column 124.

1月の転勤に際して、いつから動き出すべき?

2017.10.30

1月

東北地方では比較的降雪量が少なく、冬場も過ごしやすいといわれる宮城県。ただし西部地域には豪雪地帯も擁しており、1月ともなれば深い雪に閉ざされるエリアも少なくありません。

そんな時期に突然の転勤を言い渡されたら、どのように準備を進めれば良いのでしょうか?こちらでご紹介していきます。

引っ越し先の部屋は何月から探すべき?

四半期決算を行う会社では、1月の転勤は比較的よくあることです。大手自動車メーカーの「トヨタ自動車」では、定期異動を1月1日付と定めています。定期異動の多い時期ということは、物件探しのライバルが多い時期とも言い換えられます。引っ越しをともなう転勤の内示は1か月程度前に出ることが多いので、内示を受け次第、急いで物件を探しましょう。

年明けは進学先や就職先が決まり、部屋探しを始める人が一気に増える時期でもあります。不動産業界全体が繁忙期に入るため、営業担当者に時間をかけて物件を紹介してもらうことも難しくなります。できる限り早い段階で目星をつけておくことが大切です。

年末年始の引っ越しは人件費が高くなるため、通常と比べると引っ越し代金も大変高額になります。年内に条件に合う物件が見つからなかった場合や、引っ越し代金があまりに高くなりそうな場合は、無理せず1月中旬以降に引っ越すことを検討しましょう。新年に合わせて募集を始める新築物件もあるので、新築狙いの方はあえて年明けまで待つという手もあります。

近年では家具付きのマンスリーマンションや民泊など、手ごろな価格で気軽に利用できる短期間の宿泊施設も増えてきました。転勤後、しばらくはそうした施設を利用しても良いでしょう。家族全員が引っ越した後は、気軽に住む場所を変えられません。利便性や教育環境など、周辺の状況をしっかりと調べ、納得できる場所で住まいを見つけてください。

持ち家の売却には何か月かかる?

不動産の売却方法は、一般的に「仲介売却」と「業者買取」の2種類から選択します。仲介売却は不動産業者に購入希望者を探してもらい、売買契約が成立すれば仲介手数料を支払う方法です。それに対し、業者買取は不動産業者に直接所有権を売却する方法です。

転勤で持ち家を売却することとなった場合、仲介売却だとスムーズに進んでも売買契約の完了までに3か月から半年程度の期間がかかります。転勤が決まって引っ越しを完了するまでに売却を完了させることは、基本的にできません。特に1月の転勤となると、進学や就職をする人の対応で不動産業界が忙しくなるため、売買契約の内覧は少なめです。

次の持ち家購入を考えている場合、いったん手ごろな家賃の賃貸やマンスリーマンションを利用し、売却完了を待って契約しましょう。焦って契約すると値段の交渉などで損をすることがあるので注意してください。

不動産業者が購入した物件は、リノベーション工事が済んだあと次の購入希望者に売却されます。売却金額は仲介売却よりも安くなりがちですが、直接取引なので仲介手数料はかかりません。また、1週間程度で現金化できるケースも多く、急いでいる人にはおすすめの方法です。

●ローンがある場合に気をつけることは?

住宅ローンの残債がある場合、「抵当権」が設定されています。売却するには、抵当権を抹消しなければなりません。抵当権の抹消には、残債の一括返済が必要です。つまり、残債よりも高く物件を売却するか、残債と売却金額の差額を現金で補てんしなければならないということです。

頭金なしで住宅ローンを組んでいる人は、この問題に陥りがちです。急な転勤の可能性があるなら、手持ちの資金に余裕を持たせておきましょう。

住宅ローンを組んでいる人は一定の条件を満たすと、返済開始当初10年間、住宅ローン減税の対象となります。年末時点の残債に対して、年間40万円を上限に1%の金額が所得税や住民税の一部から還付されるというものです。

この控除適用期間内で物件を売却しても、住宅ローン減税が受けられなくなるということは基本的にありません。ただし、譲渡益が出てしまうと、住宅ローン減税の対象外となる可能性が。転勤後は仕事が忙しくなりがちですが、確定申告も忘れずに行ってください。

まとめ

新年が始まると同時の転勤は慌ただしく、荷造りも家探しもなかなかスムーズには進みません。だからこそ、安心して物件を任せられる地元に精通した不動産会社を売却のパートナーとしてお選びください。

地域密着型のハウスメーカー「永大ハウス工業」は、宮城県内の不動産売買に関する豊富な実績とノウハウを持つ会社です。県内の物件売却をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

一覧に戻る

売る

スタッフ紹介

サポート 相続 任意売却 住み替え