必見!マンションから一戸建てに住み替える際の注意点9つ
2018.03.22マンションと一戸建てでは、生活環境がまったくといってよいほど違います。一戸建てに住み替えをするなら、一戸建てのメリットだけでなくデメリットも事前に知っておきましょう。
今回は、マンションから一戸建てに住み替える際、抑えておいたほうがよい注意点を全部で9つまとめました。
住み替えでローン総額が増えると生活は苦しくなる
マンションから一戸建てへの住み替えでは、住宅ローンの総額が増えないようにしましょう。どれだけあっさり住宅ローンの審査に通っても、年収はそう簡単に増えません。収入が変わらずローンの負担が増えると、生活はそれだけ苦しくなってしまいます。
マンションから一戸建てへの住み替えでは、家が広くなるため家具や家電の買い替えも必要です。なにかと出費が増えるので、無理をしてローンを組むのはおすすめできません。
マンションに比べると広いため掃除が大変
同じ金額で手に入るマンションと一戸建てを比べた場合、よほど地価の高い場所でないかぎり一戸建てのほうが広いです。もちろん、マンションから一戸建てに住み替えを考えている人の多くが「家族が増えて部屋が足りない」「もっと広い家に住みたい」といった理由をもっていますが、家が広くなるのはよいことばかりではありません。
家が広くなれば、そのぶん掃除が必要なスペースも増えるのです。マンションなら駐車場や駐輪場、廊下といった共有部分の掃除は管理会社がやってくれます。一方、一戸建てではすべてを自分で片付けなければなりません。広すぎる家も考えものでしょう。
庭の管理も必要
家の広さと同じように、意外と大変なのが庭の管理です。多くの場合、一戸建てでは自分で壁なり塀なりをつくらない限り周辺から庭や家が丸見えになってしまいます。ガーデニングや家庭菜園をはじめようと思ったものの、周囲の視線が気になってすぐにやめてしまったという人も少なくありません。
定期的に雑草を取り除かないと見た目も悪くなりますし、草むしりは重労働。管理されていない一戸建ては空き巣等の被害にも遭いやすくなるため、庭の管理は必須です。
管理費はないが家の修繕費用を自分で積み立てなければならない
一戸建ては管理費や修繕積立金、駐車場料金が一切かかりません。ただし、壁や屋根の塗り替えが必要になるのは一戸建ても同じです。いざというとき家のメンテナンスをすぐに頼めるように、普段からローンの返済とはべつに修繕費用を積み立てておきましょう。
ごみ出しの手間が増える
マンションは敷地内にごみの集積場所が用意されていることが多いです。物件によっては24時間いつでもごみ出しができて、雨の日もごみ捨て場まで傘をささずに行けるところもあります。
一方、一戸建ての場合は地域ごとに指定されたごみの集積場所までごみ袋をもっていかなければなりません。マンションに住んでいるときよりごみ出しは大変です。
光熱費が高くなりがち
家が広くなるため、光熱費が高くなりやすいことも知っておきましょう。一戸建てに住み替えるときは、修繕費用の積み立てや住宅ローンの返済額、高くなる光熱費まで込みで予算を考えることをおすすめします。
立地によってはマンションより他人の目が気になってしまう場合もある
一戸建ては高くても3階建てなので、マンションの高階層に比べて周囲の住民と視線が合いやすいです。窓を開けたらお隣の窓があり、リビングにいるとお向かいの2階から丸見えになっている…といった事情から、結局家にいるときはカーテンを閉め切って過ごしているという人もいます。
建売の一戸建てを購入する場合は、とくに気をつけましょう。
通勤や通学の時間が長くなることが多い
駅前などある程度利便性のよい場所にあるマンションに比べて、自由に場所を選べる一戸建ては駅から離れている物件が多いです。駅から遠くなると、当然通勤や通学の大変さはアップします。住み替えに合わせて新しく車を購入する場合は、車の維持費も考えましょう。
セキュリティはマンションよりも甘い
一戸建ては、窓やドアの数が多いぶんマンションよりもセキュリティが甘いです。マンションに住んでいるときに比べると、戸締まりの確認が大変に感じるかもしれません。また、一戸建てだとカメラ付きのインターホンや防犯カメラ、警備会社との契約なども自分たちでしなければならないので、セキュリティにこだわればこだわるほど出費がかさみます。
まとめ
マンションから一戸建てへ住み替えを行うときは、一戸建てならではの注意点を知った上で無理のない予算を組むのがおすすめです。ただ、マンション売却は売りに出せばすぐに買い手が見つかるという簡単なものではありません。地域によって、またニーズによってマンションの最適な販売戦略は変わります。マンションを売るときは、細かい市場の変化に詳しい地元密着の不動産会社に相談しましょう。