【一戸建てを高く売る秘訣!】浴室のメンテナンス方法と料金相場まとめ
2018.03.26一戸建ての浴室は、内覧時にほぼ間違いなく厳しいチェックを受ける場所です。水回りの不潔さや破損をそのままにしておくと、買い手がつかないばかりか住宅価格も大きく下がってしまいます。
そこで、一戸建てを高く売るために知っておきたい浴室メンテナンスの方法と、メンテナンスを業者に頼んだ場合の料金相場をご紹介します。
浴室が汚い家は内覧で不利
まずは、一戸建ての売却において浴室が汚いとどういう不利益があるのかを見ていきましょう。
●浴室は清潔に保つのが難しい
浴室は、住宅のなかでもトップクラスに汚れやすい場所です。湯あかに皮脂、シャンプーやボディーソープのカスなどによって、使用するたびに汚れが溜まります。毎日使う場所ですし、湿度が高く湿気がこもりやすいので経年劣化も避けられません。
もちろん、毎日お風呂に入るたびに掃除をしていれば清潔さを維持できますが、天井や壁のコーキングなど、普段の掃除ではなかなかきれいにできない場所も多いため、きれいに保つのが難しい場所なのです。
●水回りが汚れている家は内覧時に悪印象を与えてしまう
一戸建てを売る場合、業者に査定をしてもらう段階では浴室の汚れを気にする必要はありません。汚れているだけで破損箇所さえなければ、査定額が大きく下がることはないからです。
ただ、内覧の場合は話が別。購入希望者が内覧にやってきたときに浴室が汚れていると、比較的新しい浴室設備を入れていても大幅に評価が下がってしまいます。汚れを内覧時まで放置しているということは、浴室というよく使う場所ですら清潔にできていない、つまり普段の管理や住宅売却に向けた準備ができてないというイメージを与えてしまうからです。
人間の脳には、おおよそ7秒ほどで第一印象が決まり、その後半年間情報の更新ができないという性質があります。浴室に入った瞬間に「汚い」と思われてしまうと、その後、住宅のどこを見学しても「汚い家」というイメージが残ってしまうのです。汚い家を欲しがったり高く買い取ったりする人はほとんどいないので、浴室が汚れていると家に買い手がつきません。
●破損があると売却額が下がる
一戸建ての不動産売却では、基本的に破損などのわかりやすいマイナスポイントがたくさんあればあるほど査定額も安くなってしまいます。破損している箇所がある場合は、すぐに修理や交換を業者にお願いしましょう。
●浴室周辺設備の耐用年数まとめ
目安として、浴室周辺設備の耐用年数を簡単にご紹介します。
・浴槽:10~15年
・コーキングやゴムパッキン:5~10年
・換気扇:10年前後
・シャワーや水栓:10年前後
大雑把に考えて築10年、もしくは前回のリフォームから10年経っている場合、設備の補修や交換が必要になると考えておきましょう。
特に、コーキングやゴムパッキンは比較的劣化が早く、破損していると水漏れや壁材の劣化、カビなどの問題を起こしてしまいます。
●毎日の掃除+定期的な清掃が清潔感を保つコツ
浴室メンテナンスの基本は、掃除です。可能なら、毎日お風呂に入った後すぐに浴室全体を軽く掃除しましょう。お湯をかけてからスポンジなどで湯垢やボディーソープを落とし、冷水で冷やして乾拭きまですれば完ぺきです。
また、普段なかなか手の届かない部分に関しては、定期的に時間を作って掃除することをおすすめします。
●手に負えない汚れはプロのクリーニングで対処
たとえ毎日掃除していても、浴室を新品同然に保つのは困難です。カビが生えてしまったり、湯垢や曇りが落ちなくなってしまったりしている場合は、内覧までに業者へクリーニングを依頼しましょう。
●浴槽の破損はリフォームが必要
浴槽等の設備が破損しているなら、迷わず浴槽の修理や交換をすべきです。破損をそのままにしておくと、査定や内覧時に悪影響が出るだけでメリットはありません。
浴室メンテナンスにかかる料金相場
浴室メンテナンスの料金相場をご紹介します。
●プロの浴室クリーニングは1万5,000円前後
ハウスクリーニングを頼む場合、浴室全体の清掃で1万5,000円前後です。
●浴槽の交換は40万円前後
浴槽が破損している場合、交換するしかありません。浴槽のグレードにもよりますが、おおよそ相場は40万円前後となります。もし、浴室全体のリフォームをするなら、100~150万円ほど見ておきましょう。
●コーキングの補修は2万円前後
浴室に限定すれば、足場を組む必要もないのでコーキングの補修費用は2万円前後とかなりお安め。コーキングの劣化を放置しているとさらに大きなリフォームが必要になってしまうので、問題を見つけたらすぐに対処しましょう。
まとめ
浴室が不潔だと内覧時の印象が悪くなります。浴室設備が破損していると査定額も下がってしまうので、一戸建てを高く売るために浴室はこまめに掃除しましょう。
ただ、自力では対応できないトラブルや汚れもあります。手に負えない問題は、業者へ任せるのがおすすめです。