【一戸建てを高く売る秘訣!】網戸のメンテナンス方法と料金相場まとめ
2018.03.26網戸は、破れているときちんと効果を発揮できません。見た目も良くないので内覧時の印象も低下させてしまいます。そこで、今回は網戸のメンテナンス方法と、メンテナンスを業者に頼んだ場合の料金相場についてまとめました。
網戸のメンテナンスをしないとどうなるのか
まずは、網戸にメンテナンスが必要な理由を確認していきましょう。
●一般的な網戸の耐用年数は5年前後
日照量やどれくらい頻繁に網戸を使うのかなどによって違いがあるものの、おおよそ一般的な網戸の場合、5年前後で寿命がきます。たとえ転んで網戸に手を突っ込んでしまったり、家具を移動させる際にぶつけてしまったりというようなことがなくても、網戸は時間の経過とともに劣化し、いずれは壊れてしまうのです。
劣化した網戸はもろくなるため、ちょっとしたことで壊れるようになります。もし、内覧中に窓を開け閉めした瞬間に網戸が壊れれば、内覧者からの印象はかなり悪くなってしまうでしょう。
●網戸が破れていると見た目が良くない
網戸は、おもに夏場に使う設備です。ただ、基本的には一年中窓枠やサッシに取りつけたままの状態でそこにあるので、網戸が破れていると非常に目立ちます。網戸の問題の有無は、一戸建ての間取りや外観に比べると小さな要素ですが、「網戸に問題がある家」と「網戸に問題がない家」なら前者の方が内覧者から好まれるのは間違いありません。
あえて壊れた網戸をそのままにしておいて、内覧者の心象を悪くするメリットはないので、メンテナンスしておいた方が良いのです。
●虫や雨が侵入する
網戸は、「空気は通すが網の目より大きいものは通さない」ためにあります。おもに、夏場の虫や雨、外からの視線を避けながら窓を開け放ちたいときに利用する道具です。では、もしも網戸に穴が開いていたらどうなってしまうでしょうか。
穴より小さいサイズであれば、虫や雨の侵入も許してしまいますし、外からの視線も通してしまいます。「一年中窓を閉め切ってエアコンを使う」という考えの人なら、網戸に問題があっても気にしません。しかし、「窓を開け、網戸を閉めて夕涼みしたい」といった人が内覧にきた場合、網戸が使えないと問題です。
網戸に問題があるかどうかによって、物件を購入する層を狭めてしまうのはあまり良いことではありません。
網戸のメンテナンス方法
それでは、網戸のメンテナンス方法をご紹介しましょう。
●軽いガタツキは戸車を調整
網戸は、戸車というタイヤのようなものをサッシのレールにはめ込んで固定しています。網戸がスムーズに動かない場合、網戸の左右端についている戸車の高さが傾いていることが多いです。
戸車の高さは、プラスドライバーでネジを締めたり緩めたりすれば調整できるので、軽いガタツキなら簡単に対処できます。
また、レールにゴミが溜まっていると網戸の開閉がスムーズにできないので、定期的に掃除も行うようにしましょう。
●小さな破れであれば自分で補修することも可能
網戸を使っていて、一番よくあるトラブルが「破れ」です。原因はともかくとして、ごく小さな破れであれば自分で修理するという手もあります。
ホームセンター等やネットショップで網戸補修用のシートが販売されているので、壊れた網戸に合うものを買って補修しましょう。
●大きな破れや複数の破れは網戸の張り替えで対処
ただ、DIYでできる修理にはある程度限界があります。網戸にこぶし大の穴が開いていたり、複数の破れがあったりする場合は、網戸の張り替えを行いましょう。網戸は約5年で寿命を迎えるので、ある程度利用期間の長くなった網戸があれば、まとめて張り替えするのがおすすめです。
新品の網戸に張り替えれば、また5年間新しくきれいな網戸を利用できます。
網戸のメンテナンスに必要な料金相場まとめ
網戸のメンテナンスを業者に頼むと、いくらかかるのでしょうか。料金相場をご紹介します。
●修理費用の相場は3,000円前後
細かい修理を業者に頼む場合、相場は大体3,000円です。ただし、小さな穴ひとつの補修などの場合、工賃がほとんど取れない(利益が出ない)ため、修理を受け付けていない業者も少なくありません。
●張り替えの相場は網戸1枚あたり3,000円~1万円
網戸の張り替えにかかる料金は、1枚につき3,000円から1万円ほど。業者を自宅に呼ぶと出張料がかかるので、なるべく家中の網戸をまとめて張り替えてもらいましょう。
●高機能な金属製ネットなら張り替え費用は3~5万円
網戸のネットは、多くの商品が1,000円から3,000円前後で手に入ります。しかし、なかにはアルミ製などの高機能・高額なネットもあり、そういったネットだと部品代が高いため張り替え料金もお高めです。
まとめ
網戸の補修は、小さな穴やガタツキならDIYで、張り替えならプロの業者任せで対処しましょう。機能と見た目に問題がなければ、査定時や内覧時に評価が落ちることはありません。もし高機能な網戸を導入しているなら、住宅のこだわりポイントとしてアピールできます。見落としがちな網戸のメンテナンスですが、しっかり気を配って一戸建てを高く売るためのチャンスを掴みましょう。