東北大学総合学術博物館
2017.02.03
東北大学総合博物館は、東北大学での研究成果を展示することで学内外の研究者との共同研究に活かすとともに、最新の研究成果を地域社会に広く伝えるための機関です。
今回は東北大学総合博物館についてお伝えします。
東北大学総合学術博物館基本情報
東北大学創立以来100年の歴史の中で人命科学、社会科学、自然科学、工学などの教育研究を通して蓄積された学術資料標本類。
東北大学同号学術博物館は、これらの学術資料標本を保管管理するとともに標本を用いた研究を学内外の研究者と共同で行い、また最新の研究成果を地域社会に広く伝えるための機関です。
生命の進化をたどる化石や、大地を構成する岩石鉱物、東アジアの古地図など標本類を1200点、収蔵室(非公開)には60万点の標本があります。
施設名称:東北大学総合学術博物館
所在地:仙台市青葉区荒巻青葉6-3
TEL:022-795-6767
交通アクセス:仙台市営地下鉄東西線「青葉山」駅下車徒歩4分、るーぷる仙台「理学部自然史標本館前」下車徒歩1分
営業時間:10:00~16:00
定休日:月曜日(祝日の場合は祝日明け)、年末年始、お盆の数日
入館料:大人150円、小中学生80円、乳幼児無料
ホームページ:http://www.museum.tohoku.ac.jp/
●常設展
大学の研究、教育活動で蓄積された化石、岩石、鉱物、鉱石標本等1,200点が展示されています。
・地球生命の進化
生命が地球上に誕生して依頼地域環境の変遷に応じて大きくその姿を変えて進化してきた、その地質が見られるコーナーです。
46億円前に地球が誕生した先カンブリア時代の岩石から、カンブリア紀、オルドビス紀、ジュラ紀や白亜紀と続き、約180万年前の新第三紀、第四紀のイワシクジラの化石などさまざまな岩石、鉱物、化石などを見ることができます。
・地球を構成する岩石鉱物
地球内部の火成活動や変成作用、地表の風化作用や堆積作用など、常に変動する地球畳の鉱物や岩石が展示されています。
ここでは、鉱物、水晶、鉱石、岩石、隕石に分けられています。
・外邦図
東北大学総合学術博物館では、日本の旧陸軍が1930~40年代前半に作成した外国の地形図「外報図」が展示されています。
日本は明治中期以降、国内の地図の整備と併せて国外の戦略上注目していた地域の地図を作成していました。北はアラスカから南はオーストラリア、東は北米、ハワイから西はインド、パキスタン、アフガニスタンまで作成されたと言われ、ここではその一部を見ることができます。
●企画展
東北大学が所蔵する様々な分野の資料標本や大学の最新の研究を紹介する企画展がシリーズで開催されています。
2016年10月11日から11月4日までは企画展「宮城県の化石」が宮城県庁で開催されており、ウタツギョリュウの化石や、アンモナイト化石、クジラ化石、ゾウの歯やサメの歯化石なども展示され、入場料は無料となっています。
周辺施設情報
●東北大学青葉山キャンパス
東北大学青葉山キャンパスは、仙台市内に5つあるキャンパスの内の一つで、仙台市の中心部から西に数キロの距離に位置しながら、豊かな自然が現存する場所です。
青葉山キャンパスには理学部、薬学部、工学部等があります。
施設名称:東北大学青葉山キャンパス
所在地:仙台市青葉区荒巻字荒巻6-3
交通アクセス:仙台市営地下鉄「青葉山駅」下車徒歩5分
ホームページ:http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/aobayama/
●仙台市八木山動物公園
八木山動物公園は、ホッキョクグマ、ライオン、スマトラトラなど約140種、550点の動物が飼育されている動物園で、人と動物の距離が近いことでも有名です。
施設名称:八木山動物公園
所在地:仙台市太白区八木山本町1-43
交通アクセス:仙台市営地下鉄東西線「八木山動物公園駅」下車すぐ
ホームページ:https://www.city.sendai.jp/zoo/index.html
●宮城県美術館
宮城県美術館は宮城県および東北地方にゆかりのあるものを中心に明治時代以降現代までの日本画、洋画、版画、彫刻、工芸などの他カンディンスキー、クレーなどの外国作品や戦後日本の絵本原画も収蔵されています。
施設名称:宮城県美術館
所在地:青葉区川内元支倉34-1
交通アクセス:仙台市営地下鉄東西線「国際センター駅」下車徒歩7分
ホームページ:http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
評判/口コミ
●巨大な恐竜の模型に子供も喜んでいました
自然史標本館という円柱の建物にはステゴザウルスの全身骨格模型が、2階には大きなイワシクジラの骨格があります。他にも化石や岩石、鉱物等があり、私も楽しむことができました。
スタンプラリーもあるようです。
●比較的小さな博物館
小さめの博物館で、アクセスもあまり良くないこともあり、見に行った時は他に人はほとんどいませんでしたが、その分、ゆっくり見ることができました。
さすが、東北大学の博物館ということもあり専門的な内容ながら興味をひかれる展示品になっていると思います。
まとめ
東北大学総合学術博物館は、東北大学の教育や研究に用いられた資料が見られる博物館で、ほかに売店や飲食店もなく、学術博物館という名前通り知的好奇心を満たしてくれる施設だといえるでしょう。