6月に転勤決定!引越しと持ち家売却はいつ動き出すのが正解なのか
2017.10.316月の転勤に備えるなら、引っ越しと持ち家売却は何月から始めるのが良いでしょうか。時期選びを間違えると良い部屋を見つけるのは大変ですし、持ち家も納得できない価格で手放すことになってしまうのです。
今回は、いつまでに引っ越し先を探すべきか、持ち家売却にどれくらいの時間がかかるのかをお伝えしていきます。
6月の転勤に合わせるなら引越し先の部屋は何月から探すべき?
転勤までに時間的な余裕があるのなら、転勤先の部屋はゴールデンウィークに入る前に契約するのがおすすめです。
●ゴールデンウィークまでに部屋を決めよう
年間を通して見ると、4月から5月の間は、新生活に向けて引越しをする人たちの動きも落ち着き、部屋探しをする人が一気に減るシーズンとなります。部屋を借りよう、または買おうと考える人が少ない時期なので、多くの不動産業者が暇を持て余しているのです。
賃貸の場合、空き家だと利益になりません。多少家賃を値引きしても、誰かに住んでほしいと考えるオーナーも少なくないため、暇な時期というのはお得な物件が多く出回るのです。
また、ゴールデンウィークの前に引越し先の部屋探しを終えていると、連休を利用して新居の周りにどんなお店があるか確認したり、大型家具や家電などの買い出しに出かけたりすることもできます。
●「ゴールデンウィークに部屋を探す」のがおすすめできない理由
ゴールデンウィークは、2月や3月と同じくらい引っ越しをする人が多いです。大型連休に合わせて、一気に引っ越しを済ませてしまおうと考える人がたくさんいるため、ゴールデンウィークに部屋探しをすると、引越し業者の予約が取りにくくなります。
旅行や帰省をする人も多いので、そもそも不動産業者によってはゴールデンウィークが休みになっていることもあります。ゴールデンウィークを利用して、部屋探しをしようと新居周辺に足を運んだら、お目当ての不動産業者が休みだった、なんていうことになると時間の無駄でしょう。
そして、ゴールデンウィークを過ぎてから部屋探しを始めると、時間がないので焦って部屋を決めることになります。物件の多さ、お得さ、引っ越しの料金面などを考えると、4月から動き出して、ゴールデンウィークまでに部屋を決めるのがもっとも効率的なのです。
持ち家の売却にかかる時間は何ヶ月?持ち家売却の注意点とは
持ち家売却は、家を買いたいという人が出てくるかどうかで、何ヶ月で売れるかが決まります。ただ、平均的に見ると家は半年以内に売れることが多いです。
●持ち家売却は最初の3ヶ月が勝負!半年以内に売りきろう
持ち家売却は、最初の3ヶ月で失敗すると、売れ残る可能性が一気に上がります。新築物件を好む人が多い日本ならではの傾向なのですが、家を買う人は、中古物件であっても最近売り始めた物件からチェックするのです。
良い条件の物件であっても、スタートダッシュに失敗するとそれだけで売れづらくなってしまいます。一度売れ残ると、どうしてこれだけ良い物件なのに売れ残っているのか、何か見えない部分に問題があるのではないかと疑われてしまい、ますます売却が難しくなるのです。
売り出し価格を相場よりずっと高く設定してしまったり、最初の3ヶ月にあまり広告を出さなかったりすると、値引きして想定よりも安く家を手放すことにもなりかねません。
●効率良く家を売るための不動産業者選び
どれだけ良い条件、良いデザインの持ち家でも、最初の販売戦略を失敗すると取り返すのは難しいものです。
そして残念なことに、たくさんある不動産業者のすべてが、適切な売り出し価格を決め、しっかりと広告を出してくれるわけではありません。なかには、家を安く買い叩くためにわざと売り出し価格を高く設定し、買い手がつかずにオーナーが困ってから「値引きすれば売れますよ」と持ちかける業者もいます。
悪徳業者を避けるためには、地元密着型の不動産業者を選ぶのがおすすめです。地域で活動する不動産業者は、あくどいことをすると、すぐに噂になって顧客が寄りつかなくなってしまいます。経営期間の長さは、信頼の証拠なのです。
●ローンがあると持ち家を売れないのか
ローンがあっても、持ち家は売却できます。ただ、ローンを残したままでは、つぎのオーナーに家を渡せません。多くの場合、家を売ったお金でローンを完済します。
どのくらいの額で売れればローンが完済できるのか、また、相場から見ていくらで売れる可能性が高いのかを細かく相談できるのも、地元密着型不動産業者のメリットです。
まとめ
ゴールデンウィークは不動産業者の休みが多く、引っ越しの予約も取りづらいため、6月に転勤する人は、連休の前に部屋を決めることをおすすめします。
また、持ち家は売りに出してからの3ヶ月が大切です。確実に家を売るために、誠実な営業をしている地元密着型の不動産業者を利用しましょう。どういった販売戦略を取るかは、地域によっても違うため、実際に相談するのがおすすめです。