【一戸建てを高く売る秘訣!】郵便受けのメンテナンス方法と料金相場まとめ
2018.03.26一戸建てを高く売るためには、細かい部分までこだわって住宅のメンテナンスをしなければなりません。自分が住んでいて不自由や不便を感じていなくても、ほかの人にとって不便な部分が残っていれば売却額は下がってしまうからです。
今回は、意外と見落としている人の多い郵便受けのメンテナンス方法と、料金相場について解説します。
一戸建てを高く売るために郵便受けをメンテナンスしよう
一戸建てを高く売る秘訣は、住宅のマイナスポイントを減らすことです。「魅力的だけどあちこちにガタがきている家」と「これといった魅力はないけど問題もない家」なら、後者の方が高く売れますし、買い手も早く見つかります。
ただ、内装や外壁などある程度わかりやすい場所のメンテナンスは、多くの人が行うのでなかなか差別化できません。
そこで重要になってくるのが、郵便受けを始めとする細かい部分のメンテナンス。住宅全体のマイナスポイントをある程度潰した上で細かい部分までこだわると、高額売却を目指しやすくなります。
●基本的な郵便受けの分類
郵便受けのメンテナンスについて解説する前に、まずは郵便受けの種類を知っておきましょう。郵便受けは、
・埋め込み型
・壁掛け型
・設置型
の3種類に分けられます。 埋込み型とは、外構の塀や玄関脇等の壁に穴を開けて設置するタイプの郵便受けです。家の中から、または敷地内から出ずに郵便物を受け取れるというメリットがある一方、壊れたり汚れたりしたときのメンテナンスが難しいことが弱点。
壁掛け型は、壁や塀にビスで取り付けるタイプの郵便受けです。鍵式になっており、鍵やダイヤルロックを開けることで中の郵便物を取り出します。見た目もおしゃれで設置も簡単なのが特徴です。
設置型は、おもに門扉の横などに設置するタイプの郵便受けとなります。地面にセメントを流し込んでスタンドを立て、そこに固定するタイプを始め、門や塀の支柱に固定するもの、塀の上に置くものなど、バリエーションもさまざまです。
●汚れやサビのある郵便受けは見た目の印象がよくない
郵便受けは、毎日のように使います。頻繁に使う場所が汚れているのは、普段からきっちり管理やメンテナンスがされていない証拠です。たとえリフォームやメンテナンスで全体をきれいにしていても、細部までチェックする人が見れば普段の管理状態がわかってしまい、取引が進まなくなってしまいます。
●壊れた郵便受けは防犯上の問題がある
とくに、埋込み型の郵便受けは壊れても直すのが大変なので、ついついそのままにしているケースが少なくありません。しかし、壊れた郵便受けは簡単に郵便物を抜き取れるため、防犯の役に立たないのです。詐欺や空き巣などのターゲットにされる可能性もあるので、郵便受けが壊れたまま家を売りに出すことはやめておきましょう。
郵便受けのメンテナンス方法
郵便受けのメンテナンスは、おもに「掃除・サビ取り・交換」の3種類です。
●定期的に掃除しよう
屋外に設置している郵便受けは、多かれ少なかれ雨や風によって汚れます。非常にサビにくいアルミ製の郵便受けでも、水や汚れ、汗などが付着したまま放置していると色あせやサビによって劣化してしまうので、月に1度は雑巾などで拭きましょう。
ポイントは、研磨剤の入った洗剤などを使わないことです。
●3ヵ月に一度はサビ取り
長く使っていると、丁寧にメンテナンスをしてもサビが出ます。市販のサビ取り剤やたわしなどを使い、郵便受けを傷つけないように優しくサビを取りましょう。
もし、サビや風化によって部品がもろくなったり、壊れたりした場合は修理や交換が必要になります。
●本体or部品の修理と交換
郵便受けは、形状やデザインの幅が広いです。自分で修理や交換ができないケースも多いので、手に負えないと思ったら素直に業者を呼びましょう。
郵便受けメンテナンスの料金相場
郵便受けのメンテナンスを業者に頼んだ場合、いくらかかるかをご紹介します。
●修理の相場はパーツ代+5,000円前後
郵便受けの破損がちょっとした修理で対応できる場合、相場は高くてもパーツ代と工事費で、合わせて1万円前後です。
●郵便受けの交換は5~10万円
郵便受けを交換する場合、既存の郵便受けを撤去するのに1万円ほどかかります。郵便受けの取り付け費用が約8,000円、本体の購入代金もかかるので、安くても相場は4万円ほど。料金的に見れば、作業が簡単な壁掛け型郵便受けの交換がもっとも安いです。
塀や壁に穴を開けて埋め込み型郵便受けを取り付けたり、地面を掘ってセメントで郵便受けのスタンドを固定したりする場合は、10万円前後見ておきましょう。
まとめ
同じようにメンテナンスしている一戸建てが複数あった場合、より高く売れるのは隅々までメンテナンスが行き届いている家です。郵便受けは目につきやすいため、サビや汚れが進まないようこまめに掃除しましょう。壊れたものは防犯上の問題があるので、業者を呼んで取り替えるのがおすすめです。