3月に転勤する人必見!引越しと持ち家売却はいつから動き出すべき?
2017.10.31転勤の内示をもらったとき、持ち家のある人が真っ先に考えるのは、「引っ越しや家の売却はどうしよう。どれくらい時間がかかるのだろうか?」という疑問ではないでしょうか。
転勤の指示は、いつやってくるかわかりません。3月に転勤する場合、引っ越しや家の売却をするうえでいつから動き出すべきなのか、情報をまとめました。
3月は不動産業者の繁盛期!引越し先の部屋は何月から探すべき?
転勤の内示をもらったら、一刻も早く引越し先探しを始めましょう。理想をいえば、3月の転勤だったら引越し先探しは12月から1月に終えてしまうのが一番です。
年末年始にかけての期間は、引っ越しをする人が少ないため、物件が余っているというメリットがあります。逆に、2月から3月にかけての時期は、一年でもっとも引っ越しする人の数が多い、引っ越し業者と不動産業者の繁盛期です。
大学進学や新卒の若者、転勤する人の引っ越しが重なることから、良い物件が一気になくなります。引っ越し業者の料金も高く、予約を取るのも難しいです。転勤する直前になってから引越し先探しを始めても、良い物件は残っていません。
●準備は早ければ早い方が良い
多くの場合、会社から転勤の内示をもらうのは、転勤の1ヶ月前となります。3月の転勤で、2月の頭に転勤の内示をもらった場合、手続きのすべてを2月中に行わなければなりません。
転勤には、多くの作業と準備が必要になります。だからこそ、引越し先探しはできるだけ早いうちに片付けてしまった方が良いのです。
●引っ越しに必要な時間を逆算して締め切りを作ろう
転勤の内示が出たら、すぐに「引っ越し日」を決めてしまいましょう。やるべきことが多いからこそ、必要な作業を紙などに書き出して、どんどん片付けていく必要があります。
引っ越しをする日、つまり締め切りを決めてしまえば、何日までに荷造りをすれば良いのか、現地で物件の内見ができるのは何日か、そのためには何日までに不動産会社に行って引越し先の候補選びをしなければならないのか、具体的なスケジュールが見えてくるでしょう。
もろもろの準備を考えると、引越し先は2月の半ばまでに決めてしまうのがおすすめです。
転勤するなら家は売ろう!持ち家の売却には何ヶ月かかるのか
持ち家のような不動産は、買いたいという人さえ見つかれば、すぐにでも売却できます。言い換えれば、買いたいという人が現れなければ、いつまで経っても持ち家は売れないのです。
ただ、おおよその目安として、家が売れるまでにかかる時間は3ヶ月から半年ほど見ておくと良いでしょう。
●買い手が見つかるまで3ヶ月から半年かかる
不動産のように価値も価格もサイズも大きなものを売るのは大変です。自分の力で家を売るのは難しいため、持ち家を売却するときは不動産業者を頼ることになります。家が売れるまで3ヶ月から半年かかるのは、不動産業者との契約期間が、3ヶ月ごとの更新となるからです。
なぜ3ヶ月から半年なのか、という理由を説明します。不動産業者の儲けである「売買手数料」は、家が売れたときに手に入ります。売れない物件を抱えていても、儲けにはなりません。むしろ、広告のためにお金が出ていく一方なので、不動産業者としても契約期間を長引かせず、できるだけ早く買い手を見つけるために頑張るのです。その結果、最短の契約期間である3ヶ月から半年を目安に、家の売買が成立することが多くなります。
●ローンがある場合に気をつけることは?
売却予定の持ち家にローンが残っている場合、基本的には売却額と貯金などを合わせて、引き渡し時にはローンを完済しなければなりません。なぜなら、住宅ローンが残っている持ち家には、「抵当権」がついているからです。
抵当権がついたままだと、ローンの返済ができなかったとき、家を担保として差し押さえられてしまうリスクがあります。当然、リスクのある家は売れません。持ち家を売るときは、熱心に買い手を探してくれて、ローンを完済できるくらい家を高く売ってくれる不動産業者を選んだ方が良いのです。
●持ち家を売るなら地元密着型の不動産業者がおすすめ
持ち家を売るときは、地元密着型の不動産業者を頼りましょう。とくに戸建ては、マンションに比べるとデザインや内装、立地もそれぞれ違うため、買い手を見つけるのが大変です。
どういう人が家を欲しがっているか、どういうふうに広告すれば家が売れるか、一番よくわかっているのは、その地域で長く営業している不動産業者にほかなりません。持ち家の売買に関しては、有名な大手の不動産よりも地元の不動産業者の方がおすすめなのです。
まとめ
3月の転勤が決まったら、2月の半ばまでには引越し先を決めましょう。繁盛期の3月直前になってから動いても、良い物件は見つかりません。
また、持ち家を売るなら地元密着型の不動産業者がおすすめです。不動産の販売戦略は、その地域でどれだけの不動産販売実績と顧客をもっているかで決まります。持ち家の効果的な売り出し方は、細かい地域や時期によっても変わるため、転勤が決まった、転勤になりそうだという人は、一度相談に行くと良いでしょう。