不動産売却後に必要な引っ越し手続きの流れを解説
2019.10.04不動産売却では、売買手続きだけでなく、旧居から新居への引っ越し準備にも気を配りましょう。
現在住んでいる住まいを売る場合、引っ越しの準備が遅れると、ホテルの滞在費といった余計な出費がかさんでしまいます。 ライフラインの解除や業者探しなど、引っ越し作業は意外とやることが多くて大変です。
そこで今回は、一般的な引っ越し手続きの流れを解説していきます。
住んでいる家を売る場合引っ越しが必要になる
「遠方にある誰も住んでいない実家を売る」 「投資用で寝かせている不動産を売る」 といった状況を除くと、家を売る時は基本的に引っ越し作業が必要です。
ただ、引っ越しの準備を急ぎすぎて、家中にダンボールが転がっている状態になると快適に過ごせません。 かといって、引き渡し日当日になっても荷造りできていない状態では、せっかく購入を決意してくれた買い主に迷惑をかけてしまいます。
引っ越し準備は早すぎても遅すぎても問題があるため、売買契約の締結後すぐに準備を始めるのがおすすめです。
目安としては、物件の引き渡し日を、売買契約の締結から約1ヵ月後に設定すると良いでしょう。 売買契約を交わした後は、買い主の受けた住宅ローン審査の結果を待っているだけで意外と暇なので、この時間を使って引っ越しの準備を整えることをおすすめします。
一般的な引っ越しのスケジュールを解説
●引っ越し業者に問い合わせをして予定日を決める
不動産売却に合わせて引っ越す場合、まずは引っ越し業者の手配が必要です。
引っ越しの予定日は、引き渡しまでに旧居を掃除する必要があるので、引き渡し日の数日から1週間前を目安にしておくと良いでしょう。 理想をいえば、引き渡し日を引っ越しの予定日にして、1日ですべての手続きを済ませてしまうと、新居と旧居を行き来する必要がないので楽です。
ただ、実際には交通状況や天候等の関係で引っ越し作業が遅れる可能性もあります。 準備に少し余裕を持つためにも、引き渡しの前日に引っ越しを済ませられるように予定を組みましょう。
●固定電話・住所・電気・水道・ガス等の停止手続きをする
旧居で使っている固定電話や電気・水道・ガスなどのライフラインは、あらかじめ、停止する日を打ち合わせておく必要があります。
また、引っ越しで住所が変わる時は、役所や郵便局、警察署等での住所変更手続きも必要です。 手続きが遅れると、旧居に家族宛ての郵便物が届くといったトラブルが起きてしまいます。
保険証や免許証、ネットショップなど、住所が変わることで影響を受けるものは多いです。 漏れがないよう、1日にまとめて作業をすると良いでしょう。
●旧居の荷物をまとめて家を掃除する
新居へ移るための手続きを整えたら、荷造りをして旧居を掃除します。 場合によっては、クリーニング業者にハウスクリーニングを依頼しても良いでしょう。
どうしても荷造りする時間がない場合は、オプション料金を支払って荷造りや荷解きまでやってもらえる引っ越し業者を頼るのも一つの手です。
●当日に引っ越しやライフラインの解除等を行う
引っ越し当日は、解約する電気や水道といったライフラインの料金を日割りで精算し、必要に応じて停止手続きにも立ち会う必要があります。
荷物の搬出後に不用品が残る場合は、粗大ゴミとして処分したり、業者を呼んで回収してもらったりしましょう。
引っ越しをスムーズに済ませるコツを紹介
●引っ越しの予定日に幅を持たせる
業者へ依頼をする場合、引っ越しの予定日を「○日で」と指定するのではなく、「○日から○日の間、都合の良い時間帯で」と幅を持たせると予約を取りやすくなります。
完全に予定が埋まっている場合は別ですが、繁忙期でも、午前や午後などどこかに空きがあるというケースは少なくありません。 引っ越し予定日に幅を持たせておけば、業者側から「○日なら大丈夫」と提案してもらえるでしょう。
しかし、営業マンとして働くだけなら、宅建資格を取る必要はありません。 必須の資格ではないにも関わらず宅建を取得している場合、不動産売却に関する正しい知識を身につけていて向上心を持っている可能性が高いと考えて良いでしょう。
●チェックリストを作る
引っ越しでは、住所変更や荷物の整理といった細々とした作業が多いため、記憶頼りで準備を進めると大切な作業を忘れてしまいがち。
「○日はこの作業をする」と必要な手続きをチェックリスト化して、効率良く引っ越しの準備を整えましょう。
●早めに相見積もりを取って引っ越し業者を決めておく
家を売ることを決めた時点で、前もって見積もりだけ取っておくのもおすすめです。 複数の業者から相見積もりを取れば、引っ越しの料金を節約できます。
事前に依頼する引っ越し業者を絞り込んでおけば、業者探しの時間も取られません。
まとめ
不家を売る時は、売却手続きに合わせて引っ越し準備も必要です。
ただ、売買契約を結んでから引き渡しまで、一般的には1ヵ月ほどしか猶予がありません。 意外と時間がないですし、住所変更等で役所にいったりライフラインを停止したりと必要な作業も多いので、段取りを立ててスムーズに引っ越し作業を進めましょう。
ただし、引っ越す前に不動産売却を成功させる必要があります。 お住まいの家をできるだけ良い条件で売りたい場合は、ぜひ一度、当社へご相談ください。