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移住希望者必見! 宮城県内の就学支援制度まとめ

2018.06.05

就学

宮城県に移住するメリットのひとつが就学支援制度です。子育て世帯の移住者は長く暮らしてくれることが多いので、県内の市町村も支援にかなり力を入れています。それだけに、自治体によって支援の内容は多彩です。

今回は、地域別に県内の就学支援制度をご紹介します。

地域別就学支援制度まとめ

大学進学の有無や、私立の学校を利用するかなどによって変動があるものの、一般的には子どもを1人出産して大学卒業まで育て上げるのに1,000~2,000万円かかるとされています。

子どもが小さいうちは、なかなか2馬力で働いて十分な世帯収入を得るというわけにもいかないので、特に金銭的な負担が大きいです。習い事や部活、塾等の資金まで考えると、就学費用をできるだけ節約するに越したことはありません。

そこで頼りになるのが就学支援制度。宮城県内では、25の市町村で就学支援を受けられます。ただ、お祝い金の支給や予防接種の無料化、スクールバスの運行など、その内容はさまざまです。地域によって子育てに対するスタンスも違うので、どの地域が一番自分たちに向いているのか吟味しましょう。

●仙台市

低所得者世帯の場合、小学校入学時に2万2,000円、中学校入学時に2万7,000円を支給してもらえます。そのほか、被保護世帯向けの援助金、修学旅行の援助金なども利用可能です。

また、第3子以降が小学校に入学する場合、お祝い金として3万円もらえます。公立の小中学校生であり、経済的な理由で進学できない場合は、学用品や給食費なども援助してもらえます。

●登米市

公立小中学校に通うお子さんが経済的な事情で就学や進学できない場合、就学資金を援助してもらえます。

●栗原市

高校・高専・専修学校・短期大学・大学への進学・就学資金に困っているお子さんに対して、奨学金制度を実施。

第3子以降が小学校に入学した場合、1人あたり10万円の支援金を支給。

●大崎市

経済的事情で就学が難しいご家庭に、就学援助や奨学金の受け付けを実施しています。

●塩竈市

私立の幼稚園に入るご家庭に対して支援を実施。

●気仙沼市

条件は要問い合わせですが、就学援助を行っています。

●白石市

小中学生が交通機関を使って通学している場合、運賃の半額もしくは全額。交通機関以外を使って遠距離通学している場合は、小学生なら年間5,400円、中学生なら年間9,600円を支給しています。
また、第3子以降の小学校入学時に、お祝い金も支給。

●角田市

小学校6年生まで、放課後児童にお子さんを預けられます。

●蔵王町

小中学校は完全給食です。また、町育英会の奨学金も利用できます。

●七ヶ宿町

中学校まで、給食費が無料です。無利息の奨学金も利用でき、七々宿町に定住すれば、返済義務も免除してもらえます。

●村田町

小学校へ第3子以降が入学する場合、お祝い金を支給。小学校ではスクールバスによる送迎もあり、中学校では遠方のご家庭に対して交通費の助成金も支給されています。全小学校に児童学級があるほか、低所得者世帯向けの就学援助も充実。

●柴田町

小学校3年生まで、放課後児童クラブを利用できます。

●川崎町

お子さんの通学補助として、スクールバスを運行。

●山元町

第3子以降が小学校に入学する場合、3万円のお祝い金を支給してもらえます。

●七ヶ浜町

経済的な理由から就学が困難なお子さんがいる場合、就学資金の一部を支給。

●利府町

小中学校の運動着を、入学時に無料でもらえます。

●大和町

第3子以降の就学時、1人につき現金で2万5,000円、金券で2万5,000の計5万円分のお祝い金を支給。また、高校生の通学定期は、月1万円まで補助してもらえます。

●大郷町

小中学校の学用品費や、給食費等の支払いが難しい場合、費用の一部を支給。

●大衡村

学校給食費の減免制度を利用可能。減免の割合は、以下の通りです。

  • 第1子:10%
  • 第2子:40%
  • 第3子:80%
  • 第4子:100%

●色麻町

経済的な理由で就学が難しいお子さんに対して、学業が優秀であることを条件に奨学金を提供しています。

●加美町

育英事業による奨学金や、就学援助制度を実施中です。

●涌谷町

月額1万2,000円~3万8,000円まで借りられる奨学金制度を行っています。

●美里町

高校生と大学生向けに無利子の奨学金を実施。

●女川町

経済的な事情から、小学校や中学校への就学が難しいご家庭に向けて、学用品や給食費といった就学費用の一部を交付しています。

●南三陸町

お子さんの就学時、1人あたり1万円分の商品券(子育て応援券)を支給。

まとめ

子育て世帯、特に小さいお子さんのいる世帯は、移住後に住む期間が長いです。そのため、移住者を増やしたい各地域の自治体では、子育て支援制度をかなり充実させています。ただ、自分の家庭にどんな支援があれば良いのかは、家庭によってまちまちでしょう。

同じような就学支援制度を持つ自治体でも、校区の広さや自然の豊かさ、交通アクセスの良さに病院や買い物ができる店舗の充実度、家賃の相場などが違います。細かい地域ごとの違いを比較するなら、地元に強い不動産会社を頼るのが一番です。宮城に移住する際は、ぜひ当社へご相談ください。

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