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不動産売却でコレだけは知っておきたいこと!

2016.01.26

相場

買い替え、遺産相続、転勤などで不動産売却を考え始めた方は、まず何をすればよいのか?

不動産関係の仕事をしていなければ「手持ちの不動産を売却する」ことなんて、人生の中でそう何度もありませんよね。そんな疑問を抱いた方のために、「これだけは知っておきたいポイント」を紹介していきます。

「大体いくらくらいで、どんな流れで売れるのか。」「売る前に準備しておくべきことは?」などの疑問を解決し、しっかりと知識を身に着けておけば、不動産と言ってもそう難しいことはありません。全体の流れを知り、しっかりと事前準備をしてから売却に臨みましょう。

いくらで売れる!?相場感を把握しておこう!

不動産を売却する際に、一番気になること。それはズバリ「いくらで売れるのか?」ということに尽きると思います。

不動産会社に直接行く前に、まずは下調べとしてインターネットなどを利用して、大まかな相場観をチェックしておきましょう。

その情報を引き出すために必要なのが「不動産の情報」。どんなものを見ればわかるのでしょうか。

  • 登記簿謄本(登記事項証明書)
  • 固定資産税明細書
  • 重要事項説明書

の3つからご自身の不動産について把握しておくことが重要です。

登記簿謄本は、その不動産の詳細が記された公的な文書。法務局で取得することができます。

固定資産税明細書は、毎年、不動産の所有者に対して送付される納税通知書に添付されているもの。土地・建物それぞれの評価額と税額が記載されています。

需要事項説明書は、その不動産取得時に(不動産会社の仲介を受けていれば)受け取っているはずです。

これらを基に、似たような物件を探して大まかな価格をつかんでいきます。

インターネットに接続できる環境であれば、スマホやタブレットでもOK。「過去の取引事例を探す」「無料の売却査定サイトを活用する」「情報サイトで売り物件を見てみる」といった方法を使えば、だいたいの目安がつくはずです。

この相場観をもって、実際に不動産会社との交渉にあたってみましょう。

買取? 仲介? 自分に合った売却方法をチェック!

さあ、いよいよ実際の作業に移っていきます。不動産売却の方法としては、もちろん自ら買主を探す方法もあります。

最近では不動産の個人売買を専門に取り扱うインターネットサイトもありますから、ひと昔前に比べると、それほど難しくなくなってきているかもしれません。

とはいえ、時間的・条件的な面からも、なによりトラブル未然防止の点でも、不動産会社に依頼をするのが安心ですし、一般的です。
そこで、ここでは不動産会社を通して売却する際の流れを紹介することとします。

不動産会社に依頼する場合、「買取」か「仲介」の2つの方法があります。

買取はその名の通り、不動産会社が直接の契約相手となり買取ってもらうというものです。売却先を探す時間がかからないので、早急に現金化でき、ご近所に知られることなく売却できるなどのメリットがあります。

一方で、仲介とは、不動産会社を通して買い手を探し、売却する方法です。

難しくない! 不動産売却の流れ

売却の実際の流れですが、買取の場合であれば、不動産会社と交渉→契約を結んで即金買取となるため、それほど難しいことはありません。では、仲介の場合はどうでしょう。

まずは不動産会社に売却相談をして査定してもらいます。ここで特に問題が無ければ「媒介契約」を締結。もちろん疑問点などあれば、このタイミングできっちりと解消しておきましょう。

この契約を結んだ後、不動産会社が広告を出稿するなどして売り出しが開始されます。こうなると、広告を見て気になった購入希望者が物件を見に来たりしますので、気持ちの準備を忘れずに。

ここから価格交渉に入っていきます。お互いの希望金額の折り合いの付いたところで、いよいよ売買契約を結びましょう。

売り出し価格からの値引きを求められることもあると思いますので、自分の落としどころを決めて交渉していってください。

いくらで売却するにしても、不動産は高額の取引となりますから、契約時には引き渡しのタイミングや決済方法等をしっかり決めておきましょう。

あとは登記によって書面上の所有権も買主側に移せば、ひと通りの流れは完了です。

売却前の修繕は、果たして必要なのか?

一戸建てを売却する前準備として、掃除があります。庭や室内をキレイに整えておくことで、購入希望者に対する物件のイメージをアップできます。

では、家の修繕、つまり壊れている個所を直しておく必要はあるのでしょうか。

これについては、購入希望者それぞれの希望もあるので一概には言えません。

「修繕されていない物件を割安で購入して、自分好みのリフォームにお金をかけたい」という人もいれば、「自分でやるのは面倒なので、あらかじめ修繕されてある物件を狙っている」という人もいます。

ひとつの考え方ですが、例えば最初は修繕せずに売りに出し、人気がないようであれば修繕済み物件として売りに出すという方法もあります。

最近はリフォームも人気で、中古物件の需要が高まっていますので、必ず修繕しなければならないということでもありません。
また、物件にも個性がありますので、購入希望者の様子を見ながら、修繕するかどうか決めていくというのが賢いやり方と言えるでしょう。

下調べをしっかりして、まずは不動産会社に相談を!

いかがでしょうか。もちろん不動産を売却するのは、リサイクルショップで不用品を売るように簡単にはおわりません。契約までに時間がかかりますし、契約時には細かい決め事もあります。

例えば、瑕疵担保責任という法律をご存知でしょうか。これはざっくり言えば「売却後、もともと壊れていた個所は売主が責任をもってください」という法律です。

個人でこの法律に対応するとなると、知っておくべき知識は倍増してしまいますし、なにより売れた後でのトラブルは気持ちの良いものではありませんよね。

やはり、全体の流れは不動産会社に任せておくのがよいでしょう。

ただし、任せっきりにするのではなく、ある程度知識をもっておくことが重要。そのために、今回の記事や、サイト内のほかの記事も参考にしてみてくださいね。

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