【一戸建てを高く売る秘訣!】雨戸のメンテナンス方法と料金相場まとめ
2018.03.27雨戸は、住宅を台風などの強い風雨から守ってくれる設備です。同時に、近年では防犯設備のひとつとしても注目されています。窓をふさぐ形で取りつける雨戸だけでなく、ガレージの扉をシャッターにしているという人もいるでしょう。しかし、こうした雨戸は適切にメンテナンスしないと汚れやサビ、経年劣化によっていずれ壊れてしまうのです。
きちんと機能しない雨戸、いざというときに開閉できない雨戸は一戸建ての高額売却を妨げます。雨戸の品質を維持するために必要なメンテナンスの方法と、料金相場を知っておきましょう。
雨戸のメンテナンス方法
雨戸のメンテナンスは、掃除・修理・塗装・交換の4つです。
●定期的な掃除と潤滑剤の塗布で汚れとサビを落とす
市場に出回っている雨戸の多くは、アルミや鉄などの金属製。当然放置しているとサビますし、汚れがついたまま置いておくとより頑固な汚れになってしまいます。
軽い汚れは固く絞った濡れ雑巾などで拭けば落ちるので、雨戸を使ったあと、汚れていたらきれいにしましょう。ただ、雨戸を水で濡らしたまま収納すると水分が原因でサビるので、最後は乾拭きで仕上げるのがポイントです。
家が海の近くにあるなど、比較的サビやすい環境にある場合は、水拭きと乾拭きで汚れを落としたあとカーワックスなどでコーティングするのがおすすめ。一定期間汚れと水を防げます。
レールに溜まるゴミはエアダスターなどで掃除し、年に一度は潤滑剤を可動部に吹きつけましょう。オイル系の潤滑剤はほこりを引きつけやすいというデメリットがあるため、シリコン系の潤滑剤がおすすめです。潤滑剤を塗布することによって、サビや劣化をある程度防げます。
雨戸の表面についたサビは落とせますが、シャッターのケーブルなど、内部の機構にサビが出ると簡単に掃除できません。動きも悪くなりますし、何より危険なので忘れずに行いましょう。
●雨戸に問題がある場合は業者に頼んで修理してもらおう
雨戸の動きが悪い、開閉が重いなどの問題が出た場合は、業者に修理してもらいましょう。とくに、重量のある電動式シャッターはもし壊れると人が挟まれたり、突然シャッターが落ちてきたりする可能性があるので危険です。
●5年ごとの再塗装がおすすめ
雨戸の寿命を伸ばすメンテナンスとして、定期的な再塗装もおすすめします。雨戸本体の寿命がきていなくても、数年利用しているとどうしても小さなキズやサビ、塗装の剥がれは出てしまうものですが、再塗装すればきれいになるからです。
雨戸を再塗装する場合は、なるべく外壁塗装の工事と同時に頼みましょう。足場を組む料金を考えなくて良いので、外壁塗装に少し料金を追加するだけで依頼できます。
●雨戸の耐用年数は10年前後!寿命がきたら交換しよう
使用頻度やメンテナンスの有無にもよりますが、一般的な雨戸の寿命は約10年です。目一杯メンテナンスをして寿命を延ばしても、永遠には使えません。劣化した雨戸は正しく利用できないので、問題を感じたらすぐに交換しましょう。
雨戸のメンテナンスに必要な料金相場まとめ
雨戸のメンテナンスにどのくらいかかるのか、確認していきましょう。
●雨戸の修理は3~6万円
雨戸の修理を業者に依頼した場合、壊れている場所によって金額は変わります。作業費と部品代で3~6万円程度みておくと良いでしょう。
●雨戸の塗装は1枚あたり3,000円前後
雨戸はサイズが小さいため、1枚あたり3,000円前後で塗装してもらえます。ただ、2階の窓についている雨戸を塗装するためには、足場を組まなければなりません。外壁塗装のタイミングで頼めば足場代は考慮しなくて良いのですが、雨戸の塗装だけを頼むなら15~20万円ほどかかります。
●単板の引き違い雨戸の交換は2~5万円
窓の外に設置する引き戸式の単板雨戸は、もっとも金額の安い雨戸です。コスパを重視するなら単板の引き違い雨戸を利用しましょう。1ヶ所あたり、2~5万円で交換してもらえます。
●ルーバー引き違い雨戸の交換は3~6万円
ルーバー引き違い雨戸とは、いわゆるブラインドと同じ構造をした雨戸です。単板に比べてパーツが多く構造が複雑なため、交換費用は3~6万円ほどになります。
●シャッター(手動)の交換は8~15万円
手動で開閉するシャッター雨戸の交換費用は、8~15万円です。
●シャッター(自動)の交換は10~30万円
開閉装置つきシャッターの場合、高くて30万円くらいかかります。電動部分はメンテナンスしないと劣化したりサビたりするので、お手入れ必須です。
まとめ
雨戸はサビや汚れを落として潤滑剤を塗布し、5年に一度は再塗装しましょう。壊れている雨戸は使えませんし、サビていると外観も悪くなります。問題のある雨戸の放置は、査定額も下げてしまいます。2階以上の高さにある雨戸は自分でメンテナンスや修理をするのが難しいので、大きな問題が起きる前にプロの業者を頼りましょう。