不動産売却の費用を節約!ハウスクリーニングを安く済ませるコツ
2020.01.06不動産売却の黒字を大きくする方法は、
・物件を高く売る
・売却にかかる各種経費を安く抑える
のどちらかです。
しかし、ただでさえ高額な不動産の売却額を、さらに引き上げるのは簡単ではありません。
販売戦略を練ったり、条件の良い買い主が出てくるのを待ったりする時間がない場合もあるでしょう。
そこで今回は、物件売却の経費を抑えつつ、内覧の心象アップに役立つハウスクリーニングの節約術をお伝えします。
ハウスクリーニングの費用は業者によって異なる
最初に知っておきたいのは、「ハウスクリーニングの費用に定価はない」ということです。
基本的に、ハウスクリーニング業者は、各社の基準で独自にサービスの金額を決めています。
依頼する側からすればどの業者も同じような仕事をしているように感じても、実際にはどの業者に仕事を頼むかによってハウスクリーニングの費用が大きく変わってくるのです。
ハウスクリーニングの仕事は、単純に高ければその分サービスも良いというわけではありません。
良心的な価格で優秀な仕事をしてくれる業者もいるので、業者との交渉などを駆使して料金を安く抑えましょう。
ハウスクリーニングを安く依頼するコツ
●複数のクリーニングをまとめて頼む
多くのハウスクリーニング業者は、「キッチンの清掃は○円」「エアコンのクリーニングは○円」など、掃除をする場所によって個別に料金を決めているケースが多いです。
ただし、ハウスクリーニング業者によっては、複数箇所のハウスクリーニングをまとめて頼むことで、割引を受けられる場合があります。
割引制度がなくても、
「キッチン・浴室・トイレなど水回りのクリーニングを全部任せるからその分、安くして欲しい」
「水回りに加えてリビングのフローリング掃除も任せたいので、割引して欲しい」
といった交渉に成功すれば、費用を節約できるでしょう。
また、売却する物件のクリーニングだけでなく、新居のクリーニングを一緒に頼んで値引きを持ちかけるといった交渉も可能です。
たとえば、自分たちの新居として中古不動産を購入する際、相手側のオーナーに「ハウスクリーニングなどは必要ないので、その分、安くしてほしい」と交渉できれば、物件価格も節約できるでしょう。
●ハウスクリーニング業者の閑散期に依頼する
ハウスクリーニング業者が忙しくなるのは、新年に向けた大掃除が発生する12月や、転勤や進学等によって引っ越しが発生する3月前後です。
基本的に、ハウスクリーニング業者が忙しい時期にクリーニングを依頼する場合、割引等は期待できません。
また、業者側の手が空いていないため、予約も取りづらいものです。
「どうしても年末や3月付近に家を売りたい」という事情がないなら、ハウスクリーニングは業者の手が空いている閑散期に頼みましょう。
依頼の少ない時期であれば、値段交渉を受け入れてもらえる可能性も高くなります。
●相見積もりを取る
相見積もりは、ハウスクリーニングに限らず、不動産業者選びでも取った方が良いでしょう。
具体的には、同じ内容で同じ時期に複数の業者から見積もりを取り、
- 価格
- 説明の丁寧さ
- 実績
などを比較して、もっともコストパフォーマンスの高い業者を選びます。
1社から見積もりを取っても、それが適正価格なのかどうか判断がつきません。
比較をしたり、必要に応じてほかの業者の見積もりを見せて交渉することが重要なので、必ず複数の業者に見積もりを頼みましょう。
ただし、詳しい内容はこれから解説しますが、「他社よりもとにかく安い」ことを売りにしているハウスクリーニング業者は避けましょう。
ほかの業者に比べて料金が安くても、見積もり時の対応に不満や疑問を覚えたら、別の業者を利用するのがおすすめです。
こんな業者に要注意!トラブルを避ける業者選びのポイント
●相場と比べて安すぎる業者には依頼しない
基本的に、相場と比べて明らかに安い料金を提示している業者には、何らかの問題があると考えましょう。
相場より安いということは、サービスの品質や利用している業務用の掃除用具、人件費など、どこかで過剰に経費を抑えているということです。
単に低品質なクリーニングをするだけならともかく、詐欺や不要品の押し買いなどを狙っている悪徳業者も存在するので、相場に近い金額の業者を選びましょう。
●説明や対応が雑・短い
見積もりを頼んだり電話で相談したりした際、対応する相手の対応に疑問を感じたら、依頼を取りやめた方が無難です。顧客対応に力を入れていない時点で、サービスの品質を期待できません。
また、「見積もり内容を書面でもらえるかどうか」もポイントです。
まとめ
不動産売却では、ハウスクリーニングを使うことで売却額アップや短期売却を狙えます。
ただし、ハウスクリーニングの費用は業者次第。
価格だけで依頼先を決めてしまうと、悪徳業者と関わりを持ってしまう可能性もあります。
一度にまとめて依頼したり閑散期に交渉したり、相見積もりを駆使したりして、ハウスクリーニングの費用を節約しましょう。