12月の転勤に際して、いつから動き出すべき?
2017.10.30年末を控えた12月は、「先生も走るほど忙しい」という意味から「師走(しわす)」と呼ばれています。このようにただでさえ慌ただしい時期に転勤を言い渡された場合、より効率的に引っ越しの準備を進めなくてはなりません。
そこでこちらでは、12月の年の瀬に転勤が決まった人が、いつからどのように動き出すべきなのかをご紹介していきます。
引っ越し先の部屋は何月から探すべき?
12月は、一般的に転勤が多い時期ではありません。ただ、新しい店舗や子会社を設立するタイミングなどに重なれば、転勤の可能性は十分に考えられます。この時期に転勤するなら、11月の間にじっくりと引っ越し先の部屋を探しましょう。
推薦入試で進学先が決まった学生の部屋探しが始まる時期なので、不動産会社は若干混み始めています。ただ、ファミリー向けの物件にはライバルが少ない時期です。春先の繁忙期に向けて新築物件なども登場し始める時期なので、それらも内覧してみると楽しいかもしれませんね。
11月から12月にかけては引っ越し業者が空いている時期なので、引っ越し料金もやや手ごろになる傾向があるようです。年末年始は引っ越し料金が高額になるので、その時期に突入する前に引っ越しを済ませましょう。
12月に入ると春に向けた物件準備が始まるため、あまり交渉に積極的でない不動産会社もあるようです。宮城県は東北地方にしては降雪量が少なく過ごしやすい地域といわれていますが、西部の一部地域は豪雪地帯に指定されています。雪が多くなると部屋探しや引っ越しの準備も思うように進められません。
さらに年明けには進学や就職で引っ越す人の対応が始まるため、不動産業界全体が繁忙期に突入します。その時期に部屋を探す人は単身者が多いため、希望する物件が転勤者と重なることは少ないのですが、担当者が忙しい時期なのであまり何度も内覧や打ち合わせに時間をさいてもらえません。
条件に合う物件と出会いたいのなら、遅くとも12月中旬には物件を決めておくことをおすすめします。
持ち家の売却には何か月かかる?
持ち家に住んでいる人の場合、転勤後には売却を検討するケースが多いのではないでしょうか。持ち家の売却にかかる期間は、売却の方法によって大きく違ってきます。主な不動産の売却方法は「仲介売却」「業者買取」の2種類です。
仲介売却の場合、スムーズに進めば売り出しから3か月から半年程度で売買契約が成立します。住宅の購入となれば金額が大きいので、購入希望者が時間をかけて検討する気持ちも理解できますね。ですから、転勤が決まって引っ越す前に売買契約を成立させることなど通常ではできません。
売却成立以前に新しい物件の購入を契約してしまうと、支払期限の関係でどうしても売却を焦ってしまいます。不利な条件で手放すことを避けるため、新居の購入を希望している人もいったん賃貸物件に入居することをおすすめします。
まずは仲介を依頼する不動産業者と媒介契約を締結し、購入希望者を探してもらいましょう。見つかった購入希望者と売買契約が成立すれば、お礼として業者に仲介手数料を支払います。
不動産会社に物件を直接売却する「業者買取」という方法なら、1週間程度で物件を現金化できる会社もあります。一般的に仲介売却よりも売却代金が安くなりますが、仲介売却ではなくなるので仲介手数料はかかりません。「転勤前に売却してスッキリしておきたい!」という方にはおすすめです。
●ローンがある場合に気をつけることは?
住宅ローンを組むと、対象の住宅を担保として「抵当権」が設定されます。万が一、支払いが滞った場合に、金融機関が物件を競売にかけて資金を回収するための権利です。住宅ローンを組んでいる不動産を売却したいなら、この抵当権を抹消しなければなりません。
抵当権を抹消するには、住宅ローンの残債をすべて返済する必要があります。つまり「住宅ローンの残債以上の金額で物件を売却する」「残債と売却金額の差額を現金で用意する」のうち、いずれかの方法をとらなくてはなりません。
自己資金に余裕がない場合、売却ができず住宅ローンを支払い続けることになります。賃貸に出しても借り手がすぐにつかなかった場合、ローンの支払いと新居の家賃が重なり、生活が困窮することになりかねません。急な転勤の可能性がある職場に勤めているなら、手持ち資金に余裕をもっておくことが大切です。
まとめ
地域密着型のハウスメーカー「永大ハウス工業」は、宮城県内の不動産に関して、売却から購入まで幅広くサポートさせていただいております。中古物件をお探しの方からのお問い合わせも多く、スムーズな売却のお手伝いが可能です。時期やエリアに合った売却戦略のご提案をいたしますので、まずはご相談ください。