column 187. 子育て

ケガのない家をつくるために引越しの後片付けを素早く

2016.10.24

ケガのない家をつくるために引越しの後片付けを素早く

「いつか片付けようと思って置いたままの荷物が崩れて子どもが…」
乳幼児を連れての引越しでケガなく過ごすためには、引越しの荷造りや搬出搬入以外にも注意が必要な時があります。それは引越し後の荷解き。正しくは荷解きされずに置きっぱなしにされた荷物たち。
いつか片付けよう…と置いたままの荷物が小さな子どものケガに繋がるかもしれないのです。

荷造りの時は気をつけていたけれど

引越しの荷造りの時には「触っちゃダメだよー」「ダンボール作ってあげるから、遊んでようかー」と何かと気を配っていたものの、搬入後は疲れや開放感もあって気が緩みがちです。

もちろん、引越しの後であってもダンボールを開けて片付ける時には、みなさん気をつけていると思いますが、荷解きされていない荷物の置き方は安全な状態でしょうか?

とりあえず積み上げたままのダンボールや引越し前はこんなところに置いてなかったキケンなモノが引越し後のドタバタで放置されていませんか?

ダンボールによじ登り高いところに手が届く

後で片付けよう…と放置されたダンボールは子どもにとって格好の遊び場に。

よじ登って落下なんてことが起きたら心配ですよね。
また、よじ登った先の高い場所にある荷物に手が届くようになっては危険です。

例えば、あるご家庭でのこと。
リビングの隅に置いたままになっていたダンボールの上に、収める場所が定まらず放置されていたアイロンが
。 高い場所だから触ったりしない、とご両親は考えていましたが、子どもはダンボールによじ登りコードを引っ張り、アイロンと一緒に落下してしまったのです。
大事には至らなかったそうですが、一歩間違えれば…。

引越し前は「触るとキケンだから…」とケアしていたものが、ついつい置きっぱなしになるのが引越し後なのです。

素早い荷解きのためには入居前から収める先を考えて

引越し後に荷物が放置されないためにも、入居前から置き場を決めておくことスムーズです。

なぜならば荷解きが進まない原因のひとつに「どこに置いたら、収めたらいいのか分からない」ことがあるからです。
特にお子さん連れでの引越しは、ダンボールを開けながらゆっくり考える時間が取れません。入居前にあらかじめの計画を立てておきましょう。

例えば
「このダンボールの中身はクローゼットに入れる」
「アイロンは押入れの上段」
など
ものの住所を考えて置くと良いでしょう。

すぐに開けられない荷物は安全な場所に

そうは言っても、すぐには全部の荷物を片付け終わらないかも。
そんな時は、ダンボールの蓋は閉めておく、詰め上げるのは2段まで。
登れない、触れない、人の出入りが少ない場所に置く。
押入れやクローゼットなどの収納部に入ると楽になります。

そして、早め早めの荷解きを心がけましょう。
子どもケガ無く、新居が気持ちよく過ごせる部屋になるために、引越し前から準備が大切ですね。

 

 

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