仙台で古屋つきの土地を売る!古屋つきと解体済みならどっちがお得?
2017.12.29古屋のある土地を売る場合、多くの人が「古屋を解体した方が良いのかどうか」で悩みます。
そこで、今回は古屋のある土地をそのまま売るのと、解体工事をして更地にしてから売るのとではどちらの方がよりお得なのかを調べてみました。
古屋ありと解体済みの土地はどちらが高く売れるのか
実は、古屋を解体した方が良いかどうかは、それぞれの土地が持つ条件によって変わります。ある土地では古屋つきのまま売った方が高く売れ、またある土地では自分で解体してから売った方が高く売れるというケースがあるのです。
自分が売ろうと思っている土地がどちらなのかを知るためにも、古屋のある土地の売り方から見ていきましょう。
●解体にかかる費用と解体による売却額アップの差を見極めよう
古屋を解体した方が良いかどうかは、「解体にかかるコスト」と「古屋を解体したことで上がる売却額」のどちらが大きいかで決まります。
もし、100万円かけて更地にすると売却額が200万円アップするなら、解体した方がお得です。 ただ、立地によっては古屋を解体してもさほど売却額が上がらない場合もあります。その場合は、お金をかけて解体するよりも、「自分でリフォームや解体をするから、古屋つきの土地を安く買いたい」と考える人が現れるまで待った方が良いでしょう。
古屋つきの土地を更地にするといくらで売れるかは、周囲の相場でおおよその目安がわかります。問題は、解体費用です。解体費用は、土地の広さや家の前を通る道路の幅などによっても上下します。
立地ごとに「こういうケースでは古屋を解体した方が良い(またはそのまま売った方が良い)」という傾向を持っているので、以下にまとめました。
古屋ありのまま土地を売った方が良いケース
古屋を解体せず、そのまま土地を売った方が良いケースは3つです。
●立地が良くない土地(駅から離れた住宅地など)
土地の価値は、立地で決まります。立地が良い土地は高く売れ、立地が良くない土地は高額売却を望めません。もし、売ろうと考えている土地があまり立地の良くない場所にあるなら、解体せずに売ることをおすすめします。
立地が良くないと買い手が集まらないため、古屋を解体して更地にしても土地の売却額はほとんど上がりません。解体費用を帳消しにできないなら、解体しない方がお得なのです。
●再建築不可の土地
土地のなかには、「再建築不可」という条件がついたものもあります。この手の土地は、一度既存の古屋を解体してしまうと新しく家を建てられません。自分で解体をしてしまうと、「安くて条件の良い古屋つきの土地を探し、リフォームして住みたいと考えている層」を切り捨ててしまうことになります。
買い手を絞ると、土地が売れる可能性は下がります。古屋ありのまま買い手を探しましょう。
●基礎に問題がなくリフォームで十分対応できる
家の基礎や梁・柱などに問題がなければ、そのまま売った方がお得です。基礎さえしっかりしていれば、中古物件を買って大規模なリフォームをして住みたい層と、自分で更地にして新築を建てたい層の両方に売り込めます。
買い手が増えれば、売却額も高くなりやすいです。
古屋を解体してから土地を売った方が良いケース
古屋を解体してから土地を売った方が良いケースも、3つご紹介しましょう。
●駅前などの一等地
いわゆる一等地なら、解体してから売るのがお得です。更地だと家や店、マンションなどの建設工事を土地の購入後すぐにはじめられます。活用が楽なので買い手も集まりやすく、土地の売却額は跳ね上がります。
建物つきのまま売りに出すと、解体の手間がかかることを嫌って買い手がつかなくなるケースも少なくありません。
●人気の住宅地
人気のある住宅地で土地を買うのは、きれいな中古物件をそのまま購入する人か、新築を建てる人のどちらかです。人気地区に住もうとする人は、比較的予算に余裕がある場合が多いため、状態の悪い古屋を残したまま売るよりも、更地にしてから売った方が高く売れます。
●広い土地を分割して売りたい
面積が広い土地は、単純に価格が高くなるため単品ではなかなか売れません。古屋つきの広い土地ひとつを売るよりも、手頃な広さに分割したいくつかの更地の方が売れやすいのです。解体と土地の分筆で費用はかかりますが、土地を欲しい人の予算に合わせて土地を分割すれば、取引もスムーズに進みます。
まとめ
古屋つきの土地を売る場合、立地の良くない土地や再建築不可の土地、基礎がしっかりしているなら解体せずそのまま売ったほうがお得です。一方、一等地や人気の住宅地、広くて高額な土地を売りたい場合は古屋を解体した方が良いでしょう。
土地が持つ条件によって、古屋をそのまま売った方がお得なのか、解体してから売った方がお得なのかは変わります。土地の評価に合わせた売却プランを考えるなら、地元の情報に詳しい地域密着型の企業を頼るのが一番です。特に、古屋つきの土地を売るときは、大手よりも地元の不動産業者を頼ることをおすすめします。