宮城県亘理町で不動産売却をする際に知っておきたい路線価比較
2017.09.04宮城県の中央東部、仙台から南に約25kmの位置にある海沿いのまち、亘理町(わたりちょう)。73km2ほどの面積で、南北10km、東西7kmの縦に長い形状。東側が太平洋に接しており、県内では比較的温暖な気候のエリアです。
仙台市内へのアクセスが良いことからベッドタウンとしても人気。ここでは、そんな亘理町の特徴や路線価を紹介していきます。
亘理町の特徴
県南の山元町や角田市などと接し、東側は太平洋に面する亘理町。市の中央部は水田地帯となっており、それを取り囲むように住宅地があります。
西部エリアは阿武隈高地に属する丘陵地帯。市域が阿武隈川の南岸にあることから、この川を「渡る土地」ということで亘理(わたり)という名称となりました。
平成29年6月時点での人口は約3万3,000人。ピーク時の平成17年前後で人口は約3万5,000人だったので、それからはなだらかに減少傾向となっていますが、ベッドタウンとしての人気は相変わらずです。
市内には南北に常磐線が走っており、北から逢隈駅、亘理駅、浜吉田駅といった3駅が設置されています。市の中心街となっている亘理駅から仙台駅へは、各駅停車で35分ほど。
また、こちらも南北に常磐自動車道が通り、県北方面や県南部を通過して茨城方面へも容易にアクセスできます。
市の名産は、東北一の生産量を誇る、いちご。宮城県のオリジナルブランド「もういっこ」などが生産されています。そのほかにも、フルーツではりんごやアセロラ、郷土料理では「はらこめし」や「ほっきめし」、「あなごめし」などが有名です。
市内の主な観光スポットは、いちご園はもちろんですが、「わたり温泉鳥の海」も人気。県内では珍しい海辺の天然温泉で、美肌効果にも優れる泉質が魅力です。
子育て事情についてみてみると、子育てを地域で相互援助する会員制制度の「ファミリーサポートセンター」や、育児サークル「わたりっ子を育てる会」などが自治体によって運営されています。
医療費については、従来未就学児のみを対象に助成されていましたが、平成27年4月より対象範囲が拡大。現在では、中学生までは入院・通院が無料となっています。ただし、扶養親族の数と所得額によっては助成を受けられないこともあります。
亘理町の路線価の高い地域・低い地域比較
ここからは、亘理町の路線価、公示地価について紹介していきます。路線価とは路線(=道路)に面する宅地の1平米あたりの評価額のこと。一方、公示地価とは、国土交通省が年に1度、ある土地を選定して公示する価格のことです。
それぞれ、実際に売買された価格というわけではありませんが、不動産業者も売買の際に参考にする指標なので、事前にチェックしておくことで売価の判断基準のひとつとすることができます。
亘理町の路線価については、市内の中心部、亘理駅周辺で3万円/m2台、市の北部にある逢隈駅周辺では、2万円台となっています。
公示地価についてみてみると、亘理町の平均は2万7,466円/m2(9万0798円/坪)で、1732市町村中、760位につけています。
この価格は、全国的に見れば富山県入善町や栃木県真岡市と、県内で見ると宮城県東松島市や気仙沼市と近い数字となっています。
2017年の公示地価で最も高かったところは、亘理駅から1.1kmのところにある字中町の商業地で、3万7,500円/m2(11万2,396円/坪)。この場所は現在、和菓子屋となっています。
一方、もっとも低かったところは、浜吉田駅から500mの位置にある吉田字大谷地の住宅地で、1万6,800円/m2(5万5,537円/坪)でした。
なお、亘理町の地価は平成25年から27年までは上昇傾向でしたが、平成27年と28年の比較では1.75%下落しています。
不動産を売却する際のポイント
亘理町は大きく分けて、市の中心部である「亘理」、海沿いの「荒浜」、市南部の「吉田」、北部の「逢隈」といった4つのエリアで構成されています。
もっとも人口が多いのは亘理エリアで不動産のニーズもある一方で、荒浜や吉田エリアでは震災以降で減少傾向。こうした地域では不動産も売却しにくくなっています。
まとめ
売りにくいエリアにある不動産でも、諦める必要はまったくありません。地域に根ざした不動産業者であれば、それだけ地元でしか知られていない情報をキャッチするスピードも早くなるため、早期売却が期待できます。
永大ハウス工業はこうした情報量の多さはもちろん、不動産の仲介だけでなく現金買取も行っています。仲介に比べて売却までの期間がスピーディなのが特徴なので、お急ぎで不動産を売却したいと考えている方はご相談ください。
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