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宮城県柴田郡で不動産売却をする際に知っておきたい路線価比較

2017.09.04

温泉

宮城県の、いわゆる県南エリアにあり、西側では山形県と接している柴田郡。大川原町(おおがわらまち)、村田町(むらたまち)、柴田町(しばたまち)、川崎町(かわさきまち)といった4つの町で構成されています。

豊かな自然が魅力で、いずれも桜の名所として知られています。また、大河原町は奥州街道の宿場町としても発展してきました。ここでは、そんな柴田郡の特徴や路線価を紹介していきます。

富谷市の特徴

柴田郡内の4町の人口をそれぞれ見てみると、もっとも多いのは柴田町で約4万人。次いで大川原町で約2.3万人。これに村田町が約1.3万人、川崎町が約1.1万人と続いています。ただし、大川原町は柴田町よりも面積が少ないため、人口密度で見ると大川原町が柴田町を上回っています。

大川原町は宿場町として栄えた歴史を持ち、現在でもJR東北本線・大川原駅があって、この柴田郡のみならず仙台への玄関口としての役割を果たすエリア。町の中央には白石川が流れ、その両岸には県内の桜の名所としても知られる「一目千本桜」が立ち並んでいます。

その隣、柴田町には東北本線・船岡駅、阿武隈急行線・東船岡駅、そしてそれぞれの路線が乗り入れる槻木(つきのき)駅があります。船岡駅と東船岡駅の中間には仙台大学があり、平日は学生でにぎわうエリアです。

村田町のメインスポットは、なんといっても、スポーツランドSUGO。国際格式のレーシングコースを持ち、週末にはSUPER GTや全日本ロードレース選手権といったモータースポーツイベントが開催され、県内外から多くの人が訪れます。

川崎町は柴田郡のなかでももっとも広い面積を持つ町。青根温泉、笹谷温泉、峩々(がが)温泉といった小規模ながらも情緒あふれる温泉街があり、観光客として訪れる人の数は年間約100万人。仙台市だけでなく、山形市へも車を使えば30分ほどでアクセスできる立地です。

子育て事情について見てみると、たとえば川崎町では、満1歳児までの乳児に対して1か月1万円の助成券が交付されるなどの取り組みが見られます。また、村田町では「親子ブックスタート」として幼児に向けて絵本をプレゼントするなど、ユニークな事業を行っています。

医療費については、大河原町がもっとも充実しており、18歳以下は所得制限なく無料です。ほかの3町はいずれも中学生以下の入通院費を無料としています(柴田町のみ所得制限あり、ほかの2町はなし)。

柴田郡の路線価の高い地域・低い地域比較

ここからは、柴田郡の路線価、公示地価について紹介していきます。路線価とは路線(=道路)に面する宅地の1平米あたりの評価額のこと。一方、公示地価とは、国土交通省が年に1度、ある土地を選定して公示する価格のことです。

それぞれ、実際に売買された価格というわけではありませんが、不動産業者も売買の際に参考にする指標なので、事前にチェックしておくことで売価の判断基準のひとつとすることができます。

柴田郡の路線価については、4町の中では大河原町、柴田町が高い傾向にあり、大河原駅や船岡駅周辺で3万円台となっています。一方、村田町や川崎町では、中心地である役場周辺で1万円台です。

公示地価についてそれぞれ見てみると、もっとも平均値が高いのは大河原町で2万9,937円/m2(9万8,966円/坪)で、柴田町がほぼ同様の値で2万9,683円/m2(9万8,126円/坪)。この2つの町はいずれも直近3年間で地価が上昇傾向にあります。

残りの2町を見ると、川崎町で1万3,470円/m2(4万4,528円/坪)、村田町で1万3,037円/m2(4万3,099円/坪)となっています。こちらはいずれも直近3年間で地価は下落傾向となっています。

柴田郡内で2017年の公示地価でもっとも高かったところは大川町内で、大河原駅より1,900メートルの位置にある場所で明石台1丁目にある住宅地で、3万9,800 円/m2(13万1,570 円/坪)。この場所には飲食店が建っています。一方、もっとも低かったところは村田町内で、大字小泉字姥ケ懐山の林地。公示地価は54 円/m2(181 円/坪)でした。

不動産を売却する際のポイント

上記のように、柴田郡内でも町によって地下には差があり、大河原町と柴田町では上がり基調、川崎町と村田町では下がり基調となっています。

柴田郡自体、面積は約428kmと広いエリアのため、場所によって売り方も変えていかなければなりません。特に下落傾向にある地域では、購入希望の情報を逃さないように収集することが高値で売却するポイントとなります。

まとめ

たとえば、村田町への移住者の状況を見ると、同郡内を除けば仙台市や名取市からの転入が多く見られ、不動産売却の際は、これらのエリアでの情報収集が重要だということがわかります。

永大ハウス工業は仙台市内に8店舗、名取市内にも1店舗を抱えており、両市の情報収集力には自信があります。柴田郡内の不動産売却はぜひ当社にお任せください。

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