不動産売却のコツ!自宅を少しでも高く売るための心得を紹介
2020.01.06
不動産を少しでも高く売るためには、運だけでなくさまざまな知識や心構えも必要です。
ただし、不動産売却の専門知識は、時間をかけて学ばないとなかなか習得できません。
一つの不動産を売るために、膨大な時間をかけて勉強するわけにはいかないので、不動産売却のポイントや心得を押さえて売却を成功させましょう。
今回は、自宅を高く売る際に役立つ、不動産売却の心得を10点ご紹介します。
自宅を少しでも高く売るために押さえておきたい不動産売却10の心得
●不動産売却を始める前に家族の意見を統一しておく
自宅を売り出す場合は、不動産業者へ相談する前に、家族内の意見を統一しておきましょう。
たとえば、売り主の旦那さんは「早く売って新居に移りたい」と考えており、奥さんが「1円でも高く売りたい」と考えていた場合、売り出し価格や値引き額等の調整で意見が対立する可能性が出てきます。
また、明確な対立や意見の違いがなくても、家族の中に売却に乗り気でない人がいたり、夫婦の一方に売却手続きを手伝う気持ちがなかったりすると、揉め事になりやすいです。
依頼者側の意見が分かれると、サポートをする不動産業者の方針もブレてしまうため、家族内の意見はできるだけ合わせておくことをおすすめします。
●1社ではなく複数の不動産業者に査定をお願いする
自宅を売るときは、不動産業者と契約を結ぶ前に複数の業者へ査定をお願いしましょう。
不動産の査定額は、業者によって金額が違います。
不動産業者の得意な地域や物件なら高く査定してもらえますし、不動産売却が苦手な業者なら低い査定をつけるでしょう。
しかし、複数業者の査定結果を比較すれば、業者の査定が適正かどうかをある程度見極められます。
●持て余している土地はなるべく早く売却手続きに移る
もし、特に利用する予定のない土地を持て余しているのであれば、なるべく早く手放しましょう。
土地は、建物のように長年放置していても経年劣化しませんが、その代わり固定資産税が高額です。
場所によっては売れるまでに時間もかかるので、早めに動き出すことをおすすめします。
●リフォーム・修繕は費用対効果を考えて必要最小限に留める
不動産売却では、住宅に対するリフォームや修繕工事は必要最低限に留めましょう。
床が腐っている、雨漏りがあるといった明らかな故障箇所については、修理した方が売りやすくなりますが、リフォームにお金をかけても思ったほど高くは売れません。
リフォーム金額を回収するために値上げすると、売れ残るリスクが高まるので、売却までにかける費用は節約しましょう。
●「○○万円で買ったのに」というこだわりを捨てる
自宅売却でもっとも大きな障壁になるのが、「○円で売りたい」という売り主のこだわりです。
「○○万円で買ったのに」といった強い思い入れがあると、相場に合わない金額で無理に売り出したり、相場で買いたいという人が見つかったときに「もう少し高く売れるかもしれない」と取引を決断できなかったりする可能性が出てきます。
不動産業者の査定やアドバイスを参考にして、現実的な金額での売却を目指しましょう。
●査定額の安い物件は無理に売り出さず買取業者に引き取ってもらう
不動産業者の中には、売却の仲介ではなく買取に対応しているところもあります。
査定額の安い物件や売るのが難しい物件は、市場に出しても満足のいく金額にはなかなかなりにくいものです。
確実に売ることを重視するなら、業者に買い取ってもらうのがおすすめです。
●適正額を越えた売り出し価格にしない
基本的に、地域の相場を大きく越えた価格にすると、不動産は売れません。
中古不動産は相場の前後で売り出しましょう。
●信用できる不動産業者と契約する
不動産の高額売却を実現するためには、不動産業者の協力が必要不可欠です。
能力や性格的な相性に不安を覚える相手と契約しても、結局、不満の残る取引になってしまいます。
●万が一相性が悪いと感じたら我慢せずに3ヵ月で契約を解除する
不動産業者と交わす媒介契約は、3ヵ月ごとの更新制です。
担当者の対応や売却の進み方に納得できない場合は、3ヵ月待ってから別の業者へ乗り換えましょう。
●いつでも話をまとめられるように必要書類や値引き幅などを用意しておく
不動産売却では、売り出した直後に買い主が見つかることもあります。
いつでも取引をまとめられるように、売却に必要な書類を用意して、対応できる値引きの幅も決めておきましょう。
まとめ
不動産売却を成功させるためには、家を高く売るための心構えを整えておく必要があります。
- 家族内の話し合いを終えておく
- 相見積もりを取る
- 使わない土地は早く売る
- リフォーム・修繕工事にお金をかけない
- 思い入れやこだわりをできるだけ捨てる
- 売却の難しい物件は業者に買い取ってもらう
- 相場に近い適正額で売り出す
- 信用できる不動産業者と契約する
- 業者の対応に不満があったら3ヵ月で契約解除する
- 売却の必要書類や値引きの幅を準備しておく
上記10のポイントを参考にして、自宅を少しでも高く売りましょう。