5月の転勤!家探しと持ち家売却にかかる時間は?いつ動き出すべき?
2017.10.31たとえ転勤という事情があっても、引っ越し先を決めて持ち家を売却するのは、大きな決断です。ただ、簡単にはできないことだからこそ、転勤という時間的なリミットが決まっているからこそ、失敗したくないと思うものですよね。
そこで、引越し先探しと持ち家売却を失敗しなくてすむように、引越し先探しにおすすめの時期と、不動産業者選びのポイントをお伝えします。
5月の転勤!引越し先の部屋は何月から探すべき?
もし、急に5月に転勤して欲しいという内示をもらったら、家の売却よりも引越し先探しを優先しましょう。なぜなら、引越し先が決まらないと転勤先で生活できないからです。
売買に時間のかかる持ち家売却よりも、引越し先探しの方が圧倒的に短期間で終わります。そして、実は5月の転勤は、意外に引越し先探しをしやすい時期なのです。
●おすすめは1月と4月!引っ越し業界が暇な時期を狙おう
不動産業界や引っ越し業界では、4月に新生活を始める人が多いことから、年間を通して見ると2月と3月は繁盛期となっています。引っ越しの予約がひっきりなしに入ってくることもあって、引越し料金も値上がりしますし、予約を取るのも大変。さらに物件の数も少なく、良い物件がなかなか見つかりません。
言い換えれば、不動産業者や引越し業者が暇な時期は引っ越し料金が安く、物件もたくさんあるということです。
まだ新生活に向けて動き出している人が少ない1月と、すでに新居も決まり、引っ越しの数も落ちついている4月に集中すれば、理想的な引越し先が見つかる可能性は高まります。
●良い物件は早い者勝ち!1月中に引越し先を見つけるメリットとは
不動産は、基本的に早い者勝ちです。どんなに良い条件の物件があったとしても、空きがなければ契約して入居できません。だからこそ、「ほかの人が良い物件を見つける前に動き出して、良い物件を押さえてしまう」ことが重要です。
年明けの1月は、年末年始の休み明けで仕事も忙しくなりがちなこと、転職や転勤、進学のシーズンでもないことから、引っ越しする人は少なく、物件が余っています。
不動産業者の担当者も、暇な時期はじっくり物件の説明をしてくれるため、1月は良い物件を見つけやすいのです。
●4月はファミリー向け物件を見つけやすい穴場のシーズン
4月になると、引っ越しする予定がある人はすでに物件を決めてしまっています。引っ越し先を探すライバルが少ないため、物件選びが楽なのです。
また、4月は意外にもファミリー向けの物件が余っているシーズンでもあります。なぜかというと、身軽な分、ぎりぎりになってからでも物件を探せる単身者と違って、ファミリー層は駆け込みで物件を決めるのが難しいため、この時期に部屋を探している人はあまりいないからです。
4月なら、別の物件を見ている間に違う人が先に入居してしまう、といったリスクもほとんどありません。
転勤するなら家を売りたい!持ち家の売却には何ヶ月かかる?
一般的には、家を売りに出してから3ヶ月から1年ほどあれば、家は売れることが多いです。
ただ、家というのは、売れるときは売れますし、売れないときは売れません。たとえば、駅やスーパーに近く、相場よりもずっと安く、見た目もおしゃれで内装もリフォーム済みというお得な物件があったとしても、その家が売られていることを誰も知らなければ、売れることはありません。
家を売るときは、家の値段や条件だけでなく、「家を欲しいと思っている人に、どうやって持ち家のことを伝え、売り込むか」という販売戦略も重要になってきます。
そこでおすすめしたいのが、持ち家を売るときに、誰もが知るような大手の不動産業者に相談するのではなく、「地元密着型の不動産業者」に相談することです。
●選ぶなら地元密着型の企業!
不動産をできるだけすぐに売りたい、少しでも高く売りたいと考えているなら、地元の不動産業者を利用することをおすすめします。なぜなら、地元密着型で営業している不動産会社というのは、「この地域では、どういう物件がいくらだと、どれくらいの期間で売れるのか」という細かいデータをたくさん持っているからです。
長年地元で営業している企業なら、相場より高い金額で売り出してしまって家が売れ残る、相場よりも安い金額で売り出してしまって売り主に損をさせる、といったトラブルの心配もありません。
●ローンがある場合に気をつけることは?
ローンがあっても、持ち家を売りに出すことはできます。ただ、家を引き渡すときまでにローンを完済している必要があります。持ち家を売るときは、いつまでに売るかだけでなく、家を売ったお金でローンの完済ができるかも考えなければならないのです。
まとめ
5月の転勤に備えて引越し先を探すなら、引っ越しの繁盛期を避けて1月か4月に動き出しましょう。持ち家のような不動産売買は、どういう販売戦略を取るかによっても何ヶ月で売れるかが変わってしまいます。売れ残りを防ぐためにも、実績のある地元密着型の不動産業者を選ぶのがおすすめです。