に戻る