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土地探しの前に整理しておくべき3つのこととは

2016.06.03

土地探し

家づくりにおいて土地探しは非常に重要なポイントです。土地探しをうまく決めることができれば、家づくりはほとんど完了したもの、と言っても過言ではありません。

良い土地を見つけるためには価格の相場感や法的知識など多くの知識が必要です。そうした知識はプロに任せれば良いとは言え、プロに任せっぱなしではうまくいかないことも多いものです。できる限り自ら勉強して、実際に足を動かして後悔しない土地探しを目指しましょう。

土地探しの前に整理しておくべき重要なこと

家づくりを考えるにあたり、いざ土地を探すことになった場合、いきなり不動産情報誌やチラシ、インターネットで土地情報を集める方もいるかと思います。しかし、ただやみくもに土地情報を探してもうまく行くことは少ないでしょう。

土地探しを始める前には、整理しておくべきことがあります。
それは、新しい土地でどのように生活をするのか、その必要条件や希望条件を明確にしておくということです。

具体的には、以下の3つの手順で進めましょう。

  • 必要条件を決める
  • 希望条件を挙げる
  • 希望条件に優先順位をつける

●必要条件を決める

最初に必要条件を決めます。必要条件は、例えば子供が小学校に通っており、転校したくないのであれば、その学校区内を希望エリアとして定めます。その他、川の近くで湿気が多かったり、虫が多かったりする土地は絶対にイヤ、といったこともここで決めておきます。

●希望条件を挙げる

次に、希望条件を挙げます。ここでは、例えば価格は1,000万円以内、学校までの距離が2km以内、最寄りの駅やバス亭まで徒歩10分以内、土地の前の道路は広い方が良い、駐車場は3台欲しい、土地の形はきれいな四角が良いなど、できるだけ多く項目を挙げます。

●希望条件に優先順位をつける

最後に、希望条件に優先順位をつけます。例えば、実際に土地探しを始めると、上記の希望条件を項目として挙げていた場合、最寄りのバス停まで徒歩2分で、土地の前の道路は広いが、駐車場は2台しか取れない土地、といった土地が見つかる場合があります。
この時、駐車場3台の優先順位を比較的低く設定していれば、この土地も候補に入ることになります。(全ての条件を満たす土地はなかなか見つからないものです。)

土地の購入パターンと注意事項

土地を購入するには、大きく3つのパターンがあります。

  • 建売住宅を土地と建物セットで購入する。
  • 住宅会社が所有している土地を、建築条件付きで購入する。
  • 不動産会社の仲介で土地を購入して、住宅会社に建築を依頼する。

●建売住宅を土地と建物セットで購入する

既に完成している建物を、土地とセットで購入するパターンです。このパターンの良いところは、すでに建物が完成しているため、生活のイメージがしやすいところでしょう。また、新築の場合に発生するさまざまな打ち合わせや手続きをする必要がなく、資金計画の面でも途中で追加資金が発生するといった問題を回避することができます。

●住宅会社が所有している土地を、建築条件付きで購入する

住宅会社が所有している土地を、その住宅会社に建築してもらうことを条件として購入する方法です。住宅会社が所有している土地の場合、敷地調査がされていたり、整地がなされていたり、参考プランが作られていたりと、安心して進められます。一方、建てたい住宅会社を先に決めていた場合には、他の会社の建築条件付きの土地を購入することはできません。

●不動産会社の仲介で土地を購入して、住宅会社に建築を依頼する

不動産会社の仲介で土地を購入する方法では、多くの候補の中から土地を選ぶことができますが、仲介手数料を支払う必要があったり、土地が整地されていない場合には整地費用が必要であったり別に費用がかかることがあります。

仙台の土地の特徴

仙台の土地の特徴は、仙台駅を中心に、地下鉄沿線から地価が高く形成されているという点が挙げられます。仙台駅以外にも泉中央や長町といったエリアでは利便性の高い施設が集中しています。

また、西側は山地となっています。山地付近やそこにいたるまでの丘陵地では地価は低くなっているものの、宅地として利用する場合には地盤改良を念頭におくと良いでしょう。

仙台の東側は平地で、仙台駅より東側は住宅地や水田地帯が続くほか、仙台港や国道4号線があり流通地域として栄えています。

仙台市は100万人都市で、特に仙台駅周辺には高層マンションが建ち並んでいるものの、泉中央や長町、南仙台駅周辺等小都市圏を形成しています。適度な都会で不動産の流通性も高く、最初は居住用として購入するものの、将来は賃貸に出すといった利用も考えやすいでしょう。

自分で確認しよう

土地を探し始めると、インターネットで検索したり、不動産会社から土地について提案を受けたりするでしょう。そうして得た情報だけでなく、現場に足を運ぶことも大切です。

物件を見る際には以下の点を確認します。

  • 周辺環境の確認
  • 道路や土地の形状の確認
  • 謄本の確認

●周辺環境の確認

駅から物件までの街並みや、踏切の有無、陽当りの状況などは実際に物件を見てみないと分かりません。学校や公園、病院や買い物施設など生活に必要な点も確認しておきましょう。

●道路や土地の形状の確認

土地に接道している土地の幅や、そこに至るまでの道路は車が離合できる広さなのかどうかなどを確認しましょう。また同じ広さでも土地の形状次第では利用できる範囲が異なります。可能であれば理想の間取りをイメージしておき、土地にはまるのかどうか確認すると良いでしょう。

●謄本の確認

謄本は、法務局に行けば誰でも閲覧可能です。所有者や抵当権の有無を確認できるほか、全部事項証明書でこれまでの土地取引の履歴を見ればどんな土地たったのかを確認することができます。

まとめ

土地探しはただやみくもに情報を収集するのではなく、必要条件や希望条件を整理して、気に入った物件があれば足を動かして実際に土地を見に行くようにしましょう。そうしたことを繰り返していく内に相場感が養われ、土地探しの技術も向上していきます。

 

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