【一戸建てを高く売る秘訣!】外壁塗装のやり方と料金相場のまとめ
2018.03.23中古の一戸建てを高く売るために、住宅はできるだけきれいに維持しましょう。室内は掃除や片付けでも対応できますが、外壁に関してはそうはいきません。紫外線や風雨にさらされる外壁は必ず経年で劣化し、見た目も悪くなってしまいます。定期的に塗装してメンテナンスすることが、将来の一戸建て高額売却につながるのです。
今回は、外壁塗装の方法と料金相場について解説します。
外壁は定期的な塗装できれいに維持することが大切
外観のきれいさは、一戸建ての印象を左右する重要なポイントです。一戸建てのような高価な買い物をする際、内覧もせずに間取り図だけで家を買う人はいないでしょう。外観は内覧時に必ず検討者の目に入るので、定期的なメンテンナンスでなるべくきれいに維持することをおすすめします。
●汚い家に高値はつかない
同じエリアに、同程度の設備と間取りを持つ戸建てが2戸、同じくらいの価格で売られているとしましょう。もし、一方の家は外壁を含めた外観がピカピカで、もう一方の家は外壁がひび割れて塗装も色落ちしていたらどちらが欲しいと思うでしょうか。
どうしても汚い家に住みたいという願望のある人でもない限り、同じ価格なら間違いなく見た目のきれいな家の方を選ぶでしょう。つまり、見た目がきれいな家の方が早く、そして高く売れるということです。中古物件の購入希望者のなかには「自分でリフォームしたいからきれいな家でなくても良い」という人もいますが、そういった層も「この家はきれいだから値下げして欲しい」とはいいません。
一戸建ての売却において、「外観の劣化」はデメリットにしかならないのです。
●外壁の汚れや塗装の劣化を放置すると家が傷む
外壁は、塗装によって日差しや風雨から守られています。外壁の汚れや塗装の劣化を放置していると、雨風が外壁の内部に染み込んでしまって内部を腐食させてしまいます。一度建材の内部に問題ができてしまうと、塗装をし直しても元の耐久性能は取り戻せません。なにより、別途外壁そのものの補修工事が必要になります。
しかし、定期的に外壁塗装をしておけば大きな問題に発展する心配はありません。
●塗料ごとの耐用年数まとめ
外壁塗装に使われる塗料は、種類によって耐用年数が大きく違います。外壁メンテナンスのコツは、塗料の耐用年数に合わせて塗装を頼むことです。種類ごとの耐用年数は以下をご覧ください。
・アクリル系:約5年
・ウレタン系:約7年
・シリコン系:約13年
・ラジカル系:約15年
・フッ素系:約20年
・セラミック系(遮熱塗料):約20年
・光触媒塗料:約20年
今回ご紹介した塗料ごとの耐用年数は、あくまでも目安です。実は同じ種類の塗料にもグレードの違いがあり、耐用年数が数年違うというケースもあります。
・壁を触ると粉状の汚れがつく
・明らかに塗装が落ちている場所がある
・塗装がひび割れている
などの症状を見つけたら、すぐに外壁塗装を依頼しましょう。
●外壁の自己メンテナンスは難しい
なお、外壁や屋根の自己メンテナンスは基本的におすすめできません。外壁の高い場所は足場を組まないと手が届かないのでメンテナンスが困難ですし、家庭用の高圧洗浄機は外壁や塗装に大きな負担をかけてしまいます。
外壁をきれいに維持しようと思って掃除をやりすぎた結果、かえって外壁の劣化を早めてしまうこともあるのです。無理に自己メンテナンスをするより、専門業者に定期的に外壁の劣化をチェックしてもらい、補修が必要になったらすぐ対処してもらうことをおすすめします。
外壁塗装にはいくらかかるの?料金相場まとめ
外壁塗装にかかる大まかな費用相場をご紹介しましょう。
●外壁全体の塗装なら100万円前後
一般的な大きさである30坪前後の一戸建てなら、外壁全体の塗装にかかる費用の相場は100万円前後です。ただ、外壁塗装の費用はさまざまな要因で上下します。家が大きくて広い範囲の塗装が必要になったり、耐用年数の長い高価な塗料を使ったりすれば、当然、金額にも反映されてしまうのです。
「高い」と感じる人がほとんどだと思いますが、足場を組んで下地の処理や掃除を行い、下塗りから中塗り、上塗りと長時間の作業が必要になることを考えれば高額になってしまうのは仕方がありません。
●部分塗装なら30万円前後
外壁全体の塗装は100万円コースです。しかし、もし部分的に塗装がはがれているなどのケースであれば、30万円前後で部分塗装を依頼できます。また、足場を組まなくても作業できる高さの塗装なら、足場代を考えなくて良いため安価になります。
まとめ
外壁塗装の劣化を放置するとさらに大きな外壁の傷みにつながってしまうため、使っている塗料の耐用年数や外壁の状態に合わせて定期的に外壁塗装を行いましょう。見た目のきれいな家は買い手も見つかりやすく、高く売れます。ただ、塗装業者の質は一定ではありません。数年で劣化するような手抜き塗装を避けるためにも、ぜひ信頼できる地域の不動産業者に相談してください。