column 162.

【一戸建てを高く売る秘訣!】雨漏りの点検方法と料金相場のまとめ

2018.03.23

雨漏り

一見すると大したことのないように感じる雨漏りも、放置すれば建材全体を傷めてしまう原因のひとつです。雨漏りは放置していても絶対に直ることはありません。雨漏りをいち早く補修するためにも、どこから雨漏りしているのか正確に突き止める方法を知っておきましょう。

今回は、雨漏りの有無をチェックする点検方法と雨漏り点検の料金相場をお伝えします。

自分でできる雨漏りの点検方法

雨漏りによる老朽化のリスクを少しでも下げるためには、普段から雨漏りの有無をチェックして早期発見することが大切です。まずは、雨漏りの自己点検法をご紹介します。

●基本は目視

雨漏りチェックの基本は目視です。雨漏りが起きている場合、ほぼ間違いなく屋根や外壁に目で見てわかるようななんらかの異変が起きています。シミや変色、ひび割れなどを見つけたら雨漏りを疑いましょう。室内にまで雨漏りしていなくても、建材の内部に雨が侵入しているケースもあるのです。

なお、自分で点検を行う場合は足場を組んで屋根に上がるのは絶対にやめましょう。たとえ体力や身体能力に自信がある人でも、高さのある屋根に登って滑り落ちれば大怪我は避けられません。屋上を自己点検して良いのは、階段等を使って直接屋上に出られるようなフラットデザインの家に住んでいる場合のみです。

●自己点検に必要な道具

雨漏りの自己点検を行うなら、

・双眼鏡
・デジカメorスマートフォン
・メジャー

を用意しましょう。双眼鏡があれば、裸眼ではわからない場所まで細かくチェックできます。問題点を見つけたらデジカメやスマートフォンで写真を撮っておくことも大切です。雨の日の前後で問題の箇所がどう変わっているかをチェックすれば、雨漏りの経路がある程度わかります。

手の届く範囲にあるひび割れ等は、メジャーを使ってサイズを測っておきましょう。定期的に深さや長さを記録しておけば、ひび割れの危険度も判別しやすいですし、別途外壁補修等を頼む際の参考にもなります。

●自己点検のポイント

室内外を問わず、雨漏りしている場所にはシミやカビがあるケースが多いです。室内なら天井や床、壁を中心に隅々までチェックしましょう。雨水で壁紙が浮いていることもあります。

室外の確認は外から見てわかる範囲で構いません。すでに雨漏りしている場所がある場合は、可能なら間取り図を用意して位置関係を把握し、雨漏りしている箇所を外から見ると良いでしょう。

●自己点検の注意点

雨水は、屋根・外壁の劣化やひび割れから侵入します。建材のなかを複雑に通って最終的にシミやカビとして見えているケースが多いため、自己点検だけで完ぺきに雨漏りの原因や経路を特定するのは困難です。自己点検は、はっきりとしたわかりやすい雨漏りがないかをチェックする簡易的な点検方法だと思っておきましょう。

業者が行う雨漏りの点検方法

雨漏りの点検を業者に依頼すると、個人では確認できない場所までチェックが可能です。点検方法はいくつかありますが、今回はもっとも代表的な「目視」と「散水調査」について解説します。

●目視

雨漏りのチェックは、個人で行う場合も業者が行う場合もやることは変わりません。ただ、業者の場合足場を組んで屋根の上にあがり、直接雨漏りの有無を確認できます。

一般的な住宅の屋根材は、ほとんどが瓦かスレート、金属のどれかです。屋根材が瓦の場合、瓦の破損や瓦を固定する鉄釘の腐食が主な原因で雨漏りします。スレートならスレートの劣化、金属なら腐食やサビが雨漏りの原因になっているケースが多いため、目視で確認すればどこから雨漏りしているのか一目瞭然です。

また、室内にある雨漏りの状態からどの程度建材が痛んでいるか推測したり、今後、雨漏りしそうな箇所を見つけたりできるのも業者を利用するメリットといえます。

●散水調査

雨漏りの原因と思わしき場所に水をまき、本当にそこから雨漏りしているかを確認するという調査方法です。雨水の通り道は建材の内部にあるため、外部にあるわかりやすいひび割れが雨漏りの原因になっているとは限りません。雨漏りの適切な補修には、経路の特定が欠かせません。

雨漏り点検の料金相場

雨漏り点検の料金相場は、2万円から3万円です。散水調査を頼んだり、そのほかのオプションをつけたりすれば点検費用は相場より高くなります。

費用面を考えると、普段は雨漏りが起きていないか自己点検をこまめに行い、もし雨漏りがあったら業者に依頼すると良いでしょう。雨漏りの補修費用は、被害が小さいうちに頼んだ方が安いです。雨漏りを放置していると、補修費用も高くなり家も傷んでしまいます。

まとめ

雨漏りを放置しても良いことはありません。定期的に自己点検で雨漏りがないかチェックし、もし雨漏りがあればすぐに業者へ依頼しましょう。早期発見・早期対策を心がけることで、家の劣化と補修費用を抑えられます。雨漏りを見つけてから業者を探すと時間がかかってしまうので、まえもって信頼できる業者を見つけておくのがおすすめです。

一覧に戻る

売る

スタッフ紹介

サポート 相続 任意売却 住み替え