家をより高く売るための豆知識！一括見積もりサイトの活用法

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家をより高く売るための豆知識！一括見積もりサイトの活用法

2019.05.09

家をより高く売る

不動産の一括見積もりサイトは、うまく使いこなせば物件の売却予想額や地域の売却相場を自宅にいながら短時間でチェックできるサービスです。ただ、一括見積もりサイトにもデメリットはあります。不動産の高額売却を実現するために、メリットやデメリットを知った上でサービスを活用しましょう。

今回は、一括見積もりサイトの基本とおすすめの活用法をご紹介いたします。

一括見積もりサイトとは

●複数社からまとめて見積もりを取れるサービス

一括見積もりサイトとは、売りたい物件の住所や特徴をサイトの送信フォームに入力するだけで、一気に複数の不動産会社から見積もりを取れるサービスのこと。通常、家を売りたいと思っている人が査定を受ける場合、不動産会社へ電話や予約をして1件1件見積もりを取る必要があります。

しかし、各地に点在している不動産会社へ出向いて査定をお願いしたり、不動産売却について相談したりするためには、かなりの時間が必要です。「査定を頼むのが面倒くさい」「休日が少なくてまとまった時間を取れない」といった理由から、相見積もりを取ったり不動産会社を比較したりせずに契約を決めてしまう人も少なくありません。

ただ、不動産を高く売ることを考えるなら、手放す予定の不動産売却を得意としている不動産会社や、高額売却に向けて熱心に取り組んでくれる営業マンのいる不動産会社を選ぶべきです。

一括見積もりサイトを使えば、本来なら時間のかかる「相見積もり」や「複数社の比較」を、ネットを使って短時間で効率良く済ませられます。

●一括見積もりサイトのメリット

できるだけ家を高く売りたいと考えている人に一括見積もりサイトをおすすめする理由は、「不動産の相場を簡単に把握できるから」です。

売りに出したらすぐに買い主から問い合わせのある好条件の物件でもない限り、不動産は「どの地域にあるのか」「駅からどれくらい離れているのか」といった立地によっておおよその取引額が決まってしまいます。近辺に2,000万円台で同じような設備・内装・大きさの物件が売買されている地域で、売り出し価格を5,000万円に設定するなど相場を大幅に超えた値付けをすると、高確率で売れ残ってしまうでしょう。

現実的な範囲でできるだけ家を高く売るためには、地域の相場や物件の価値を把握する必要があります。ただ、不動産売却をする人の多くは、不動産売却の初心者です。1社の不動産会社に出してもらった査定価格が、本当に相場に近い適正価格なのかわかりません。

しかし、一括見積もりサイトを通して複数社に査定を依頼すれば、査定額を比較して平均的な相場を理解できるのです。

●一括見積もりサイトのデメリット

一括見積もりサイトのデメリットは、「契約を取るために、実際よりも査定額を高く業者がいる場合もある」こと。複数の不動産会社へ査定をお願いできる一括見積もりサイトでは、見積もり額を高くする業者が魅力的に見えます。実際には2,000万円前後で売れるだろう物件に3,200万円の査定額をつければ、比較的簡単に集客できてしまうのです。

もし、査定額を見て相談した相手が悪徳不動産会社だった場合、相場より安い金額で物件を買い叩かれたり、より正確な調査をするために必要だからとお金をだまし取られたりする可能性もあります。

また、高額売却のサポートをしてくれる不動産会社が、利用する一括見積もりサイトに登録しているとも限りません。どこの誰かもわからない不動産会社に「家を売る予定がある」ことを伝えてしまった結果、しつこく営業の電話がかかってきて迷惑することもあるのです。一括見積もりサイトの登録業者に悪徳不動産会社が潜んでいる可能性がある以上、一括見積もりサイトだけを見て不動産会社を決めるのはおすすめできません。