持ち家から家族が一緒に引っ越すパターンまとめ
2017.10.30たとえ持ち家があっても、家族全員で引っ越しをしなければならなくなるケースはいくつも考えられます。中には状況が大きく変化し、住宅ローンを組んで購入した家からすぐに引っ越すことになる人も。
理由によってはギリギリまで引っ越しがわかりませんが、事前にある程度の準備が可能な場合も多いはずです。ここではそんな引っ越しのパターンと、持ち家の処分方法に対する考え方をまとめてみました。
持ち家から家族一緒に引っ越しをするパターン
●転勤が決まった!
全国規模で展開している企業では、従業員の転勤はよくあることです。海外赴任となると3か月程度前から内示を受けられるケースもありますが、大抵は1か月程度前になるまで本人に転勤が告げられることはありません。なかには正式な辞令が出るまで本人に知らされないケースもあるほどです。
あらかじめ期間が定められているケースもありますが、一度赴任するとそう簡単には帰ってこられなくなるケースも多いので注意が必要です。住宅ローンを組んでいる場合は毎月の費用負担が大きくなるので、期間が定まっている場合を除いて持ち家は売却することをおすすめします。
●遠方の会社に転職!
遠方の会社に転職が決まった場合も、持ち家は売却した方が安心です。住宅ローンの支払いがすでに終わっており、一定の賃貸需要が見込める立地であれば、賃貸に出しても良いでしょう。
地元に持ち家を残していると、新しい会社に対して逃げ道が残ってしまうので、精神的にもおすすめできません。心機一転して仕事に打ち込むためにも、売却を検討しましょう。
●出産前の里帰り!
妊娠中は身体が大きく変化し、ホルモンバランスの乱れによって精神的にも不安定になりがちです。母体がリラックスできるよう、出産前に妻の実家に身を寄せる人も少なくありません。
「一時的なこと」と思うかもしれませんが、出産後は休みのまったくない育児が始まります。新生児は夜中に何度も起きるうえに、産後の母体はダメージが大きいので、思うように動けません。
共働きの家庭は特に、頼れる身内の近くに引っ越すということも検討しましょう。幼稚園や保育園に通い始めても、1年目は抵抗力が弱いため子どもはよく体調を崩します。そんなとき、気軽に送り迎えや看病を頼める人がそばにいると安心です。
●実家に同居!
「長男=両親と同居」という図式はすっかり減りましたが、田舎では今でもそういう風習が根強く残っている地域が多くあります。総務省の「国勢調査(2010年)」によると、宮城県の同居率は東北地方で最も低いものの、全国平均(15%)より高い23%でした。親世帯から同居を持ちかけられる機会も多いのではないでしょうか。
新婚当初は別居していた親世帯と同居する場合、それまでの持ち家は売却する方法が一般的です。二世帯住宅を新たに建てる場合は生活スタイルが違っても無理が生じないよう、設備をしっかりと分けることをおすすめします。
●子どもの進学!
子どもの小学校入学を期に、住宅を購入する人は多くいます。入学後に引っ越すと転校を経験させることになるので、それを避けるためという理由が大きいようです。小さな子どもは周囲からの影響も受けやすいので、できるだけ治安などが良い環境で育ててあげたいものですね。
親から相続した住宅や、若いうちに購入した住宅の周辺環境が「合わない」と感じている方も、このタイミングに一度売却を検討してみてはいかがでしょうか。査定額を確認するだけなら無料なので、一度検討されることをおすすめします。
●親の介護!
親世代が年齢を重ねていくと、介護の問題が発生することがあります。成長を見守る子育てと違って、介護には「いつまで続く」という区切りがありません。介護のために実家に戻るのなら、そのまま実家に住み続けるケースが大半ではないでしょうか。その場合、持ち家は売却する方法がおすすめです。
一人暮らしの親に介護が必要になり自宅に引き取った場合は、実家を売却することも検討しましょう。いずれ相続したとしても、親がいない実家に引っ越してまで住む人はあまりいないはずです。自宅から離れた空き家の管理には、手間もお金もかかるものです。売却代金で、介護施設の入居一時金がまかなえるケースもあります。
まとめ
持ち家から家族が一緒に引っ越すパターンは、意外に多いということがおわかりいただけたでしょうか。転勤は事前に把握できませんが、出産や介護はある程度予測が可能です。ファイナンシャルプランナーに相談して早めにライフプランを組んでおき、持ち家の処分方法を検討したり資金計画を練っておいたりすると安心です。
地域密着型のハウスメーカー「永大ハウス工業」は、これまで宮城県内で多数の不動産売買をお手伝いしてまいりました。時間的に余裕があれば、より有利な条件で売却できるようアドバイスが可能です。まずはお気軽にご相談ください。