マンションを訪問査定してもらうメリットとは｜永大ハウス工業

マンションの査定方法には机上査定と訪問査定の2種類がありますが、より簡易的な机上査定はどのような時に依頼すると良く、より詳細な訪問査定はどのような時に依頼すると良いのでしょうか。

それぞれのメリットも含めてお伝えします。

マンションを売却するときに一番気になるのがマンションを売却できる価格という方も多いかと思います。

マンションの査定額を出してもらうには不動産仲介会社に査定を依頼する必要がありますが、不動産仲介会社が行う査定方法には机上査定と訪問査定の2つがあります。

机上査定は、実際に売却物件を見ることなく過去の取引事例や市場の動向などを参考に査定を行う方法で、訪問査定は実際に売却物件を見て、設備の状況やマンションまでの道路状況などを含めた査定を行う方法です。

机上査定と訪問査定、マンションを査定してもらう時はどちらの方法を選ぶと良いのでしょうか。

机上査定は、不動産仲介会社が売却物件を実際に見ずに価格を算出する査定方法で、周辺の取引事例や市場の動向を参考に価格が算出されます。

机上査定のメリットは何といっても手軽に自分のマンションの価格を知れるということです。都心のマンションであれば取引事例が豊富なこともあり、実際に物件を見ずともある程度正確な査定価格を算出することができます。

最近ではインターネットで物件情報を入力するだけで複数の不動産会社に一括で査定依頼できるサービスも増えています。

●机上査定は３０分から１時間で査定結果が分かる

机上査定は過去の取引事例や市場動向などデータを元に算出するだけのものなので、査定を依頼してから３０分～１時間程度で査定結果を聞くことができます。

「とりあえずマンションの価値が知りたい」という場合にも気軽に利用できます。

●机上査定を依頼する際に用意するもの

机上査定を依頼する際には以下のような情報を不動産会社に伝える必要があります。
・物件の種別（一戸建てなのかマンションなのか）
・住所（マンションの場合、階数と部屋番号も）
・面積（土地、建物）
・築年月

机上査定の場合、不動産会社に直接訪問しても良いですが電話だけで依頼することも可能です。

訪問査定は実際に物件を見て価格を算出する査定方法で、居室内の設備の劣化状況や日当たり、駅からマンションまでの道の雰囲気といったところまで詳しく見ていきます。

訪問査定のメリットは、机上価格より詳しい査定が受けられるということです。
訪問査定は不動産会社の担当者が現地を見るための日程の他、役所で資料を取り寄せる日程等も必要となるため、１週間程期間を見ておく必要がありますが、実際にマンションを売却する段階になったら必ず受けておく必要があります。

●正確な訪問査定ができる不動産会社程早く売却できる？

マンションの売却において、不動産会社が算出する査定価格は実際に売却できる価格とは異なることがほとんどです。

実際に売却価格が決まるまでには、以下のような流れがあります。

・不動産会社から査定価格を算出してもらう。
・不動産会社と媒介契約を締結する。
・実際に売り出しをして売れなければ売り出し価格の値下げをする。
・購入希望者があらわれたら、購入希望者と価格交渉をする。
・価格交渉がまとまれば、売却価格が決定する。

上記のように査定価格が実際に売却できる価格より高い場合、値下げをしていくことになるため、査定の段階で正確な査定価格を出すことができれば売却開始から短い期間で売却できます。

訪問査定の正確さは担当者の力量次第と言えますが、複数の不動産会社の査定結果を聞いて、より詳しく査定してくれる会社を選ぶと良いでしょう。

●訪問査定を依頼する際に用意するもの

訪問査定を依頼する際には、机上査定を依頼する際に用意するものに加えて以下の書類を用意しておくと良いでしょう。
・権利証や登記簿謄本
・字図や測量図
・マンションを購入した時の契約書
・間取が分かる図面
・固定資産税評価額の分かる書類

また、実際に売却することも視野に入れて近隣の情報やのちのちトラブルとなりそうな情報があれば担当者に伝えておくことも大切です。

マンションの査定方法には机上査定と訪問査定の2種類があります。
机上査定は手軽に自分のマンションの査定額を知ることができますが、実際に売却することを考えるのであれば訪問査定を選択してより詳しい査定を受ける必要があります。

とりあえずマンションの価値を知りたいのであれば机上査定、実際に売却を考えているのであれば訪問査定と考えておくと良いでしょう。