column 170. 暮らす

気を付けたい!秋の花粉症2016

2016.09.20

気を付けたい!秋の花粉症2016

花粉症といえば、スギ花粉が飛ぶ春をイメージしがちですが、 秋にも手ごわい敵がいます。 秋の花粉症の多くは、ブタクサやヨモギなどのキク科の植物。
秋の花粉症の注意ポイントをまとめました。

1.秋の花粉症の原因とは?

目鼻症状の出た季節で最も多いのは春ですが、秋にも全体の15%の人が症状を訴えていることがわかっています。(アレルギー症状が出た人を対象にした厚生労働省の調査による)

夏から秋にかけて飛散する花粉の代表なのは、イネ科の植物、キク科のブタクサ・ヨモギ、さらにクワ科のカナムグラがあります。
なかでも、キク科の花粉が秋の花粉症の原因となるといわれています。

2.道路わき、公園、河川敷などに注意

くしゃみ、鼻水、目や鼻のかゆみを感じたら、重症化を防ぐために早めの対策をしましょう。

秋にも花粉情報に注意し、外出を控えるようにし、外出時にはマスクや眼鏡を着用しましょう。 秋の服装は、ニットなど毛織物が増えますが、花粉がつかないように、なるべくつるっとした素材の服を着るようにしましょう。
帰宅時には服や髪をよく払い入室するようにしましょう。 洗顔やうがい手洗いを徹底しましょう。

ブタクサやヨモギなどキク科の植物が多いのは、道路わき、公園、河川敷などです。
雑草が生えている場所には、近寄らないように注意しましょう。

3.症状は風邪と間違いやすい

秋の花粉症は、なかなか気づかない人が多いのも特徴です。

季節の変わり目に風邪をひいたと勘違いする人が多いようです。 風邪かな?と思っても、下記の症状がある場合は、病院でアレルギー検査をしてもらうのが良いでしょう。

●目のかゆみがある
●透明な鼻水がつづく
●バナナやメロンなどの果物やセロリを食べると口がかゆくなる

4.秋の花粉症の合併する疾患で、果物や野菜で口がかゆくなることも

花粉症の原因物質と似た物質が食物の中にも含まれています。 ある食べ物を食べることにより、口の中・唇・のどなどの口腔粘膜やその組織周辺にイガイガ感などのアレルギー症状を起こすことをOAS(口腔アレルギー症候群)と呼びます。

メロンやセロリ、ニンジンなどを食べると口がかゆくなる場合は、 ブタクサ・ヨモギ花粉が関連するOASかもしれません。
病院で相談するようにしましょう。

スギなどの樹木に比べ、秋の花粉は飛散距離が短いため、原因となる草の生えている場所に近づかないことで、予防・症状の緩和が可能です。
秋の花粉症に注意して、深まる秋を快適に過ごしたいですね。

 

 

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