折り上げ天井って何?メリット・デメリットや導入時のポイントを紹介
ここでは、折り上げ天井の概要から、折り上げ天井のメリット・デメリット、導入時に押さえておきたいポイント等を共有していきます。
2024.11.21
不動産の世界では、面積の表記として「坪(つぼ)」「平米(へいべい)」「畳(じょう)」といったさまざまな単位が出てきます。
ただし、坪や畳といった面積の単位は、日常生活で頻繁には使わない表現です。
そこで今回は、1坪が何平米で何畳なのか、坪数と平米の換算はどのような計算式で行えれば良いのか、坪単価をどのように評価すれば良いのかといった、不動産の広さに関する知識をお伝えします。
坪は、日本にセンチやメートルといった単位が入ってくるまで使われていた、尺貫法という日本独自の表記です。
メートル法の普及に伴って、商取引や証明に尺貫法を使うことが禁止されたため、日常生活で目にする機会は減りました。
しかし、もともと不動産の現場で使われていた単位ですし、1坪の広さを知っている方からすると広さをイメージしやすいため、現在でも慣例的に「30坪の家」「50坪の土地」といったかたちで、坪という単位が使われているのです。
1坪の面積は、細かくいうと3.30578平米(平方メートル)となります。
大まかに広さがわかれば良い場合は、1坪約3.3平米と理解しておきましょう。
ちなみに、なぜ1坪の面積が中途半端な数字なのかというと、長さの最小単位が、センチやミリと異なるからです。
尺貫法では、長さの最小単位が1分(ぶ)であり、約3.03ミリとなっています。
10分で1寸(約3.03センチ)、10寸で1尺(約30.303センチ)、6尺で1間(約1.818182メートル)と単位が上がっていき、1坪は「四方の長さが1間の正方形」なので、
・1坪=1.818182メートル×1.818182メートル=約3.30578
となっているわけです。
1坪を畳数で換算すると、大体畳2畳分になります。
1畳を平米に直すと、約1.62平米、「中京間」と呼ばれる畳のサイズです。
なぜ畳の種類が指定されているのかといえば、畳の大きさが、地域や時代によって異なるから。
不動産広告で使われる畳の種類が違うと、家や土地の面積を正確に比較できません。
そのため、不動産広告の1畳は、不動産の業界団体によって、「中京間の約1.62平米以上」になるよう統一されています。
不動産業界で主に使われる広さの表記は、以下の通りです。
・坪
・平米
・畳
土地や建物全体の大きさについては、「坪」や「平米」で表記することが多く、家の中の面積、例えばリビングや寝室の広さを表す時は、「畳」を使います。
和室で過ごしたことのある方なら、「このリビングは大体16平米あります」と説明されるより、「10畳のリビングです」といわれたほうが、広さをイメージしやすいでしょう。
ただし、法律上、家を新築する際に交わす工事の契約書や、不動産の売買契約書で「坪」という単位は使えません。
マンションの専有面積なども、坪や畳ではなく平米で記載されるため、家を借りたり買ったりする時は、坪・平米・畳をそれぞれ換算して、広さを把握しましょう。
坪数を平米に変換する、または平米を坪数に変換する際の計算方法は、意外とシンプルです。
1坪は約3.30578平米なので、
・平米→坪数:平米÷3.30578
・坪数→平米:坪数×3.30578
という計算をすれば、平米と坪数を変換できます。
たとえば、広さ100平米の土地の坪数は、
・100平米÷3.30578=約30.25坪
です。
ただし、この時「平米÷3.3」で計算すると、坪数が30.3坪となってしまい、実際の面積と誤差が生じます。
数字を省略すると、広い土地や広い家の換算をする時、面積が大きく変わってしまうため、注意が必要です。
3.30578が使いづらい場合は、1平米が0.3025平米であることを利用して、
・平米→坪数:平米×0.3025
・坪数→平米:坪数÷0.3025
と計算しても構いません。
坪数を畳数に計算する方法も、簡単です。
1坪の広さは約2畳なので、仮に30坪の家を畳数で示す場合、30坪×2畳=60畳となります。
逆に、10畳の部屋が何坪なのか知りたい場合は、坪数を2畳で割るだけです。
とはいえ、不動産の世界では、坪数は主に建物や土地といった大きな単位で使われ、畳数は各空間の広さを説明する際に使われるので、換算する機会は少ないでしょう。
もし、間取り図等に平米しか記載されておらず、感覚的に部屋の広さを畳数にした方がわかりやすい場合、平米から畳数に換算する方法を知っておくと便利です。
平米と畳数の換算は、1畳が約1.65平米であることを利用します。
平米を1.65で割れば、おおよその畳数を求められるため、たとえば25平米の部屋が何畳か知りたい時は、
・25平米÷1.65=約15畳
と計算しましょう。
逆に、畳数に1.65をかけると、平米を求められます。
建築面積とは、建物を真上から見た時にわかる面積のことです。
専門用語で、水平投影面積とも呼ばれます。
一般的には、住宅1階の面積が建築面積となりますが、たとえば、家の1階をガレージにしており、床面積は2階の方が広いといった物件の場合、2階部分の面積が建築面積になります。
不動産の世界には、「建物の床面積が、土地面積の◯%を越えてはならない」というルール、建ぺい率という考え方があり、建築面積は建ぺい率を守っているかどうかをチェックするために使われる指標です。
延床面積は、1階・2階・3階等も含めた床面積の合計値。
延床面積が広い・大きい=居住空間が広く、大きな家であることがわかります。
たとえば、AとBの家どちらを買うか迷っている時、延床面積を比べると、「土地はAのほうが広いものの、家の広さはBの方が良い」といった判断ができるのです。
また、建ぺい率と同様に、不動産の世界には「容積率」というルールがあります。
不動産の延床面積が土地面積の◯%を超えると、建築工事の許可が下りません。
土地によってパーセンテージが違うため、できるだけ広い家や大きな家を建てたい場合は、土地の建ぺい率・容積率もチェックしましょう。
敷地面積は、建物ではなく、土地そのものの面積です。
一般的に、土地の価格は「1平米あたりの地価×面積」で決まるため、たとえば、購入前に調べてみた結果、登記上の面積よりも敷地面積が広かった場合、土地の価格は高くなってしまいます。
土地の面積に応じて、土地の価格だけでなく、固定資産税の納税額や建ぺい率・容積率の上限も変わるため、非常に重要な数字です。
坪単価は、1坪あたりの建築費を表したもの。
土地の価格などは入っておらず、グレードの高い設備を導入したり、平屋で2階建てよりも広い範囲の基礎工事をする必要があったり、狭小住宅で面積に対するキッチン等設備費の割合が高かったりすると、坪単価が高くなります。
そんな坪単価の求め方は、本体価格を延床面積で割るだけです。
延床面積40坪・3,000万円の住宅なら、坪単価は75万円となります。
とはいえ、坪単価だけを見ても、不動産の良し悪しはわかりません。
同じ仕様の家をA社とB社に頼む場合、どちらの方がコストパフォーマンスに優れているのかを調べたい時などに、坪単価を見ると良いでしょう。
最低居住面積水準とは、健康で文化的な生活を営むために最低限必要とされる、家の広さです。
国土交通省によって、世帯人数ごとの最低居住面積水準が定められています。
必要最低限のスペースがない住宅を選ぶと、今後数十年住居に対してストレスを感じてしまうことになるため、できれば最低居住面積水準をクリアした物件を選びましょう。
誘導居住面積水準とは、最低居住面積水準よりワンランク上の生活に必要とされる、家の広さに関する基準です。
多様なライフスタイルに対応し、豊かな住生活を実現するためにどの程度の広さが必要かを示したもので、最低居住面積水準と同様に、国土交通省によって定義されています。
おおよそ、最低居住面積水準の1.6~2.5倍の広さがあると、誘導居住面積水準をクリア可能です。
1人暮らしに必要な広さの目安は、最低居住面積水準でいうと25平米以上、誘導居住面積水準でいうと、都市部なら40平米、郊外だと55平米が目安となります。
間取りでいえば、最低でもワンルームか1Kが必要で、1LDKや2LDKが理想的な広さです。
単身者が家を探す時は、25平米以上、40~55平米の間で住める物件を探すと良いでしょう。
2人暮らしに必要な広さの目安は、最低居住面積水準でいえば30平米以上、誘導居住面積水準でいうと、都市部55平米、郊外で75平米が目安です。
間取りでいえば、狭くても1DKや2DK、2LDKや3LDKなら余裕を持って暮らせます。
1人暮らしなら我慢できる不便も、共同生活になると我慢できなくなるケースは少なくありません。
カップルが同棲する時や、結婚を機に新居を探す時は、お互いに話し合って必要な部屋数や広さを決めましょう。
子どもがいるご家庭に必要な広さは、最低でも40平米以上です。
郊外で余裕を持つなら、100平米以上あると、快適に暮らせるでしょう。
ただし、お子さんの人数や年齢によって、必要な部屋数が変わります。
お子さんが幼い間は、個室がなくても快適に過ごせますが、子どもが大きくなると個室の必要性が増えるため、住み換えや買い替えも必要です。
子どもができたら、ライフステージに合わせて家を選びましょう。
不動産業界における1坪の広さは、約3.3平米、畳でいうと約2畳分です。
不動産の世界では、メートル法が導入されるまで使われていた坪などの単位が良く利用されるため、坪・平米・畳を換算できるようになっておくと、不動産広告や間取り図だけで広さをイメージできるようになります。
また、快適に暮らしていくためには、家に必要最低限の広さも必要です。
土地や建物の面積について詳しくなることで、土地選びや家選びがしやすくなるため、家を借りる時・買う時は、坪数を始めとした広さの単位や、坪単価の見方等を押さえておきましょう。
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