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古い物件を高く売る!住宅の市場価値を高める不動産売却のポイント

2019.02.15

住宅の市場価値を高める不動産売却のポイント

売り出した瞬間に買い主が集まるような一等地の物件でもない限り、ただ単に古い家を売り出しただけでは高額売却できません。
不動産の高額売却を目指すなら、どういったポイントを押さえている家が高く売れるのかを知って、持ち家の強みを分かりやすくアピールできるようになりましょう。

そこで今回は、古い家を高く売る際に役立つポイントをご紹介します。

立地が良ければ家や土地は高額売却できる

築20年以上の古い住宅は、資産価値がゼロに近い状態だと見られがちです。そのため、古い家であればあるほど高く売るのが難しくなってしまいます。

しかし、古い家でも立地が良ければ話は別。駅から遠いマンションよりも駅近マンションの方が高いのと同じで、立地が良ければ古い家や土地にも高値がつくのです。

新築のきれいな家はお金を出せば手に入りますが、利便性の良い土地はお金を出しても手に入りません。
立地さえ良ければ、フルリフォームするだけで便利な生活が手に入りますし、更地にしてオフィスビル等やアパート等を建て、収益物件として運用しても構わないのです。利用価値が高いからこそ、立地の良い場所にある家は古くても高額売却を狙えます。

リバースモーゲージとは

一方のリバースモーゲージとは、「家を担保にして金融機関や自治体からお金を借り、死後家を売ったお金で借りたお金を清算する」という不動産の現金化方法。
リースバックと違って、家の名義そのものは所有者のまま。担保にした持ち家の限度額までは、年金のように少額のお金を定期的に借りられるのがポイントです。まとまった現金を用意するというより、資金に余裕はないけど財産整理はやっておきたいという人におすすめのやり方となります。

築年数が古くても新耐震基準を満たしていれば問題ない

新築の家と中古の家を比べた場合、基本的に中古物件の方が安いです。
なぜ中古物件は安い金額で売買されているのかといえば、新築に比べて設備や基礎などが経年劣化しているから。特に、地震大国である日本では、耐震性に不安の残る住宅はなかなか高く売れません。

しかし、古い家であることと、耐震性に問題があることは別問題です。
2018年時点で運用されている耐震基準は、1981年に改正された建築基準法で決められたもの。1981年以降に建てられた家なら、2018年に建てられた新築物件と同じ基準の耐震性を持っていることになります。

買い主の多くには、こうした知識がありません。新耐震基準を満たしている場合は、売り主側から耐震性に問題がないことを積極的にアピールしましょう。

建ぺい率・容積率に余裕のある物件は売りやすい

建ぺい率や容積率に余裕があると、中古物件は売却しやすいです。
建ぺい率や容積率とは、「その土地の中でどれだけ大きな家を建てられるのか」を決める割合のこと。

中古不動産は、購入後にリフォームして利用するのが一般的です。建ぺい率や容積率に余裕があると、中古物件をより大きなものに建て替えたり、増築したりできます。

「リフォームの自由度が高い」ことは、古い家を高く売る際の強みとして利用できるのです。

水回りをきれいに保つと家は売却しやすくなる

中古の住宅では、「水回りのきれいさ」で内覧の印象が大きく変わります。
条件に合った住宅でも、内覧時の印象が悪いと売買手続きまで話が進みません。内覧の案内をする際は、事前にキッチンや洗面所、浴室を掃除しておきましょう。

また、古い家で水回りが劣化している場合は、水回りだけリフォームして資産価値を高めるという方法もあります。

ホームステージングで内覧時の印象アップを狙う

人も建物も、第一印象は非常に重要です。
内覧時に掃除もされておらず、ホコリが溜まっていて汚い家と、古くても隅々まで掃除されていて、おしゃれな家具やインテリア等が置かれた家では、どちらの方がより高く売れるかは言うまでもないでしょう。

中古物件を売る際に、モデルハウスのように家の中を飾り付ける手法のことを「ホームステージング」と呼びます。多少お金はかかりますが、プロの手でインテリアコーディネートをしてもらい、内覧時の印象をアップすることをおすすめします。

プロに依頼すると、内覧者の年齢や家族構成に合わせて家の中をコーディネートしてもらえるのもメリットです。より魅力的な家に見せる演出ができれば、その分、高額売却を狙いやすくなります。

競合物件がすべて売れてから売却をはじめる

不動産の取引価格は、立地や周辺の取引相場に左右されやすいです。
極端な話、同程度の条件を持った物件が近くで100万円以上安く売られていたら、状態の良い家でもライバル物件より高くは売れません。

そこで使えるのが、あえて競合物件がすべて売れるのを待ってから物件を売り出す、というテクニックです。
近隣に競合物件がなければ、ライバル物件と価格や間取りを比較されづらくなります。比較をされないのであれば、後は交渉や物件の魅力をアピールできるかどうかで売却価格は決まるのです。まったく同じ物件でも、販売戦略の立て方次第でより高く売却できます。

まとめ

古い家は、魅せ方や販売戦略の工夫次第で高額売却可能です。
ただ、物件によってホームステージングやリフォームにどこまでお金をかけた方が良いのか、いつ・どうやって売り出したら良いのかは違います。地域性や細やかなニーズに合わせた販売戦略づくりには、地元の不動産取引に精通したプロの協力が欠かせません。

古い家を高く売りたい人は、ぜひ一度地域密着型のサービスを提供している当店へご相談ください。

 

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